シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
数学演習第一 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Exercise in Mathematics Ⅰ | ||
科目番号 /Code |
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開講年度 /Academic year |
2011年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学部 |
授業の方法 /Teaching method |
演習 | 単位数 /Credits |
1 |
科目区分 /Category |
専門科目 - 理数基礎科目 - 必修科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学部 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
池田 和正 | ||
居室 /Office |
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公開E-mail |
ia490068@edu.cc.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://mathweb.e-one.uec.ac.jp/ensyu.html | ||
更新日 /Last update |
2011/04/18 13:37:58 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(1) 数学の学習においては,講義を聞くのみでなく, 演習問題を実際に解いてみることが,理解を深めるために大変有効である. この認識に立ち,微分積分学および線形代数学について,問題解決を主体にした演習を行う. (なお,高校で学んだ範囲の微積分に自信のない人は, 別に「数学補習授業」が開講されているので,積極的に受講してほしい.) (2) 数学的, 論理的に書かれている文章を速く正確に読み取れ, また, 記述することができるようになること. (3) 溢れる情報の中から, 適切なものを選択し, 真実性を検証し, 正しく判断できる推論能力を育成すること. そのために, 与えられたものの真偽を疑い, 根本から洗い直し, 再構築する態度を身につける. (4) 自ら学び生きる力を養って, 社会に出て困らない人物に育つ. 大学は多くの人にとって最後の学校なので, 学生の依頼心を無くさせることが教師の仕事であると考えます. 授業全体の構成が適切であったと思うことができ, 授業展開において進み具合が適切であったと思うことができ, 授業の目的に応じた知識, 考え方, 技能等を身に付けることができ, 総合的にみて, よかったと思える ためには, 皆さん自身が, この授業の予習・復習・レポート等に当てる時間が1週間当たり2時間以上は必要です. 結果に対する責任を自分で請け負える, 自立した人間になりましょう. |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
(高校の数学) 特に数III,数C |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
教科書:三宅 敏恒 著『入門 微分積分』(培風館) 村上・佐藤・野澤・稲葉 共著『教養の線形代数学(五訂版)』(培風館) 田吉 隆夫 編著『理工系 基礎数学演習』(昭晃堂) |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a) 授業内容 第1回:基礎学力判定試験《微分》 [全クラス3限に実施] 第2回:基礎学力判定試験《基本》《積分》 [全クラス3限に実施] 第3回:演習第1回 線形:平面と空間の幾何 第4回:演習第2回 微積:極限値, 逆三角関数 第5回:演習第3回 線形:行列の演算, 基本変形 第6回:演習第4回 微積:合成関数の微分, 逆関数の微分 第7回:演習第5回 線形:連立1次方程式 第8回:中間統一試験(微積・線形)とその解説 [全クラス3限に実施] 第9回:演習第6回 微積:関数の増減, 極値, ロピタルの定理 第10回:演習第7回 線形:逆行列, 行列式 (1) 第11回:演習第8回 微積:高次の導関数, テーラーの定理 第12回:演習第9回 線形:行列式 (2) 第13回:演習第10回 微積:積分の計算 第14回:期末統一試験1(線形)とその解説 [全クラス3限に実施] 第15回:期末統一試験2(微積)とその解説 [全クラス3限に実施] (b) 授業の進め方 受講生は用意された問題を解き,そのあとで担当教員から問題についての解説を受ける.問題を解く際には,TA(=ティーチングアシスタント)や担当教員が各学生の質問に応じる. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
