シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
離散数学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Discrete Mathematics | ||
科目番号 /Code |
MTH302e MTH302f MTH302g MTH303h MTH303i | ||
開講年度 /Academic year |
2019年度 | 開講年次 /Year offered |
2 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
太田 和夫 | ||
居室 /Office |
東3-928 | ||
公開E-mail |
kazuo.ohta_ (atmark)_uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://ohta-lab.jp/lecture/ | ||
更新日 /Last update |
2019/04/25 09:47:39 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
科学技術をよりよく理解するために必要な,離散的な物事を取り扱うための数学の基礎について講義します. この講義を通して,離散的な物事の構造を数学的に把握し,数学の言葉で表現し, 離散的な事象について数学的に思考するための基礎能力を身につけるようにしてください. |
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前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
線型代数第一,線型代数第二,基礎プログラミングおよび演習 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
微分積分学第一,微分積分学第二 |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
尾関和彦著「情報技術のための離散系数学入門」共立出版 |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
授業の進め方 離散数学の幅広い内容の中で最も基礎となる,集合,写像,論理,数学的帰納法などに関して,離散的な事象の具体例に即して講述する. 授業内容 第1回(4/09):ガイダンス, 集合(1):集合の表記 法,定義と定理 第2回(4/16):集合(2):べき集合, 集合演算,ド・モルガンの法則 第3回(4/23):写像(1):写像,定義域と値域,順像と逆像,単射,全射 4/30 休講 第4回(5/07):写像(2):べき集合の要素数,単射の個数,逆写像,鳩の巣原理 第5回(5/14):集合と写像の総合問題 第6回(5/21):写像の合成,合成写像の性質 第7回(5/28):中間試験 第8回(6/04):論理(1):命題,論理結合子,論理演算と真理値表 第9回(6/11):論理(2):論法(三段論法,背理法,対偶論法) 第10回(6/18):論理(3):論法の妥当性(つづき),述語と限定記号 第11回(6/25):論理(4):論法の妥当性(つづき),誤った論法を見破る方法 第12回(7/02):数学的帰納法(1):原理と基本定理,いくつかの変形 第13回(7/09):数学的帰納法(2):演習問題 第14回(7/16):論理を使ったクイズ(1) 第15回(7/23):論理を使ったクイズ(2) |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
総務省、経済産業省の暗号技術検討委員会に参画した経験を基に、暗号技術の安全性評価をおこなうときに必須となる「証明の誤りを検出する技術」の重要性について言及する。具体的には、論理的な誤りが暗号技術の欠陥と表裏一体となっていることを指摘して、論理の重要性について指導する。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
授業毎に最後の15分を使って,その日の講義内容の理解度を確認するための「振り返り問題(授業終了時に提出)」を解いてもらいます(この提出をもって出席とします). また,復習として解いてもらいたい「挑戦問題」を講義中に提示します.解答した人は,次回の授業開始時に A4サイズで回答を提出してください.挑戦問題は次回授業のはじめに解説します.挑戦問題の解答提出は任意ですが,提出状況・解答の出来は成績に反映させます. 振り返り問題と挑戦問題を使いながら,理解を深めるようにしてください. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
期末に行なう試験の結果を重視します.期末試験の受験は,中間試験を受けていることを前提にします. その他,挑戦問題の回答状況,出席状況なども考慮して評価します |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
月曜日5限.質問等があるときは事前にメールでアポイントメントを取ってから研究室を訪問すること. |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
この講義で扱う内容は,論理的な思考に必要となる基本的な道具です.予習・復習をしっかりと行なうようにしてください. |
その他 /Others |
なし. |
キーワード /Keywords |
集合,写像,論理,数学的帰納法 |