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講義概要/Course Information
2024/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会思想史A
英文授業科目名
/Course title (English)
History of Social Thought A
科目番号
/Code
HSS314z
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
庄司 俊之
居室
/Office
公開E-mail
/e-mail
JZM04216@nifty.com
授業関連Webページ
/Course website
http://nihi7.cocolog-nifty.com/blog/
更新日
/Last update
2019/02/26 02:52:42 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
(a)主題:本年度の社会思想史Aは、近代資本主義をめぐる思想の系譜をテーマとする。世界と対峙する思想家たちの主要な課題とは、煎じ詰めれば資本主義とは何かであったと言えるかもしれない。ある思想家は資本主義勃興の歴史のなかに前近代とは異質な近代人の根本的な条件を見、べつの思想家は資本主義の変容のなかに現代の危機とその行く末を見た。本講義では、重要と思われるいくつかのトピックをとりあげ、資本主義/資本主義論の系譜を追いかける。

(b)達成目標:1、資本主義を論じた代表的な思想家たちの学説のポイントを理解する。2、資本主義/資本主義論の歴史的な変容を理解する。3、社会思想史の方法論を学ぶ
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
とくになし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
とくになし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
教科書は使用しない。
参考書は講義内で適宜紹介する。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(a)授業内容
第1回 イントロダクション:工場としての近代
第2回 ポランニーの図式(a):「人間の経済」
第3回 ポランニーの図式(b):「大転換」
第4回 スミスとデュルケーム:分業の体系としての近代
第5回 「モダンタイムス」の世界
第6回 資本主義の諸要素:市場・私的所有・労働
第7回 マルクスと原始的蓄積過程
第8回 ウェーバーと「プロテスタンティズムの倫理」
第9回 フーコーと権力の変容
第10回 レーニンとケインズ:帝国主義と福祉国家
第11回 シュンペーターと創造的破壊
第12回 オルテガと大衆消費社会
第13回 ハイエクと新自由主義
第14回 アーレントと巨大科学技術の体制
第15回 まとめ:「革命」の系譜

(b)授業の進め方
 講義は講師によるレクチャーが中心となる。資料は授業関連Webページにアップするので各自ダウンロードのうえ受講すること。授業は配布資料にそって話すので、板書事項はプリントにメモするなどして下さい。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
 予習はとくに必要としないが、高校世界史レベルの事項はまえおき抜きに話題にすることがあるので、必要に応じて、高校教科書や百科事典、あるいは講師が指定した参考書などを使って適宜知識を確認することが望ましい。復習は、配布資料やノートをよく読み返すこと。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
 全15回のうち2/3以上出席した者だけを評価の対象とし、評価はレポートによって行います。レポートの内容は未定ですが、(1)講義内容をきちんと押さえていること、(2)必要なポイントに触れていること、(3)論理性と文章力、この3つを基準に採点します。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
質問等は講義の前後およびメールにて受け付ける。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
「この授業は何の役に立つのか?」と聞かれたときには「一般教養は生きるための力を培うものです」と答えることにしています。その心積もりで受講して頂ければと思っています。
その他
/Others
とくになし
キーワード
/Keywords
資本主義、ポランニー、マルクス、福祉国家、新自由主義