演習で扱った問題に対しては解答例が配付されるので,講義中に理解できなかった部分は必ず復習をするように. 理系私大の中で国内トップのある大学では, 90分の授業に対して, 90分の予習と90分の復習を含めたシラバスを出しているそうです. 米国などと異なり, 日本の大学では, 数学の授業が1科目当たり週1コマしかなく, レポートや試験採点担当の TA もありません. しかも, 高校に比べて1クラスの人数は圧倒的に多くなっています. したがって, 授業だけで理解できる人は例外です. 予習では, 教科書の該当箇所を事前に読んで, 問題を解く. 授業では, 予習でわからなかった所に意識を集中して聞く. 復習では, 予習のときにできなかった問題を, 何も見ないで再度解くことを試みるとよいです. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
出席状況と3回の統一試験(中間・期末1・期末2)の成績によって合否を決める.統一試験では,それまでの演習で扱った種類の問題を中心に出題され,問題演習の定着度および基礎学力を見る.評価自体は試験結果を重視するが,欠席が2回を超えると成績に影響し,5回を超えると自動的に不合格となる.なお,評価は全クラス共通の基準で行う. 【注1】微分積分学第一・線形代数学第一の成績の半分がこの統一試験(それぞれの科目に対応した部分)の点数による.(再履修にはこのルールは適用されない) 【注2】やむをえない理由で授業・試験を欠席した場合は速やかに欠席届を担当教員または数学事務室に提出すること。統一試験をやむを得ない理由で欠席した場合に限り追試験を実施する。(追試験の性質が昨年度までと異なるので注意) 【注3】最初の2回は高校までの数学の学力を見るための「基礎学力判定試験」を行う.出欠はとるが,点数は成績に影響しない. |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
講義時間中に教員と話す時間が十分にある. 授業相談 研究室がないので, オフィスアワーを開くことができません. 授業中に積極的に質問してください. |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
微分積分学や線形代数学の講義では,演習に割くことのできる時間は限られており,講義内容を理解する上からも,問題演習は非常に重要である.担当教員や,大学院生のTAに自由に質問できるこの講義時間を十分に活用してほしい. 文部科学省から 「学生が授業(講義)に出席するのは当然のことであるため, 出席点を成績評価に加える…」 といった通達が来ているそうなので, 出席点を高めに設定していきます. 授業に遅刻や欠席する人は, 登録しないでください. また, 小テストなどの授業内試験は, 自分の頭で考える良い機会なので, できるだけメインに据えていくようにします. 3年生になると, エントリーシートの書き方や, 面接の受け答えの仕方を慌てて対策する人がいます. しかし, こうした付け焼刃的な方法では, 人事担当者をごまかすことはできません. 1,2年生の今から, 日々真面目に努力して, 真の実力を身に付けてください. 他科目もしっかり勉強して内申書を秀(5)や優(4)で埋めておくと, 就職や進学にとても有利です. 【授業時の注意】 i. 授業中, 教員の声を聞き取りやすくしたり, 板書の文字の提示を見やすくするために, 前の方に座ること. マイクは呼吸音やハウリングが入るので使用しません. ii. 教員の口頭説明をわかりやすく感じたり, 授業内容の量と授業進行の速さとの兼ね合いを適切に感じるために, 予習をしてくること. iii. 遅刻者が小テストを後から出したり, 欠席者が自主レポートを出しても無効です. iv. 騒音, 徘徊などの迷惑行為は, 周りのみんなが当事者に迷惑であることを気付かせてあげましょう. 躾は教員の仕事ではありません. v. 教室内では, 通信機器は電源を切ること. 撮影や録音は, 授業の著作権侵害だけでなく, 顔や声紋などの個人情報の違法取得にもなり処罰されます. ネットなどへの掲載は, 多くの人が閲覧しており, 犯人はすぐに見つかり, 聴講料などの遺失利益が高額請求されます. 2011年2月におきた京大入試問題ネット流出事件のように, 軽はずみな行動が,あなたの一生を破滅に導くことになります. |
その他 /Others |
学内連絡教員:石田(晴) (ishida@im.uec.ac.jp) 【試験時の注意】 I. 交通機関の停止などに備えて,時間に余裕を持って登校すること. 病気などで欠席しないように健康に注意して日々暮らすこと. どちらにも配慮はしません. II. 指定した席に座ること III. 帽子などを外し, 学生証の写真との一致が確認できるようにすること. IV. カンニングをしたり, させたり, されることのないようにすること. V. 携帯や電子辞書の電源は切ること. 電卓, 時計としての使用も認めません. VI. 実施日を書くこと. 学生証番号や学籍番号は全桁書くこと. 教官名は不要. VII. 複数通りに読める文字は不正解とします. VIII. 同じ問題の解答を複数箇所に書かないこと. IX. 配られた解答用紙のみを全枚数回収します. 返却はしません. X. 就職などの都合での成績の変更は行いません. |
キーワード /Keywords |
微分積分学第一,線形代数学第一を参照 |