シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
イノベイティブ総合コミュニケーションデザイン1 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Innovative Comprehensive Communications Design 1 | ||
科目番号 /Code |
CAR502z | ||
開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義/演習 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
実践教育科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
前佛・中鹿 | ||
居室 /Office |
東3-701(前佛) | ||
公開E-mail |
sakae.zembutsu@crc.uec.ac.jp(前佛) | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www.ce.uec.ac.jp/ | ||
更新日 /Last update |
2019/04/05 13:26:16 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
これからの社会で必要な素養は,情報理工学系を始めとし,人文・社会科学系,農・バイオ系,アート系等,多分野の人と連携して,イノベイティブなデザインとコミュニケーションにより新たな価値の共創“イノベイティブ総合コミュニケーションデザイン”ができる力である.この力を身につけるには,社会的価値創造 ”Making Value for Society” と言う観点から,以下のような基本的な素養について理解し,それを総合的に発揮できる力を身に着ける必要がある. ① 取り組むテーマに対して,社会的・経済的条件を満たす構想力,課題設定力 ② 専門知識と技術を応用して,実現可能な解を見出す課題解決力 ③ 解の結果を評価し記録(図,文章,式,プログラム等で表現)する能力 ④ コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力(文章記述力を含む) ➄ チームワーク力(積極性,協調性,リーダシップ,計画性を含む) この科目ではこれらの能力をPBL( Project Based Learning)型プロジェクト演習によって体験的に育成する. |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
特にない. |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
特にない. |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
特に用いない.参考書については,授業の中で適宜示す. |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(1)授業内容(木曜 5時限) *以下で,iCCデザイン1はイノベイティブ総合コミュニケーションデザイン 1を指す. ・1回目 (4/11) ガイダンス:本科目iCCデザイン1の概要説明: ・2回目 (4/18) 総合コミュニケーション課題設定(1): 情報理工学分野を始めとし、人文・社会科学系、農・バイオ系、アート系との多分野を連携・融合した「総合コミュニケーション課題」を“社会に新たに価値をもたらす”視点から検討する。 課題設定については、前期(iCCデザイン1)では、前年度までに実施されたプロジェクトテーマ(2,3テーマ)を課題テーマとして設定し、PDCA(Plan Do Check Action)の実践的トレーニングを進める。 ・3回目(4/25) 総合コミュニケーション課題設定(2):設定課題の模索及び取り組むべき総合コミュニケーション課題を遂行するためのPJメンバーを決める。 ・4回目(5/9) 総合コミュニケーション課題設定(3):前2回の議論を深め、取り組むべき課題についての理解を深めると共に、各PJチーム内のチームリーディングを進める。 ・5回目(5/16)「プロジェクト遂行の基本(1)」(講義・演習) 総合コミュニケーション・デザイン・プロジェクト(PJ)にとって共通的に必要なPJ遂行法(アイディア創生フレームワーク)の基本を講義。また、PJ成果物である社会価値(サービス)設計フレームワークを講義。 ・6回目(5/23)「プロジェクト遂行の基本(2)」(講義・演習) 総合コミュニケーション・デザイン・プロジェクト(PJ)にとって共通的に必要なPJ遂行法(アイディア創生フレームワーク)の基本を講義。また、PJ成果物である社会価値(サービス)設計フレームワークを講義。また、社会価値(サービス)設計フレームワークを各PJの課題に沿って演習作成。 ・7回目(5/30)「プロジェクト遂行の基本(3)」(講義・演習) 各PJチームの設定課題を用い、(前回に引き続き)社会価値(サービス)設計フレームワークの作成の演習実施。 ・8回目(6/6)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」基礎活動(1)(PBL) PJチーム単位で、設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書作成(サービス設計書)を進める。 ・9回目(6/13)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」基礎活動(2)(PBL) PJチーム単位で、設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書作成(サービス設計書)を進める。 ・10回目(6/20)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」基礎活動(3)(PBL) PJチーム単位で、設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書作成(サービス設計書)を仕上げ、次回のミニ・プレビューでの発表準備を進める。 ・11回目(6/27)「ミニ・プレビュー(PJ計画書/要求仕様書)」(PBL) 各PJチームよる設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)についてのプレゼンを行う。 ・12回目(7/4)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(1)(PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案を進める。 ・13回目(7/11) 「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(2) (PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案を進める。 ・14回目(7/18)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(3) (PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案の完成度を高める。 ・15回目(7/25) 「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(4) (PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案を完成させる。 ★iCCデザイン1発表会:(日時は、夏休み明け/後期開始前に設定) (2)授業の進め方 授業の中心はPBLによる課題解決である.PBLにより、技術者の最も重要な能力のひとつである「デザイン能力」を養う上で大きな効果をあげている.PBLの基本になっているプロジェクトによる課題解決は,企業での基本的な仕事の進め方であり,この授業によって技術者として仕事をしていく基本能力を養う. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
特に専門プロジェクトになってから,グループ内の役割を遂行する必要から,時間外の講義/演習(課題の遂行)を課せられることがある. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
〔評価方法〕 ・アウトカム評価をルーブリック評価指標に基づいて行う。 評価は、担当教員、企業講師、TAによるPJ日常活動/PJ成果物の評価、外部有識者による評価、及び、受講生の自己評価も加味し、評価する。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
指導教員体制 ・「総合コミュニケーション・デザイン」全体担当教員: 前佛 栄 客員教授 ・学域/研究科専門教員: 各学域・類より2名担当教員 ・「総合コミュニケーション」分野に関わる企業講師(非常勤講師): 小野 俊之 講師(日立),黒田 幸明 講師(サイバー創研), 山口 典男 講師(ソフトバンク/PSソリューションズ) |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
夜間主コースの学生も希望すれば受講できる. |
その他 /Others |
2015年度,PJ発表会を実施 2015年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施 2014年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施 2013年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施 2012年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施 2011年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(工房活動としての発表会)を実施. また,実際に地域(調布市,他大学)と連携したPJ活動も実施. 2018年 本学「ものつくりコンテスト」に応募した当講座受講の5PJが受賞 2015年「電気通信大学におけるPBL型専門キャリア教育「エンジニアリングデザイン」の構築と実践推進」と題した取り組みについて、第10回関東工学教育協会賞(業績賞)を受賞。 2013年度の受講学生の専門PJ活動の一部がTV、新聞取材を受け、TV放映、新聞掲載さる。 2010年度の受講学生が経産省「社会人基礎力育成グランプリ」で関東地区奨励賞を獲得. 2009年度の受講学生が経産省「社会人基礎力育成グランプリ」で奨励賞を獲得. 2009年度(昨年度)から卒業単位として認定される. 2008年度の受講学生が経産省「社会人基礎力育成グランプリ」で準優秀賞を獲得. なお,役員会での発表内容によって,学長等からの表彰実績が数多くある. |
キーワード /Keywords |
社会人基礎力,PBL,グループワーク,総合コミュニケーションデザイン能力,情報リテラシー |