シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
暗号理論 | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
Cryptography | ||
科目番号 /Code |
|||
開講年度 /Academic year |
2014年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学部 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
総合情報学科 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
太田 和夫・岩本 貢 | ||
居室 /Office |
総合研究棟928 | ||
公開E-mail |
kazuo.ohta atmark uec.ac.jp, mitsugu atmark uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://ron.inf.uec.ac.jp/class/cryptography/14 | ||
更新日 /Last update |
2014/03/17 16:01:25 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
情報セキュリティ技術を,概論,理論,標準化動向の観点から概説する. 概論として 情報理論的安全性と計算量理論的安全性, 暗号,認証などの基本的な概念を解説する. まず,公開鍵暗号(RSA法)の実現方式についても復習した後に, 情報理論的安全性と計算量理論的安全性の相違を理解する. 前者の応用として,One-time-pad暗号や秘密分散法を紹介する. 後者については, 公開鍵暗号の安全性について理論的な解析方法を中心に講義する. 情報理論的安全性と計算量理論的安全性の相違を理解できること,それぞれについて,典型的な証明技法を使用できることを達成目標とする. |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
離散数学 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
アルゴリズム論,数論アルゴリズム |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
必要な情報を授業中に配布予定 参考書 「現代暗号」 岡本,山本, 産業図書,ISBN4-7828-5353-X 「情報理論ー基礎と広がりー」 山本,古賀,有村,岩本 訳 共立出版 ISBN-10: 432012300X, ISBN-13: 978-4320123007 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
第1回(10/1): オリエンテーション,情報理論的安全性 vs 計算理論的安全性とは 第2回(10/8): 情報セキュリティ技術の概説 第3回(10/15): RSA法の構成法(1) フェルマーの小定理など 第4回(10/22): RSA法の構成法(2) 中国人剰余定理など 第5回(10/29): RSA法の応用 第6回(11/5): 視覚復号型秘密分散法 (1):実例と原理,様々なバリエーションのデモ 第7回(11/12): 視覚復号型秘密分散法 (2):白黒2値画像に対する構成法 第8回(11/19): 視覚復号型秘密分散法 (3):カラー画像に対する構成法 第9回(11/26):安全な署名法とは 第10回(12/3): 安全な署名法とは (つづき):帰着技法を理解する 第11回(12/10):RSA-FDH署名の構成と安全性証明の概説 第12回(12/17):RSA-FDH の安全性 (証明) 第13回(1/7): 情報理論的暗号(1):ワンタイムパッドと情報理論的安全性 第14回(1/14): 情報理論的暗号(2):ワンタイムパッドの鍵長に関する理論評価 (1/21) は予備日(予定通りに進んでいれば休み) 第15回(1/28):まとめ |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
|
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
復習をしっかりと行ってください. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a) 評価方法: 原則として期末試験の成績に基づいて評価を行う. レポートなどの評点を成績評価の付加的な判断材料とすることもある. (b) 評価基準: 基本的な公開鍵暗号の概念を理解して,簡単な計算ができること,および安全性証明の論理(帰着技法など)を理解していることをもって合格基準とする. |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
金曜日3限.質問等があるときは事前にメールでアポイントメントを取ってから 研究室を訪問すること. |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
この講義を100%理解できれば,論文を読めることを目標にして,講義を構成しています. |
その他 /Others |
レポートを出さない,もしくは遅れて出した学生には,試験を受ける資格はありませんので,注意してください. |
キーワード /Keywords |
情報セキュリティ,情報理論的安全性,計算理論的安全性,公開鍵暗号,秘密鍵暗号,本人確認,デジタル署名,秘密分散,視覚復号型秘密分散法,証明可能安全性. |