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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
基礎物理学演習第一
英文授業科目名
/Course title (English)
Elementary Exercises in Physics Ⅰ
科目番号
/Code
FGN102a FGN102b FGN102c FGN102d FGN102e FGN102f FGN102g FGN102h FGN102i FGN102j FGN102k FGN102m FGN102n FGN102p
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
1/2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
演習 単位数
/Credits
1
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
中井 日佐司
居室
/Office
E2-211
公開E-Mail
/e-mail
nakai@fedu.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://webclass.cdel.uec.ac.jp/
更新日
/Last updated
2020/02/28 15:24:57 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
  物理学の演習問題の解答を作成することを通して,以下の事柄の日本語による習得を目的としています.
   - 専門用語,
   - 解答に関する戦略,
   - 論理,
   - 技能(特に数学),
 なお、前期は力学と波動について、後期は熱学と電磁気学について演習を行います.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
なし。
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
なし。
教科書等
/Course textbooks and materials
教科書:学部の授業「物理概論」の教科書,演習書.
参考書
[1] Raymond A. Serway 「科学者と技術者のための物理学 Ia, Ib」(学術図書出版社)
[2] 宇佐美、貴島、西村、鳥塚「新版|理工系のための力学の基礎」(講談社サイエンティフック)
[3] 副島、杉山「力学」講談社基礎物理学シリーズ1(講談社)
[4] 長谷川「振動・波動」講談社基礎物理学シリーズ 2(講談社)
[5] 二宮、並木、杉山「物理のための数学入門」講談社基礎物理学シリーズ10(講談社)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
1 力学
=========
  1.  はじめに
      - この授業の目的と進め方の説明、
  - 物理学に関するアンケート(テストではない)
      
  2.  次元、数学の復習
      - 物理量の性質を調べるために用いられる次元の算出法.
  - 代数の復習.
  - 微分積分の復習.
      
  3.  ベクトル
      - ベクトル代数(和、差、内積)演算.
      
  4.  軌道と速度
      - 座標の定義と良く使う座標系.
  - ベクトルの微分としての速度.
      
  5.  運動学
      - 物体の運動の数学による表現.
      
  6.  運動方程式
      - 第二法則に基づいた運動の解析.
      
  7.  常微分方程式 I 変数分離、定数係数線形同次微分方程式
      - 積分による解法(変数分離)、特性方程式による解法(定数係数線形同次).
  - 同次でない定数係数線形方程式から同次方程式への変形.
  8.  常微分方程式 II 定数係数線形非同次方程式
      - 係数比較法により特殊解を得る方法
  
  9.  単振動
      - 釣り合いと安定性から振動を求める方法、単振り子
  - 定数係数線形同次微分方程式として,単振動の運動方程式を解く
      
10.  減衰振動、強制振動
       - 定数係数線形非同次微分方程式として運動方程式を解く
      
11.  力学的エネルギー保存則
       - 運動の第二法則と仕事、力学的エネルギーの関係.
      

2 波動
=========
12. 波動とは何か
       - 力学的波動が生じるための要件、波の種類
   - 正弦波(調和波)
   - 単振動の集合として見た正弦波
   - 正弦波が運ぶエネルギー
       
13.  基準振動と定常波
       - 正弦定常波
   - 定常波のエネルギー
   - 重ね合せの原理
       
14.  波の反射と透過
       - 波動方程式の解としての波動
   - 固定端や自由端における反射・透過
   - 2つの材料境界における反射・透過
       
15.  到達度確認テスト、解説.

[進め方] 下記のように授業を進める;
1) その回のテーマに関する解説,
2) 教員による例題の解答を板書,
3) 受講者による問題解答(板書),
4) 教員による解答の講評
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
学部授業物理学概論の復習を行なうこと.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
成績評価法
授業中に解いた問題60%+期末試験40%。

最低達成基準
すじみちをたてて、力学に関する質問がおこなえるようになること。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
月〜金の昼休み,木・金曜日4,5限.他の時間でも,都合がつけば相談に応じます.
学生へのメッセージ
/Message for students
この演習をとおして、(1)物理と数学がとてもいい友達であること、(2)筋道をたててはなすことの大切さを知ってもらいたい。
その他
/Others
なし。
キーワード
/Keyword(s)
質点の力学、波動