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講義概要/Course Information
2024/04/27 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
データベース論
英文授業科目名
/Course title (English)
Database Systems
科目番号
/Code
COM507c COM507d
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
Ⅰ類
担当教員名
/Lecturer(s)
兼岩 憲
居室
/Office
西9-407
公開E-mail
/e-mail
kaneiwa_at_uec.ac.jp ( _at_ => @ )
授業関連Webページ
/Course website
http://www.sw.cei.uec.ac.jp/lectures-j.html
更新日
/Last update
2019/02/25 15:38:26 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
主題:
計算機やインターネットの普及に伴って我々の社会では大量のデータが生み出され,データの有効活用が不可欠なものとなっている.本講義では,そうしたデータを計算機上で効率的に管理・運用するデータベースシステムの基本原理と実用システムを学ぶ.特に,一貫性と障害回復に優れ広く普及しているリレーショナルデータベースを理論から深く学ぶとともに,その実用システムとしてリレーショナルデータベース言語SQLの使い方を習得する.

到達目標:
・データベースの基本的な仕組みを理論と実用システムの両面で理解する.
・リレーションデータベースモデルとリレーショナル代数を理解する.
・リレーショナルデータベースの設計理論として,更新時異状,情報無損失分解,従属性,第1正規形~第5正規形を理解する.
・データベース言語SQLの使い方を学ぶことで,データベースシステムでデータを定義および操作する方法を理解する.
・データベース管理システムの機能(質問処理,トランザクション管理)を理解する.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
なし
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
教科書:
(1) 増永 良文,リレーショナルデータベース入門―データモデル・SQL・管理システム,サイエンス社,第3版,2017年
(2) 兼岩 憲,セマンティックWebとリンクトデータ,コロナ社,2017年
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
講義計画:
第1回:データベースの概要 
第2回:リレーショナルデータモデル 
第3回:データ操作言語とリレーショナル代数
第4回:リレーショナル代数の演算:集合演算,射影,結合,選択
第5回:リレーショナルデータベースの設計理論(1):更新時異状
第6回:リレーショナルデータベースの設計理論(2):情報無損失分解,従属性
第7回:リレーショナルデータベースの設計理論(3):高次正規形
第8回:データベース言語SQL(1):テーブル作成,単純質問,結合質問
第9回:データベース言語SQL(2):入れ子型質問,更新,削除,書き換え,ビュー
第10回:データベース管理システム(1):質問処理のコストと最適化
第11回:データベース管理システム(2):トランザクション管理
第12回:セマンティックWebとリンクトデータ(1):データのWeb,URI
第13回:セマンティックWebとリンクトデータ(2):RDF,SPARQL
第14回:データベース、人工知能、自然言語処理の最新技術
第15回:期末試験および試験の解説

授業の進め方:
講義形式で進めていくが,理解を深めるため必要に応じて演習やレポート課題を行う.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
教科書などで予習・復習をすることを勧める.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
評価方法:
レポート提出および期末試験によって評価する.

評価基準:
リレーショナルデータベースとデータベース言語SQLの理論と実装に関する基本的な事項について正しく理解していることをもって合格の最低基準とする.
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
西9号棟 407号室,空いている時間ならいつでも可能ですが,メールでアポイントメントを取ってください.
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
現代社会はデータによって多くの意思決定ななされており,それを実現しているデータベースシステムの理論や技術を学ぶことは大変価値があります.
その他
/Others
なし
キーワード
/Keywords
リレーショナルデータベース,リレーショナル代数,正規化,SQL,質問処理,データベース管理システム(DBMS),トランザクション,データサイエンス