シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
科学技術と人間 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Science,Technology and Human | ||
科目番号 /Code |
HSS511z | ||
開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
○高橋(幸)・○知野・○関谷 | ||
居室 /Office |
なし | ||
公開E-mail |
ktakahasi◎uec.ac.jp 〔◎を@に読みかえてください〕 | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2019/05/10 01:04:19 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
【講義の主題】 「科学技術と人間」という統一のテーマをめぐって、3名の講師がオムニバス形式で講義を行う。科学技術とは人間にとって何であるのか、科学技術を進展させる背景としての人間や社会のあり方、科学技術が人間社会に求めてきたこと、などを主題として、各講師が問題を設定し講義する。 【講義の目標】 各講師が設定した問題について、講義で示された資料・文献・教科書などをふまえた上で、受講者各自が考察した内容を論述して示すことを目標とする。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
勢力尚雅(編)『科学技術の倫理学II』梓出版社 (※第3部) |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
講義形式。「科学技術と人間」という統一テーマをめぐって、3名の講師がオムニバス形式で講義を行う。 ※詳しい日程や順番は、初回講義(第1部第1回)のなかの「ガイダンス」で示す。 ※全体のガイダンス等は、高橋幸平が担当する。 ※各講師がそれぞれレポートの課題を設定する。 ※レポートの課題内容・期限・提出先などの詳細は、各講師が担当講義内で指示する。 【第1部】 『科学技術および現代社会を考える』(担当講師:関谷雄磨・6回) …科学技術とそれを前提とした現代社会が内包する問題を、過去の思想家を参照しながら考察する。(※参考テキストは授業中に示す) 〇第1回 科学技術のあり方を歴史的源泉から考える(ベイコン、デカルト) ※「講義全体のガイダンス」[※高橋幸平] 〇第2回 「技術」とはどのようなものであるべきなのかを考える(ソクラテス) 〇第3回 科学技術がもたらした医療倫理上の問題を考える(J.S.ミル、カント) 〇第4回 大量消費社会をもたらす「欲望」について考える(カリクレスvsプラトン) 〇第5回 大量消費社会をもたらす「享楽(快楽)主義」について考える(アリスティッポス、エピクロス) 〇第6回 科学技術がもたらした大量消費社会を考える(キュニコス学派) 【第2部】 『メディアから見た科学技術政策』(担当講師:知野恵子(読売新聞社)・3回) …国の政策が科学技術分野を動かしている。そこからどんな課題が見えてくるかを考察する。 〇第1回 日本の科学技術政策の動向 〇第2回 巨大科学技術分野の変化 〇第3回 今、科学技術と社会のかかわりで問われているもの 【第3部】 『技術と自然の関係をアリストテレスに探る』(担当講師:高橋幸平・6回) …アリストテレスが「技術は自然を模倣する」と述べたことの意味を探りながら、技術と自然の関係について考察する。 〇第1回 アリストテレスにおける技術と自然について(導入) 〇第2回 模倣のさまざまな用例―自然と技術との相似・優劣関係 〇第3回 うるはしさの模倣―組織された全体(システム)をまねぶ技術 〇第4回 永遠性の模倣―自然の生成変化の継続とその原因 〇第5回 生物の種の永続―自然の定常性、精確性の模倣 〇第6回 人が生きるための技術―自然に反する技術・自然の補完としての技術 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
第2部を担当する知野恵子講師は、読売新聞社の記者として30年余にわたって科学技術政策、宇宙開発、情報通信技術(ICT)、原子力、生命科学、防災などについて取材し、記事を執筆してきた。この授業では、「国の政策は科学技術分野の研究や開発をどのように動かしているのか」という問題について、政治、行政、大学、研究所などの現場を取材してきた経験や、記事に対する読者の反応などを基に、国の政策の課題、現在の社会が科学技術に求めるものなどを考察する。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
各回の講義内容について復習に努めること。そのほか、各講師の指示に従うこと。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
【成績評価方法】 {1}3名の講師がそれぞれレポートを課す。課題は各講師それぞれの担当回のなかで示す。 {2}各講師が課すレポート(3回とは限らない)をすべて提出しなければ、「不可(D)」とする。 {3}レポートの総計で成績を評価する。 {4}配点の比率は、担当回数による(関谷2:高橋2:知野1)。 【評価基準】 {1}講義の内容を理解している {2}講義の内容ついて自ら考察している {3}理解した内容・自ら考察したことを明確に論述している ※詳細は、初回(第1部第1回)の講義のなかの「ガイダンス」で説明する |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
非常勤講師によるオムニバス講義のため、特定の居室・オフィスアワー等は設定できない。 授業相談については、各講師が講義の後に応じる。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
初回(第1部第1回)の講義のなかで、全体の説明を行うので、履修希望者は必ず出席して、内容を確認すること。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keywords |
科学技術 人間 快楽 消費 倫理 メディア 政策 自然 美 組織・有機体・システム |