シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会思想史B
英文授業科目名
/Course title (English)
History of Social Thought B
科目番号
/Code
HSS414z
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
庄司 俊之
居室
/Office
公開E-Mail
/e-mail
JZM04216@nifty.com
授業関連Webページ
/Course website
http://nihi7.cocolog-nifty.com/blog/
更新日
/Last updated
2020/03/01 23:06:43 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
(a)主題:本年度の社会思想史Bは死生観の歴史という広範なテーマを扱う。今日死生観といえば、自分自身の死をどう考えて生きるか、個人のライフスタイルの問題として理解されることが多い。しかしそうした理解ですら時代と社会の影響を受けている。死生観を考えるときの諸要素、何を考慮し何を切り捨てるか、またそこにどういう序列をつけるのかという問題はつねに歴史と社会とともにある。本講義では、そうした視座から死生観の変遷を追いかけていく。

(b)達成目標:1、現代の死生観の特徴を他と比較して説明できる。2、死生観の構造や決定因子、その変動について理解できる。3、自分自身の死生観が多様な死生観のひとつであると相対化できる。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
社会思想史A
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
社会思想史A
教科書等
/Course textbooks and materials
教科書は使用しない。
参考書は講義内で適宜紹介する。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a)授業内容
第1回 イントロダクション:戦後日本の場合
第2回 生物学的基盤をめぐって
第3回 前近代的世界
第4回 キリスト教の場合
第5回 病院の世界
第6回 医療倫理の歴史(1):第2次大戦まで
第7回 医療倫理の歴史(2):消費社会と現在
第8回 障がいを抱えた生
第9回 戦争(a):内地と戦場
第10回 戦争(b):生き残った者
第11回 障がいを抱えた生
第12回 家なき者、ホームレスの生死
第13回 老いと排泄
第14回 食べるということ:宮沢賢治の場合
第15回 小括:廃墟のイメージとその変容

(b)授業の進め方
 講義は講師によるレクチャーが中心となる。資料は授業関連Webページにアップするので各自ダウンロードのうえ受講すること。授業は配布資料にそって話すので、板書事項はプリントにメモするなどして下さい。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
 予習はとくに必要としないが、高校世界史レベルの事項はまえおき抜きに話題にすることがあるので、必要に応じて、高校教科書や百科事典、あるいは講師が指定した参考書などを使って適宜知識を確認することが望ましい。復習は、配布資料やノートをよく読み返すこと。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
 全15回のうち2/3以上出席した者だけを評価の対象とし、評価はレポートによって行います。レポートの内容は未定ですが、(1)講義内容をきちんと押さえていること、(2)必要なポイントに触れていること、(3)論理性と文章力、この3つを基準に採点します。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
質問等は講義の前後およびメールにて受け付ける。
学生へのメッセージ
/Message for students
「この授業は何の役に立つのか?」と聞かれたときには「一般教養は生きるための力を培うものです」と答えることにしています。その心積もりで受講して頂ければと思っています。
その他
/Others
とくになし
キーワード
/Keyword(s)
死生観、循環的時間意識、死の近代化、意味