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講義概要/Course Information
2024/04/20 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
イノベイティブ総合コミュニケーションデザイン1
英文授業科目名
/Course title (English)
Innovative Comprehensive Communications Design 1
科目番号
/Code
CAR502z
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義/演習 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
実践教育科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
前佛・中鹿
居室
/Office
東3-701(前佛)
公開E-mail
/e-mail
sakae.zembutsu@crc.uec.ac.jp(前佛)
授業関連Webページ
/Course website
http://www.ce.uec.ac.jp/
更新日
/Last update
2019/04/05 13:26:16 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
これからの社会で必要な素養は,情報理工学系を始めとし,人文・社会科学系,農・バイオ系,アート系等,多分野の人と連携して,イノベイティブなデザインとコミュニケーションにより新たな価値の共創“イノベイティブ総合コミュニケーションデザイン”ができる力である.この力を身につけるには,社会的価値創造 ”Making Value for Society” と言う観点から,以下のような基本的な素養について理解し,それを総合的に発揮できる力を身に着ける必要がある.
① 取り組むテーマに対して,社会的・経済的条件を満たす構想力,課題設定力
② 専門知識と技術を応用して,実現可能な解を見出す課題解決力
③ 解の結果を評価し記録(図,文章,式,プログラム等で表現)する能力
④ コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力(文章記述力を含む)
➄ チームワーク力(積極性,協調性,リーダシップ,計画性を含む)
この科目ではこれらの能力をPBL( Project Based Learning)型プロジェクト演習によって体験的に育成する.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
特にない.
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
特にない.
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
特に用いない.参考書については,授業の中で適宜示す.
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
(1)授業内容(木曜 5時限)
 *以下で,iCCデザイン1はイノベイティブ総合コミュニケーションデザイン 1を指す.
・1回目 (4/11) ガイダンス:本科目iCCデザイン1の概要説明:

・2回目 (4/18) 総合コミュニケーション課題設定(1): 情報理工学分野を始めとし、人文・社会科学系、農・バイオ系、アート系との多分野を連携・融合した「総合コミュニケーション課題」を“社会に新たに価値をもたらす”視点から検討する。

課題設定については、前期(iCCデザイン1)では、前年度までに実施されたプロジェクトテーマ(2,3テーマ)を課題テーマとして設定し、PDCA(Plan Do Check Action)の実践的トレーニングを進める。

・3回目(4/25) 総合コミュニケーション課題設定(2):設定課題の模索及び取り組むべき総合コミュニケーション課題を遂行するためのPJメンバーを決める。

・4回目(5/9) 総合コミュニケーション課題設定(3):前2回の議論を深め、取り組むべき課題についての理解を深めると共に、各PJチーム内のチームリーディングを進める。

・5回目(5/16)「プロジェクト遂行の基本(1)」(講義・演習)
総合コミュニケーション・デザイン・プロジェクト(PJ)にとって共通的に必要なPJ遂行法(アイディア創生フレームワーク)の基本を講義。また、PJ成果物である社会価値(サービス)設計フレームワークを講義。

・6回目(5/23)「プロジェクト遂行の基本(2)」(講義・演習)
総合コミュニケーション・デザイン・プロジェクト(PJ)にとって共通的に必要なPJ遂行法(アイディア創生フレームワーク)の基本を講義。また、PJ成果物である社会価値(サービス)設計フレームワークを講義。また、社会価値(サービス)設計フレームワークを各PJの課題に沿って演習作成。

・7回目(5/30)「プロジェクト遂行の基本(3)」(講義・演習)
各PJチームの設定課題を用い、(前回に引き続き)社会価値(サービス)設計フレームワークの作成の演習実施。

・8回目(6/6)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」基礎活動(1)(PBL)
PJチーム単位で、設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書作成(サービス設計書)を進める。

・9回目(6/13)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」基礎活動(2)(PBL)
PJチーム単位で、設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書作成(サービス設計書)を進める。

・10回目(6/20)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」基礎活動(3)(PBL) PJチーム単位で、設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書作成(サービス設計書)を仕上げ、次回のミニ・プレビューでの発表準備を進める。

・11回目(6/27)「ミニ・プレビュー(PJ計画書/要求仕様書)」(PBL)
各PJチームよる設定課題に対するPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)についてのプレゼンを行う。

・12回目(7/4)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(1)(PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案を進める。

・13回目(7/11) 「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(2) (PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案を進める。

・14回目(7/18)「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(3) (PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案の完成度を高める。

・15回目(7/25) 「総合コミュニケーション・プロジェクト(PJ)」実践活動(4) (PBL) 各PJチーム作成したPJ計画書/要求仕様書(サービス設計書)に基づき、試作/機能検証を実践し具体的なソリューション提案を完成させる。

★iCCデザイン1発表会:(日時は、夏休み明け/後期開始前に設定)

(2)授業の進め方
授業の中心はPBLによる課題解決である.PBLにより、技術者の最も重要な能力のひとつである「デザイン能力」を養う上で大きな効果をあげている.PBLの基本になっているプロジェクトによる課題解決は,企業での基本的な仕事の進め方であり,この授業によって技術者として仕事をしていく基本能力を養う.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
特に専門プロジェクトになってから,グループ内の役割を遂行する必要から,時間外の講義/演習(課題の遂行)を課せられることがある.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
〔評価方法〕
・アウトカム評価をルーブリック評価指標に基づいて行う。
評価は、担当教員、企業講師、TAによるPJ日常活動/PJ成果物の評価、外部有識者による評価、及び、受講生の自己評価も加味し、評価する。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
指導教員体制

・「総合コミュニケーション・デザイン」全体担当教員:
 前佛 栄 客員教授

・学域/研究科専門教員:
 各学域・類より2名担当教員

・「総合コミュニケーション」分野に関わる企業講師(非常勤講師):
 小野 俊之 講師(日立),黒田 幸明 講師(サイバー創研),
 山口 典男 講師(ソフトバンク/PSソリューションズ)
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
夜間主コースの学生も希望すれば受講できる.
その他
/Others
2015年度,PJ発表会を実施
2015年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施
2014年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施
2013年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施
2012年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(最終発表会)を実施
2011年度,PJ発表会を前期(中間発表会),後期(工房活動としての発表会)を実施.
また,実際に地域(調布市,他大学)と連携したPJ活動も実施.

2018年 本学「ものつくりコンテスト」に応募した当講座受講の5PJが受賞
2015年「電気通信大学におけるPBL型専門キャリア教育「エンジニアリングデザイン」の構築と実践推進」と題した取り組みについて、第10回関東工学教育協会賞(業績賞)を受賞。
2013年度の受講学生の専門PJ活動の一部がTV、新聞取材を受け、TV放映、新聞掲載さる。
2010年度の受講学生が経産省「社会人基礎力育成グランプリ」で関東地区奨励賞を獲得.
2009年度の受講学生が経産省「社会人基礎力育成グランプリ」で奨励賞を獲得.
2009年度(昨年度)から卒業単位として認定される.
2008年度の受講学生が経産省「社会人基礎力育成グランプリ」で準優秀賞を獲得.

なお,役員会での発表内容によって,学長等からの表彰実績が数多くある.
キーワード
/Keywords
社会人基礎力,PBL,グループワーク,総合コミュニケーションデザイン能力,情報リテラシー