シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
情報・通信演習1 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Exercises in Information and Communication Engineering I | ||
科目番号 /Code |
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開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
2 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学部 |
授業の方法 /Teaching method |
演習 | 単位数 /Credits |
1 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報・通信工学科 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
小山 大介 | ||
居室 /Office |
西4号館210号室 | ||
公開E-mail |
小山:koyama@im.uec.ac.jp 山崎:yamazaki.tadashi@uec.ac.jp 西山:yu.nishiyama@is.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2019/02/22 11:07:25 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a)主題: 情報・通信工学で学ぶ基礎的な科目の演習や実習を行う。 本授業を通して、知識だけでなく理解を深めて、簡単な応用ができることが目標となる。 本演習では、「離散数学」対応の演習(ID演習)、「複素関数論」対応の演習(IM演習)、「応用数学」対応の演習(IA演習)、および、プログラミング演習(IP演習)の4つの演習を行う。 (b)達成目標: 各演習の達成目標は以下のとおりである。 (1) ID演習では、情報数学の元となる離散数学に関する基礎知識の習得を目指す。なお数学的帰納法とグラフについてもいずれかの演習で扱う。 (2)IM演習では、複素関数論に関する基礎的知識および計算法の習得することを目指す。 (3) IA演習では、フーリエ級数、フーリエ変換、ラプラス変換の基礎と応用を学ぶ。電子・情報・通信の分野で必要となる、これらに関する基礎的計算技術を習得することを目指す。 (4) IP演習では、C言語によるプログラミングの基礎知識を習得する。また、問題解決のための思考能力を身につける。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
対応する講義科目の教科書や参考書。その他必要なものはガイダンス時に指定する。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
初回のガイダンスには必ず参加すること。 ID演習(4回)、IM演習(4回)、IA演習(4回)、IP演習(2回)を行う。今年度の正確なスケジュールはガイダンス時に配布するが、おおよそ以下のようである。 第1回:ガイダンス 第2回:IP(1):データ型、入出力、制御構造 第3回:IA演習(1):フーリエ解析の数学的基礎 第4回:ID演習(1):集合 第5回:IM演習(1):複素数、複素平面、複素数の極限 第6回:IA演習(2):フーリエ級数とその応用 第7回:ID演習(2):命題論理と述語論理 第8回:IM演習(2):複素関数(指数関数、三角関数、対数関数) 第9回:IP(2):配列、関数、ポインタ、構造体 第10回:IA演習(3):フーリエ変換とその応用 第11回:ID演習(3):関数と写像 第12回:IM演習(3):複素関数の微分、複素積分 第13回:IA演習(4):ラプラス変換とその応用 第14回:ID演習(4):関係と順序 第15回:IM演習(4):テイラー展開、ローラン展開、孤立特異点、留数定理、実積分の計算 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
複素関数論、応用数学、離散数学の各授業後に、それと関連する内容の演習を行うので、その授業内容をよく復習し、演習前には予習をしてくること。また、1年次後学期の基礎プログラミングおよび演習に関する実習も行うので、実習前におさらいしておくこと。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a)評価方法: ID, IM, IA, IPの各演習、すべてに合格した場合に、各演習の成績の加重平均(ID : IM : IA : IP = 2 : 2 : 2 : 1)で情報・通信演習1の成績をつける。いずれかの演習が不合格となった場合は情報・通信演習1の成績は不可となる。 (b)評価基準: 各演習では、以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。 (1) ID演習では、離散数学に関する基礎知識を習得することを合格基準とする。毎回練習問題をその場で解き、その解説を行う。さらに、応用問題についてレポートを課す。その成績に基づいてID演習の成績を考慮する。 (2) IM演習では、複素関数論に関する基礎的知識および計算法の習得することを合格基準とする。毎回、45分間テストを行い、その後にテストの解説を行う。 4回のテストを通じて習得度を調べ、4回のテストの成績からIM演習の成績をつける。適宜、レポート課題として宿題も出し、その成績もIM演習の成績に考慮する。また、成績不振者には、追試験を受けてもらう。 (3) IA演習では、フーリエ級数、フーリエ変換、ラプラス変換に関する基礎的知識および基礎的計算技術を習得することを合格基準とする。習得度を判定するため に毎回レポート課題を課し、それらの成績からIA演習の成績をつける。習得状況に応じて適宜追加のレポート課題を課し、その成績もIA演習の成績 をつける際に考慮する。 (4) IP演習では、プログラミングに関するレポート課題を課す。主に、プログラムが正しい解を出力できるか、アルゴリズムは効率的か、レポート内容、出席率によって評価する。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
適宜相談に応じるが、メール等で事前にアポイントを取ること。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
この演習は情報・通信工学の基礎を学ぶ必修講義に対応しており、講義内容の理解をより深めるためのものであるので、しっかり取り組んで欲しい。 いうまでもないが、レポート等で他人の結果を借用したことが判明した場合、本演習は自動的に不合格となる。 |
その他 /Others |
履修者は必ず第1回目授業のガイダンスに出席すること. |
キーワード /Keywords |
ID演習:集合、命題論理と述語論理、関数と写像、関係と順序、数学的帰納法、グラフ IM演習:複素数、複素平面、複素関数、複素関数の微分、コーシー・リーマンの関係式、複素積分、テイラー展開、ローラン展開、孤立特異点、コーシーの積分定理、コーシーの積分公式、留数定理、実積分の計算 IA演習:正規直交基底、フーリエ級数、フーリエ変換、ラプラス変換 IP 演習:C言語、プログラミング、アルゴリズム |