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講義概要/Course Information
2024/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
メディアネットワーク
英文授業科目名
/Course title (English)
Media Network
科目番号
/Code
COM503e
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
吉浦 裕
居室
/Office
西6-611
公開E-mail
/e-mail
yoshiura@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
キーワード「吉浦研究室」でグーグル検索してください
更新日
/Last update
2019/03/15 10:34:30 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
コミュニケーションは,個人の日常会話から組織の情報伝達,社会への情報発信など多岐にわたっており,人間の最も普遍的で重要な活動です.コミュニケーションの形態・機能は,コンピュータネットワークやスマートフォンを用いたWeb,ソーシャルメディア/ゲーム,動画配信,ビデオ会議,チャット,オンラインフリーマーケット等によって急速に拡大し多様化しています.

メディアネットワークの主題は,これらのコミュニケーションツールを理解し,新しいコミュニケーションツールを自ら発想・研究する能力を身につけることです.そのために,現代の様々なコミュニケーションツールの基礎となっているWebシステムを理解することおよび,今後ますます重要になるネットワークプログラミングの習得を目標とします.

加えて,情報セキュリティの多くの問題,たとえば,個人情報の漏えい,マルウェア感染,不正侵入,オンライン誹謗中傷はWebを通じて行われますので,Webの仕組みを理解することは,情報セキュリティの習得の前提としても重要です.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
アルゴリズムとデータ構造およびプログラミング演習
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
計算機アーキテクチャ
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
参考図書:
たにぐち まこと:よくわかるPHPの教科書 【PHP5.5対応版】,マイナビ出版社 (2014/3/8)
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
講義と実習の二部構成とします.講義では,コンピュータネットワークおよびWebシステムの原理,機能の説明,最新のコミュニケーションツールの紹介を通じて,コミュニケーションツールの理解と発想のための幅広い知識を学びます.実習では,様々なコミュニケーションツールの基礎となるWebシステムを取り上げ,ホームページの具体的な作成実習を通じて,Web技術を習得し、ネットワークプログラミングの基礎を身につけます.

(1)コミュニケーションツールの講義
・コンピュータネットワークの発展と関連技術
・インターネットの技術概要
・Webシステムの構造と機能
(2)コミュニケーションツールの実習
・ホームページ掲載までの全体的な流れ
・HTML5とCSSによるホームページ作成
・PHPによる様々な対話機能(アンケート,掲示板,チャット)およびセキュリティ(パスワード,クロスサイトスクリプティング対策)

下記のスケジュールで進めます.
<コミュニケーションツールの講義>
第1回:講義の目的と進め方
第2回:Webシステムの機能と構成
第3回:インターネット技術の概要
<コミュニケーションツールの実習>
第4回:ホームページの構想,HTML,PHP,Apache概説
第5回:アンケートの記録, サーバセッティングの流れ
第6回:アンケートの集計,表示,クロスサイトスクリプティング対策
第7回:掲示板課題説明,投稿機能
第8回:掲示版表示機能
第9回:パスワード課題説明
第10回:パスワード実装
第11回:マッシュアップ,内容と表示の分離CSS
第12回:チャット
第13回:作品の高度化,オリジナル機能の構築
<コミュニケーションツールの講義>
第14回:ネットワークの最近の話題について講義
第15回:作品の発表と講評
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
レポートの作成など
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
(a) 評価方法
授業参加度,レポート,作成したホームページの総合評価とします.

(b) 評価基準
以下の到達レベルをもって合格の最低基準とします.
・授業回数の半分以上の出席 かつ 授業参加とレポートと作品の総合評価が60点以上
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
水曜日5限
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
ホームページの作成実習では,基礎的な課題を出しますが,余力のある人には高度な技術を駆使して「おもしろい作品」を作ることを期待します.特に,セキュリティの向上や,HTML5の動画機能の駆使はおもしろいと思います.

ネットワークプログラミングの重要性を理解してほしいと思います.

新しいツールを見たときに,それを用いて社会をどのように変えることができるか,そのためにはどのような課題があるのか,課題解決には何をすればいいのか,がひらめき,自分の研究を立ち上げたり,企業に企画提案できるような人になってほしいと思います.さらに,新しいツールを見て何かを考えるのではなく,新しいツールを自分で創造できる人になってほしいと思います.
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keywords
ネットワーク,インターネット,コミュニケーション,Web,ネットワークプログラミング