シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
地学実験(Ⅲ類・S)
英文授業科目名
/Course title (English)
Practice in Geoscience
科目番号
/Code
GEO501j GEO501k GEO501m GEO501n GEO501p
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
実験 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
教職科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
白井 正明
居室
/Office
非常勤講師
公開E-Mail
/e-mail
mshirai@tmu.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.comp.tmu.ac.jp/g-g-shirai/
更新日
/Last updated
2020/02/24 12:31:28 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
教職課程の科目「理科」に関する専門教育科目としての「地学実験」である.地質学や気象学を題材に,いくつかの地学に関する野外実習,屋内での実習・解析に取り組み,高等学校までの「理科」で扱われる地学の内容をより深く理解できるようにする.
達成目標として以下を挙げる.
・地学に関連した基礎的な観測・観察・解析の特有の方法を知り,関連する機器・道具を適切に使用することができる.
・過去の環境変動や大災害の痕跡が,地層や地形等に記録されていることと,その復元方法を一通り理解する.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
特になし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
「地学」講義を受講しておけば,実習の理解が深まるので,なるべく履修をしておくこと.
教科書等
/Course textbooks and materials
特になし.授業中に資料を配布する.
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a) 授業内容
各回は2限連続(180分)の授業に相当する.野外実習を中心とした授業であり,野外実習2回以上の出席を必須とするので,以下の日程をよく確認しておくこと.
第1回 ガイダンス/地形図に親しむ 4月13日:地形図,等高線,地形断面図
第2〜4回 相模川の段丘地形見学(神奈川県相模原市) 4月18日(土:雨天決行)
 第2回:河川と河原の礫,
 第3回:河成段丘の地形,
 第4回:関東ローム層と火山灰
第5回 地形分類図の作成(相模川実習のまとめ) 4月27日:地形断面図,地形分類図,河成段丘
第6〜8回 多摩川沿いの地層見学(東京都立川市・昭島市)5月9日(土:雨天の場合,翌日に順延)
 第6回:干潟の地層と海水準変動,
 第7回:過去の巨大噴火とラハール,
 第8回:ルートマップの作成
第9回 ルートマップを利用したデータ整理(多摩川実習のまとめ)5月18日:方位磁針,ルートマップ
第10〜12回 三浦半島城ヶ島の地層・地形の見学(神奈川県三浦市)5月30日(土:雨天の場合,翌日に順延)
 第10回:海成段丘と地殻の変形,
 第11回:付加体とタービダイト,
 第12回:地層の走向・傾斜の測定
第13回 地層の傾斜と地質断面図の作成(城ヶ島実習のまとめ)6月8日:地層の走向・傾斜,地質断面図
第14回 岩石・火山灰の観察 6月22日:偏光顕微鏡,岩石薄片,鉱物,実体顕微鏡,微化石
第15回 天気図に親しむ 7月6日:天気図,気圧配置,等圧線

(b) 授業の進め方
毎回の作業・観察の結果を,次の回にレポートとして提出する.場合によってはレポートの内容・結果を発表してもらう.
野外実習を2回休む者については,他に実習課題を課す.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
各回のキーワードを参考に,「地学」授業の対応部分を読み返しておくこと.また毎回のレポート作成を課す.レポート作成をきっかけに,自分が興味を持った問題,納得がいかない問題を,自主的に調べることを薦める.その上での質問は歓迎します.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
6割以上の出席をした者を対象に,レポートによる評価を行う.3回実施する野外実習の各回は,概ね授業3回分に相当し,さらにその次の回の授業内容に大きく影響するため,野外実習2回以上の出席を必須とする.やむを得ず野外実習を2回欠席した者には授業内容とは別の実習課題を課す.
従って6割相当のレポートを提出していることが合格の最低基準であり,その中でも正確な観察結果等を基に,科学的・論理的な解釈を行ったものを高く評価する.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
授業直後.また質問等は電子メールでも受け付ける.
学生へのメッセージ
/Message for students
3回の野外実習を中心に,地質学や気象学に関連した実習を行います.
野外実習の際には,汚れても良い服装と歩き易く滑りにくい靴を着用してきて下さい.
その他
/Others
第1回の前半にガイダンスを行うので,遅刻することなく必ず出席すること.
また地形図へ書き込みをするので,6色程度の色鉛筆を持参すること.数色の蛍光ペン,赤・青のフリクションボールペンもあると便利です.
キーワード
/Keyword(s)
地質調査,地形図,地層,岩石,火山灰,天気