シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
文学B | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Literature B | ||
科目番号 /Code |
HSS406z | ||
開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
島内 景二 | ||
居室 /Office |
東1-815(島内) | ||
公開E-mail |
shimauch@bunka.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2019/07/01 18:51:58 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
高校時代に諸君が学習した(学習させられた)「国語」は、おそらく退屈な科目だったことだろう。この講義では、そのようなイメージを一新し、「楽しい文学」を講義したい。現代の目から、見る。そして、自分自身の問題意識との関わりにおいて、考える。そのような姿勢によって、日本文化の現在を凝視し、未来を開く扉を発見したい。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
特に、なし。 ただし、前期に「文学A」を履修しておくと、いっそう深く学習できる。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
特に、なし。 ただし、前期に「文学A」を履修しておくことを、勧める。 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
使用しない。講義は、プリントないし口頭で行う。口頭で話す内容を適切にノートに書き留める学力も、学生時代のうちに身につけてほしい。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
1回目 ガイダンスーー文学の普遍性とは何か 2回目 ユング心理学から見た文学の普遍性 3回目 ユング心理学から見た『源氏物語』の世界 4回目 ユング心理学を超える「如意宝による話型分析」という新しい方法論の提示 5回目 「如意宝」とは何か 6回目 『浦島太郎』の分析を通して、如意宝理論の概念を習得するーー主人公の身分、旅立ちの動機 7回目 『浦島太郎』の分析を通して、如意宝理論の概念を習得するーー竜宮城という異界 8回目 『浦島太郎』の分析を通して、如意宝理論の概念を習得するーー玉手箱はなぜ開けられたのか 9回目 芥川龍之介の児童文学の分析を通して、如意宝理論が近代文学にも有効であることを確認する 10回目 ミヒャエル・エンデのファンタジーの分析を通して、如意宝理論が外国文学にも有効であることを確認する 11回目 小レポート課題の提示と、課題となっている作品の解説を行う 12回目 村上春樹の分析を通して、如意宝理論が現代文学にも有効であることを確認する 13回目 如意宝は、人間の神仏観とどう関わるか 14回目 文学の普遍性を考察してきた如意宝理論の限界は何か 15回目 総まとめーー人間にとっての幸福と不幸は何か |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
自分の関心のある本を読みながら、講義で教わった分析方法を適用して、試してみるとよい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
学期末の論述式試験を、最重視する。ただし、学期途中で小レポートを課す。この小レポートを未提出であれば、試験の成績からワンランク下げる。また、時々出席を取る。 試験の採点に際しては、「如意宝」という素材に着目した「話型分析」という方法を、諸君がどこまで理解し、自分のものとできたかを試す。 だから、講義に出ていないと、まったく解答できないだろう。 講義内容を理解しようとしたか、講義に触発されて進んで読書し、思索を重ねて自分の考えを持つに至っているか。自力で文学作品の分析が可能か、などの観点から採点を行う。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
水曜3限。ただし、会議などで研究室を不在にする場合もあるので、事前にメールでアポイントを取ってほしい。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
前期の「文学A」の受講者でなくとも、聴講を認める。 だが、例年、不思議なことに、文学Aの成績よりも、文学Bの成績の方が平均点が低い。おそらく、前期で単位が取れたことに満足し、後期の学習がおろそかになっているのだろう。 前期の文学Aで「優」や「良」だった学生も、気を引き締めて、文学Bに望んでほしい。 |
その他 /Others |
最近、遅刻者が激増している。情けない限り。最初の数分間を聞き漏らしたら、その日の講義内容は理解できない。そのつもりで、教室に入ること。 |
キーワード /Keywords |
文学の普遍性・如意宝・話型分析・幸福の探求・生きる喜び |