シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
数理計画法 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Mathematical Programming | ||
科目番号 /Code |
INS601c INS601d | ||
開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
村松 正和 | ||
居室 /Office |
西4-510 | ||
公開E-mail |
MasakazuMuramatsu@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://jsb.cs.uec.ac.jp/~muramatu/opt19/ | ||
更新日 /Last update |
2019/03/04 16:51:05 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
(a) 主題: 私たちの日常的な行動から,社会活動,経済活動,工学、そして生命・物理現象まで, 様々な場面で「最適な方法で**したい」という欲求が現れます. このような「何かを最適にしたい」という問題を意識して、 数学的に定式化したものを「数理計画問題」といい、それを解くことを「最適化」といいます。 本講義は、数理計画問題の基本である線形計画問題と、 その離散版である整数計画問題を扱います。 本講義の目指すところは、それらを解くための最適化アルゴリズムと その背後にある数理について、理解を深めることです。 2年後期の科目「オペレーションズ・リサーチ基礎」において 線形計画問題を学んだ方も多いかと思いますが、 本講義では線形計画問題の数理的・理論的側面をより深く学びます。 「オペレーションズ・リサーチ基礎」を履修していなくても理解できるように 授業は設計されています。 (b) 達成目標: 線形計画問題について、その数学的構造および主要なアルゴリズムの一つである単体法に ついて理解すること。 整数計画問題については、線形計画問題との関係を理解すること、基本的な解法を理解すること、 そしてソルバーを使えるようになること。 |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
数値計算、離散数学 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
オペレーションズ・リサーチ基礎、グラフとネットワーク、アルゴリズム論第一 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
教科書:「最適化法」 田村明久・村松正和著,共立出版. |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a) 授業内容 1:数理計画問題とは 2:線形計画問題の理論的側面:双対定理 3:線形計画問題に対するアルゴリズム:単体法 4:整数計画問題とは 5:整数計画問題の解法 6:整数計画問題の使用例 (b) 授業の進め方: 板書を用いる古いスタイルの授業形式である。ノートをきちんととること。 授業では詳しい証明まで立ち入ることができない場合もあるので、 そのときには教科書の該当個所を熟読してほしい。 第一回 最適化問題とは 第二回 最適化問題の実行可能性 第三回 線形計画問題の標準形 第四回 双対問題 第五回 双対定理と相補性定理 第六回 様々な双対問題 第七回 単体法 第八回 改定単体法 第九回 中間試験 第十回 中間試験の解説&2段階単体法 第十一回 整数計画問題と分枝限定法 第十二回 整数計画問題の応用例1 第十三回 整数計画問題の応用例2 第十四回 期末試験 第十五回 期末試験の解説 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
予習は必要ないが、授業は積み重ねの部分が多いので、毎回出席し、復習をしっかりしておくことが肝要である。ほぼ毎回、定着のための宿題(小テスト)を出す。週に1時間程度はこれについて考えて欲しい。また、授業だけではなかなか細かい証明などまで説明できないので、授業の後、該当部分の教科書を読んで理解を深めてほしい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a) 評価方法: 中間試験50% 期末試験50% 宿題は各自が理解を深めるために行うものであり、成績評価の対象とはしない。 (b) 評価基準:以下は最低達成基準である。 任意の線形計画問題について、その双対問題を書けること。 双対定理,単体法を理解していること. 整数計画問題の解法を理解していること。 簡単な問題を整数計画問題として定式化できること。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
適宜相談に応じるが、電話/メールなどで事前にアポイントを取ること。 質問等は電子メ-ルでも受け付ける。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
授業中に質問するのを,遠慮しないでください.わからないところがあれば, すぐに質問すること.あなたがわからない部分は, おそらくみんなもわからないのです. そして,わからないまま授業が進んでいくことは, 授業を聞いているのはみなさんにとっても,しゃべっている私にとっても, 不幸なこと です. |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keywords |
オペレーションズ・リサーチ, 最適化問題,線形計画問題,非線形計画問題, 双対性,最適性条件,アルゴリズム. |