シラバス参照

講義概要/Course Information
2024/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
文学B
英文授業科目名
/Course title (English)
Literature B
科目番号
/Code
HSS406z
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
島内 景二
居室
/Office
東1-815(島内)
公開E-mail
/e-mail
shimauch@bunka.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last update
2019/07/01 18:51:58 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
 高校時代に諸君が学習した(学習させられた)「国語」は、おそらく退屈な科目だったことだろう。この講義では、そのようなイメージを一新し、「楽しい文学」を講義したい。現代の目から、見る。そして、自分自身の問題意識との関わりにおいて、考える。そのような姿勢によって、日本文化の現在を凝視し、未来を開く扉を発見したい。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
 特に、なし。
 ただし、前期に「文学A」を履修しておくと、いっそう深く学習できる。
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
 特に、なし。
 ただし、前期に「文学A」を履修しておくことを、勧める。
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
 使用しない。講義は、プリントないし口頭で行う。口頭で話す内容を適切にノートに書き留める学力も、学生時代のうちに身につけてほしい。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
1回目 ガイダンスーー文学の普遍性とは何か
2回目 ユング心理学から見た文学の普遍性
3回目 ユング心理学から見た『源氏物語』の世界
4回目 ユング心理学を超える「如意宝による話型分析」という新しい方法論の提示
5回目 「如意宝」とは何か
6回目 『浦島太郎』の分析を通して、如意宝理論の概念を習得するーー主人公の身分、旅立ちの動機
7回目 『浦島太郎』の分析を通して、如意宝理論の概念を習得するーー竜宮城という異界
8回目 『浦島太郎』の分析を通して、如意宝理論の概念を習得するーー玉手箱はなぜ開けられたのか
9回目 芥川龍之介の児童文学の分析を通して、如意宝理論が近代文学にも有効であることを確認する
10回目 ミヒャエル・エンデのファンタジーの分析を通して、如意宝理論が外国文学にも有効であることを確認する
11回目 小レポート課題の提示と、課題となっている作品の解説を行う
12回目 村上春樹の分析を通して、如意宝理論が現代文学にも有効であることを確認する
13回目 如意宝は、人間の神仏観とどう関わるか
14回目 文学の普遍性を考察してきた如意宝理論の限界は何か
15回目 総まとめーー人間にとっての幸福と不幸は何か
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
 自分の関心のある本を読みながら、講義で教わった分析方法を適用して、試してみるとよい。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
 学期末の論述式試験を、最重視する。ただし、学期途中で小レポートを課す。この小レポートを未提出であれば、試験の成績からワンランク下げる。また、時々出席を取る。
 試験の採点に際しては、「如意宝」という素材に着目した「話型分析」という方法を、諸君がどこまで理解し、自分のものとできたかを試す。
 だから、講義に出ていないと、まったく解答できないだろう。
 講義内容を理解しようとしたか、講義に触発されて進んで読書し、思索を重ねて自分の考えを持つに至っているか。自力で文学作品の分析が可能か、などの観点から採点を行う。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
 水曜3限。ただし、会議などで研究室を不在にする場合もあるので、事前にメールでアポイントを取ってほしい。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
 前期の「文学A」の受講者でなくとも、聴講を認める。
 だが、例年、不思議なことに、文学Aの成績よりも、文学Bの成績の方が平均点が低い。おそらく、前期で単位が取れたことに満足し、後期の学習がおろそかになっているのだろう。
 前期の文学Aで「優」や「良」だった学生も、気を引き締めて、文学Bに望んでほしい。







 
その他
/Others
 最近、遅刻者が激増している。情けない限り。最初の数分間を聞き漏らしたら、その日の講義内容は理解できない。そのつもりで、教室に入ること。
キーワード
/Keywords
文学の普遍性・如意宝・話型分析・幸福の探求・生きる喜び