シラバス参照

講義概要/Course Information
2024/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
セキュリティ情報学実験
英文授業科目名
/Course title (English)
Information Security Engineering Laboratory
科目番号
/Code
COM601e
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
実験 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
李・﨑山・吉浦・市野
居室
/Office
東3号館828室(李)
公開E-mail
/e-mail
liyang<at mark>uec-ac-jp(適宜,記号を置き換えてください)
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last update
2019/03/19 10:56:35 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
情報セキュリティには理論的側面と実験的側面があります.本授業では,情報セキュリティの実験的側面について,ハードウェア,ソフトウェア,ネットワーク,コンテンツの4つの観点から学びます.これらの分野の基礎的な知識と技術の習得,情報セキュリティの研究能力の習得を目標とします.実験を通じて,理論的側面の理解を確実にすることも期待しています.
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
計算機,電気電子,プログラミング,数学,物理(実験を含む)関係の科目.
特に,物理関係の実験を必ず履修し,実験方法,結果の取扱い,考察を含めたレポートの書き方を修得したものとして実験を開始するので留意すること.
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
特にありません
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
使用しない.
予め,実験指導書を配布する.
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
最初の実験時間にはIEDにてガイダンスとグループ分けを行う.
学生名と実験項目の対応等はガイダンス時に説明するので,欠席しないこと.
2回目以降は,以下の4つの実験(テーマ)をローテーションで行う

・ハードウェアセキュリティ(崎山一男): 暗号回路の実装と解析(3日間)
・ソフトウェアセキュリティ(市野将嗣): 攻撃コードの分析と対策技術の実装(3日間)
・ネットワーク(李陽): 情報システムの構築と運用(3日間)
・コンテンツセキュリティ(吉浦裕): データとプライバシー保護技術の構築(3日間)

以下はあるローテーション順における授業内容を示したものである.

第1回:ガイダンスと導入
第2回:ハードウェアセキュリティ (1):暗号ハードウェアの理解
第3回:ハードウェアセキュリティ (2):実装攻撃(データ取得)
第4回:ハードウェアセキュリティ (3):実装攻撃(データ解析)
第5回:ソフトウェアセキュリティ (1):バイナリコードの解析
第6回:ソフトウェアセキュリティ (2):バッファオーバフロー攻撃
第7回:ソフトウェアセキュリティ (3):Webアプリケーションに対する攻撃
第8回:セキュリティ分野における研究についての理解
第9回:ネットワークセキュリティ (1):デスクトップ環境の構築と運用
第10回:ネットワークセキュリティ (2):ネットワーク環境の構築と運用
第11回:ネットワークセキュリティ (3):サーバ環境の構築と運用
第12回:コンテンツセキュリティ (1):簡易なデータマイニング
第13回:コンテンツセキュリティ (2):プライバシー保護データマイニングのローカル処理
第14回:コンテンツセキュリティ (3):プライバシー保護データマイニングの通信処理
第15回:実験のまとめ
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
レポートの執筆
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
4つの実験のいずれも,平常点40%,レポート点60%とする.
実験毎に60%以上をもって合格とする.
4つの実験の全てが合格である場合に単位取得となる.
4つの実験全てに合格した場合,それらの平均点から,下記の基準により評点を判定する.

 可は  60%以上70%未満
 良は  70%以上80%未満
 優は  80%以上90%未満
 秀は  90%以上
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
実験全般については,李が相談に乗る(事前にメールにて予約してください).
個々の実験については,指導教員により異なるので,メールなどで各指導教員から予約を取り相談すること.
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
卒論,修論や卒業後の仕事に必要なセキュリティ技術を身に着けてください.講義であいまいだった点を,実験を通じて理解してください.
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keywords
セキュリティ,暗号,ネットワーク,マルウェア,データ保護