シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
健康の科学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Science of Health | ||
科目番号 /Code |
HSP601z | ||
開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
鶴ヶ野 しのぶ | ||
居室 /Office |
保健管理センター | ||
公開E-mail |
tsurugano@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2019/09/30 14:09:57 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
本年度の健康の科学は、「ストレスと健康」を主題とする。大学時代にストレスについての理解を深め、ストレスをどのようにコントロールするかを身につけることは、今後社会生活を送る上できわめて重要である。本科目では日常生活で頻繁に使われる「ストレス」について系統的に学び、代表的なストレス反応についての理解を深める。またそれらを踏まえ効果的なストレスマネージメントについて理解する。 本講義により、1人1人が心身の健康のセルフケアを心がけるとともに、大学や家庭など身近な人々に対し自ら進んで援助を行えるようになることを到達目標とする。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
特になし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
特になし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
教科書は指定しない。参考資料・データは講義で紹介する。 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
主に講義形式で行うが、受講人数を考慮した他のスタイルも取り入れ、双方向的な授業となるよう配慮する。 第1回 ストレス序論(1):ストレス反応を生物学的・心理学的・社会学的健康モデルとして学ぶ。 第2回 ストレス序論(2):ストレス研究の歴史について知り、ストレスマネージメントが心身の健康増進にもたらす価値について理解する。 第3回 ライフサイクルとストレス(1):個人の発達段階ごとの課題とそれらに伴う心理社会的ストレスについての理解を深める。 第4回 ライフサイクルとストレス(2):わが国の若年層におけるストレス状況について調べ、電通大学生に多いストレス状況について検討する。 第5回 社会とストレス:ストレス反応に社会経済的要因が及ぼす影響について学ぶ。 第6回 仕事とストレス:就労ストレス(Job stress)について概説し、わが国で増加する「多様な働きかた」と健康との関連について学ぶ。 第7回 ストレスの評価法:多様なストレス評価法について概説し、心理テストを用いて自分のこころの状態と向き合う。 第8回 ストレス反応(身体1):ストレスの“からだ”への表れである「心身症」の概念と代表的な心身症について学ぶ。 第9回 ストレス反応(身体2):過食、喫煙、ネット依存などの生活習慣を“ストレスに対する不健康行動”の観点から学ぶ。 第10回 ストレス反応(精神心理1):ストレスが関連する代表的精神疾患である「うつ病(感情障害)」について、自殺予防の観点から学ぶ。 第11回 ストレス反応(精神心理2):ポピュラーな精神疾患である「不安障害」について学び、ストレスとの関連について理解する。 第12回 ストレス反応(行動):他人への問題行動(いじめ、ハラスメント)の概要を知りストレスとの観点から考える。 第13回 ストレスマネージメント(1):ストレス反応の修正(行動変容)について理解し、基本的な技法である「リラクセーション」と「認知行動療法」について概説する。 第14回 ストレスマネージメント(2):対人援助の基本となる「カウンセリング」について概説し、共感的なコミュニケーションについて学ぶ。 第15回 まとめ:これまでの講義を振り返り、ストレスについて個人~集団~社会レベルにわたる理解を深める。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
特になし |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
講義の受講人数等にもよるが、レポート作成などについては、事前の予習復習が必要となる。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
レポートおよび筆記試験を主な評価とし、授業中の発言等も加算対象とする。 正当な理由なく出席が3分の2に満たない場合やレポート未提出者は評価対象としない。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
火曜日以外の平日とするが、事前にメールか保健管理センター受付に連絡し予約をとること。 成績評価に関する相談は基本的に受けられない。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
WebClassを用いた連絡や資料提示を行う。WebClassに登録しない学生は評価対象とならないので注意すること。また講師の連絡にレスポンスがない場合は登録していても受講意思が乏しいとみなし減点対象とする場合がある。 |
その他 /Others |
授業中の質問に対する答えも評価対象となりうるので、コミュニケーション障害などがある学生は事前に相談すること。健康に関するニュースなどに関心を持ち、自分なりの意見を持っておくことが望ましい。 |
キーワード /Keywords |
メンタルヘルス、ストレス、健康を決定する要因、社会経済因子、健康増進 |