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講義概要/Course Information
2024/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会思想史B
英文授業科目名
/Course title (English)
History of Social Thought B
科目番号
/Code
HSS414z
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
庄司 俊之
居室
/Office
公開E-mail
/e-mail
JZM04216@nifty.com
授業関連Webページ
/Course website
http://nihi7.cocolog-nifty.com/blog/
更新日
/Last update
2019/02/26 03:00:53 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
(a)主題:本年度の社会思想史Bは死生観の歴史という広範なテーマを扱う。今日死生観といえば、自分自身の死をどう考えて生きるか、個人のライフスタイルの問題として理解されることが多い。しかしそうした理解ですら時代と社会の影響を受けている。死生観を考えるときの諸要素、何を考慮し何を切り捨てるか、またそこにどういう序列をつけるのかという問題はつねに歴史と社会とともにある。本講義では、そうした視座から死生観の変遷を追いかけていく。

(b)達成目標:1、現代の死生観の特徴を他と比較して説明できる。2、死生観の構造や決定因子、その変動について理解できる。3、自分自身の死生観が多様な死生観のひとつであると相対化できる。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
社会思想史A
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
とくになし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
教科書は使用しない。
参考書は講義内で適宜紹介する。
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(a)授業内容
第1回 イントロダクション:戦後日本の場合
第2回 生物学的基盤をめぐって
第3回 子どもの誕生
第4回 セクシュアリティー
第5回 死の近代化
第6回 障害を抱えた生
第7回 老いと排泄
第8回 戦争(a):戦場と内地
第9回 戦争(b):生き残った者
第10回 家なき者、ホームレスの生死
第11回 食べる(a):儀礼的意味
第12回 食べる(b):タブーと現代産業
第13回 現代医療の死生観
第14回 廃墟のイメージとその変容
第15回 小括:悲劇の系譜

(b)授業の進め方
 講義は講師によるレクチャーが中心となる。資料は授業関連Webページにアップするので各自ダウンロードのうえ受講すること。授業は配布資料にそって話すので、板書事項はプリントにメモするなどして下さい。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
 予習はとくに必要としないが、高校世界史レベルの事項はまえおき抜きに話題にすることがあるので、必要に応じて、高校教科書や百科事典、あるいは講師が指定した参考書などを使って適宜知識を確認することが望ましい。復習は、配布資料やノートをよく読み返すこと。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
 全15回のうち2/3以上出席した者だけを評価の対象とし、評価はレポートによって行います。レポートの内容は未定ですが、(1)講義内容をきちんと押さえていること、(2)必要なポイントに触れていること、(3)論理性と文章力、この3つを基準に採点します。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
質問等は講義の前後およびメールにて受け付ける。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
「この授業は何の役に立つのか?」と聞かれたときには「一般教養は生きるための力を培うものです」と答えることにしています。その心積もりで受講して頂ければと思っています。
その他
/Others
とくになし
キーワード
/Keywords
死生観、循環的時間意識、死の近代化、意味