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講義概要/Course Information
2024/05/02 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会情報システム論2
英文授業科目名
/Course title (English)
Social Informatics 2
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
全年次
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
博士前期課程、博士後期課程
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
選択科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
社会知能情報学専攻
担当教員名
/Lecturer(s)
山本 佳世子
居室
/Office
東2-415
公開E-mail
/e-mail
k-yamamoto@is.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.is.uec.ac.jp/staff/232.html
更新日
/Last update
2019/02/27 12:19:16 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
講義の狙い、目標  現代社会では,様々な情報システムが続々と開発され,私たちの日常生活は情報システムの進展により大きな変化が生じている.特に情報システムのうちでも,GIS(地理情報システム)は研究面だけではなく,行政,企業が提供するサービス,市民による社会活動など,様々な場面で利用されるようになった.そしてGISでは,一方的に情報提供を行うだけではなく,デジタル地図を利用した双方向性の情報交流や多様な主体間の情報共有を行うことができる.
 これらの背景には,他の情報システムとは大きく異なり,デジタル地図上に多様な情報を掲示し,情報提供・共有化を行うことができるというGISの大きな特徴がある.またインターネットなどのICTと結びつくことにより,広く社会に情報提供を行い,意思決定支援を行うことができるようになった.さらにGIS以外にも多様な情報システムが社会で積極的に利用されることにより,より良い地域づくり,環境づくりを行うために市民参加を促進することができる可能性がある.
 このような状況を踏まえて,本講義では,多様な社会情報システムについて理解したうえで,現代の高度情報化時代における情報システムを利用した意思決定,今後の市民社会における情報システムを利用した公共選択について理解を深める.また本講義では,国内外における具体的な社会情報システムの利用事例をできるだけ多く取り上げ,実証的な説明を行う.また本講義では,国内外における具体的な社会情報システムの利用事例をできるだけ多く取り上げ,実証的な説明を行う.
内容 第1回 ガイダンス

Ⅰ.本講義の基礎知識
第2回 高度情報化と地理空間情報
第3回 地理空間情報データとビッグデータ,オープンデータ

Ⅱ.GISを用いた情報解析
第4回 土地利用解析におけるGISの利用
第5回 都市解析におけるGISの利用
第6回 GAとGISを用いた施設配置評価
第7回 GISを用いたシミュレーションによる環境政策評価
第8回 GISと環境モデルを用いたリスク評価
第9回 レポート課題1発表会

Ⅲ.GISを用いた情報共有化・行動支援
第10回 Web-GISを用いた地域知の蓄積
第11回 Web-GISを用いた自然体験教育プログラム
第12回 情報共有型GIS
第13回 ソーシャルメディアGIS
第14回 ソーシャルリコメンドGIS
第15回 レポート課題2発表会
教科書、参考書 事前に指定しないが,履修者に一読して欲しい書籍および学術論文は毎回の講義で紹介するため,各自で熟読して欲しい.
予備知識 新聞やテレビ等の報道記事他については,講義で取り上げることもあるため,日常生活において普段からよく注意して欲しい.
演習 簡単なGISを利用した主題図作成を行い,成果発表会で報告するとともに,レポートとしてまとめて提出する.
成績評価方法
および評価基準
講義への出席状況,2回のレポート課題の成果により,成績評価を行う.
その他
/Others
講義内容に関する質問やコメントを歓迎する.
オフィスアワー:水曜日1時限,この時間に都合がつかない場合には,メールにより別途アポイントメントを必ず取ること.
キーワード
/Keywords
高度情報ネットワーク化,ICT,GIS,ソーシャルメディア,意思決定,公共選択