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講義概要/Course Information
2024/05/03 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
知能機械工学専攻基礎(H27年度以前入学生)
英文授業科目名
/Course title (English)
Fundamental of Mechanical Engineering and Intelligent Systems
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
全学年
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
博士前期課程
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
大学院専門教育科目 - 連携専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
知能機械工学専攻
担当教員名
/Lecturer(s)
田中 繁、秋田 学、菅 哲朗
居室
/Office
本館5階総合コミュニケーション科学推進室(田中),西2-209(秋田)、東4-406もしくは305(菅)
公開E-mail
/e-mail
shigeru@uec.ac.jp, akita.manabu@uec.ac.jp, tetsuokan@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
Web Class(電磁気学)
更新日
/Last update
2019/03/01 12:44:44 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
大学院生の基礎学力の定着と学習意欲の向上のために、数学・力学・電磁気学を主体とする講義と演習を行う。学部における関連科目の復習とその大学院での展開を概説し、大学院科目への橋渡しを行う。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
力学第一および演習,力学第二および演習
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
関数論,工学解析および演習,機械力学および演習,電磁気学第一,電磁気学第二
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
講義中に参考書を紹介するが、以下はその例である。

数学関連
 後藤憲一他:数学演習(共立出版)
 東京大学教養学部統計学教室:自然科学の統計学(東京大学出版会)
 C.M. Bishop: パターン認識と機械学習 上・下(シュプリンガー・ジャパン)

力学関連
 小出昭一郎: 解析力学(岩波書店)
 H.Goldstein, C. Poole, J. Safko:古典力学(上)(吉岡書店)

電磁気学関連
 砂川重信 理論電磁気学(紀伊国屋書店)
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
講義は、数学(5回)、力学(5回)、電磁気学(5回)で構成される。数学と力学については、毎回演習問題を出題し、その解答のレポート提出を求める。電磁気学については、レポート提出は求めないが期末試験を実施する。

数学
(1)  線形代数応用1:行列演算/対角化/固有値解析など
(2)  線形代数応用2:最小二乗法/解空間の幾何学など
(3)  解析学応用:多変量(ベクトル)の微分積分/関数行列/拘束条件付き最適化など
(4)  統計解析応用1:分散共分散行列/相関/正規分布とその性質など
(5)  統計解析応用2:特異値分解/主成分分析と次元縮約など

力学
(6)  一般化座標による運動の表現
(7)  Lagrangeの運動方程式の定式化
(8)  変分法 – 汎関数の変分とEulerの方程式 -
(9)  質点系の振動と最適解の導出 – 振動モードと変分問題 –
(10) 剛体の運動 – Euler角による姿勢表現とコマの運動 -

電磁気学
(11) Gaussの法則
(12) Maxwell‐Ampereの法則
(13) Faradayの電磁誘導の法則
(14) Gauge変換と自由空間の電磁波
(15) 物質中での電磁場と電磁波の屈折・反射

実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
数学と力学については、提出されたレポートを採点し、成績評価を行う。電磁気学については、期末試験の結果に基づき成績評価を行う。


数学に関しては、線形代数と多変量解析の基本的手法を身につけ、具体的な問題に適用できることが単位取得の必要条件である。

力学に関しては、「解析力学」の基本的手法を身につけ、具体的な問題に適用できることが単位取得の必要条件である。

電磁気学に関しては、「Maxwell方程式」の意味を理解し、いくつかの典型的な電磁気現象の問題が解けるようになることが単位取得の必要条件である。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
質問は随時受け付けるが、事前にアポイントを取ることが望ましい。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
線形代数、解析、統計は全ての工学分野における基礎となるものです。確固たる基礎力を身につけると同時に、その応用範囲の広さを体感してください。(秋田)

解析力学により見通しがすっきりする現象が多々あります。物理を解析する目を養ってください。(菅)

電磁気学におけるMaxwell方程式は、自然界における電磁気現象を理解するときやセンサ・通信機器などに応用するときに役立つ重要で美しい基本方程式系です。しっかり身につけてください。(田中)
その他
/Others
電磁気学については、授業前にWeb Classから資料をダウンロードし、授業に持参してください。また、復習を必ず行ってください。
キーワード
/Keywords
固有値,最適化,多変量解析,一般化座標系,Lagrangeの運動方程式,Euler方程式,可積分性,Maxwell方程式,Gauge変換、電磁波