シラバス参照

講義概要/Course Information
2024/04/27 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
線形システム理論
英文授業科目名
/Course title (English)
Theory of Linear Systems
科目番号
/Code
ELE603k
開講年度
/Academic year
2019年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講類・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
曽我部 東馬
居室
/Office
西8-617
公開E-mail
/e-mail
sogabe@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://cluster-iperc.matrix.jp/
更新日
/Last update
2019/07/18 17:52:59 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標(2,000文字以内)
/Themes and goals(up to 2,000 letters)
目標: ラプラス変換を用いた電気回路の過渡解析手法を身につけるとともに、線形回路の性質を理解し、留数定理を用いたラプラス解析手法について身に付ける。また、分布定数回路(伝送線路)の考え方、伝送線路方程式、伝送線路の特性を示す種々のパラメータを理解し、伝送線路の解析を習得する。
前もって履修
しておくべき科目(1,000文字以内)
/Prerequisites(up to 1,000 letters)
線形代数学第一、線形代数学第二、微分積分学第一、微分積分学第二
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目(1,000文字以内)
/Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters)
特になし。
教科書等(1,000文字以内)
/Course textbooks and materials(up to 1,000 letters)
参考図書:
[1]  新妻 弘明: 電気回路を中心とした 線形システム論、朝倉書店、1999年
[2] 平山 博 , 大附 辰夫 : 電気回路論 、電気学会大学講座) 、 2008年
[3] 高木茂孝: 線形回路理論、朝倉書店、2014年
[4]  斎藤正男: 電気回路・システム特論、コロナ社、2011年
授業内容と
その進め方(2,000文字以内)
/Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters)
1    線形システムと電気回路(オームの法則、キルヒホッフの法則)
2   線形システムの性質と応答 (重ね合わせの理、テブナン・ノートンの定理等)
3   交流回路 (フェーザ、直列・並列共振)
4   微分方程式を用いた過渡応答解析
5      回路の線形性とラプラス変換
6      部分分数分解によるラプラス逆変換
7      留数定理によるラプラス逆変換
8     2端子対回路:Zパラメータ、Yパラメータ、相互インダクタ
9     2端子対回路:Hパラメータ、Fパラメータ、π型回路とY型回路
10    分布定数回路:線路の基本方程式
11  分布定数回路(伝送線路)―無損失線路,無ひずみ線路,進行波,後退波
12 分布定数回路(伝送線路)―伝送線路上の電圧電流分布,反射波と定在波
13    分布定数回路の過渡現象概要
14    分布RC回路の過渡現象
15    分布定数回路解析の一般論と応用
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)(1,000文字以内)
/Preparation and review outside class(up to 1,000 letters)
対応する参考書部分を予習しておくこと。
復習として、授業でとりあげた計算をきちんとフォローすること。
自分で計算することにより、内容がきちんと身につくと思う。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
(1,000文字以内)
/Evaluation and grading
(up to 1,000 letters)
評価方法:
基本的には
中間試験 50%、期末試験 50%
で評価する。授業中に
小テスト・レポート・演習
等を行ってこれらを考慮する場合もある。
最低達成基準:
・二端子対回路における端子対電圧、電流と回路パラメータについて理解しており、与えられた二端子回路の回路パラメータを求めることができる。
・分布定数回路について電圧、電流あるいはインピーダンスを計算できる。
・分布RC回路の過渡現象について理解して、過渡応答が計算できる。
オフィスアワー:
授業相談(1,000文字以内)
/Office hours(up to 1,000 letters)
随時。事前にメールまたは電話で連絡して来室すること。
学生へのメッセージ(1,000文字以内)
/Message for students(up to 1,000 letters)
現代の情報システムを支える電子回路の設計や解析を行うためには線形システムの基礎知識が必須となる。線形システムは電子回路設計の基礎であると同時に、電子回路以外の線形システム設計にも幅広く応用できるので、その解析手法に習熟してほしい。
その他
/Others
電子回路設計の基礎ですので、電子工学コースの学生にぜひ真剣に取り組んでもらいたい。
キーワード
/Keywords
電気回路,過渡現象,ラプラス変換,2端子対回路,分布定数回路,回路解析、インピーダンス整合