シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
生物学概論(Ⅱ類)
英文授業科目名
/Course title (English)
Introduction to Biology
科目番号
/Code
BIO201h BIO201i
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
1/2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
教職科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
白川 英樹
居室
/Office
東6-728
公開E-Mail
/e-mail
hshrkw@UEC
授業関連Webページ
/Course website
http://rainbow.pc.uec.ac.jp/edu.html
更新日
/Last updated
2020/02/20 10:33:48 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
「生物学」は生体分子、細胞から個体、個体群、生態系まで、様々なレベルの生物システムを対象とする学問である。また、現在の生物学は他の多くの分野に影響を与えている。例えば遺伝学細胞生物学の研究の発展は、医学や農学に飛躍的な進歩をもたらし、分子生物学は、人類学や犯罪科学のような広範な分野比新たな手法を提供している。神経科学や進化生物学は、心理学や社会学の変化をもたらし、生態学は、地球温暖化の原因や生物学的影響のような環境問題を評価するのに必須である。本講義では、生物システムの複雑さ、精密さ、巧妙さ、多様さを実感し、生物自体への興味や人工システムへの応用などについてのヒントを得ることを目標にする。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
なし
教科書等
/Course textbooks and materials
参考書(購入する必要はない):
 ケイン「生物学」東京化学同人
 キャンベル「生物学」
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
第1回:生物に共通する特徴:細胞、遺伝、自己複製、成長・発生、刺激・応答、組織化、進化
第2回:生物の多様性(1):階層分類、界、ドメイン、系統樹、細菌、古細菌、原生生物
第3回:生物の多様性(2):真核生物、原核生物、多細胞生物、植物、菌類、動物
第4回:生物を構成する物質:糖、タンパク質、アミン酸、ヌクレオチド、DNA・RNA、脂肪酸
第5回:細胞の構造:細胞膜、細胞小器官、核、小胞体、ミトコンドリア、ゴルジ体、葉緑体
第6回:エネルギーと酵素:代謝、同化、異化、活性化エネルギー、酵素
第7回:光合成と呼吸:光合成、光リン酸化反応、炭酸固定回路、細胞呼吸、解糖系、クエン酸回路、酸化的リン酸化
第8回:細胞間の情報交換:シグナル分子、受容体、ホルモン、神経伝達物質、局所介在物質、細胞内シグナル伝達
第9回:細胞分裂とがん:有糸分裂、細胞質分裂、細胞種記、がん、がん遺伝子、がん抑制遺伝子
第10回:遺伝、遺伝子、DNA:メンデルの法則、形質、遺伝子、DNA、染色体、遺伝病
第11回:遺伝子からタンパク質へ:転写、RNA、mRNA、コドン、翻訳、遺伝子発現制御
第12回:DNAテクノロジー:制限酵素、電気泳動、DNAライブラリー、遺伝子工学、遺伝子医療、ゲノム医学
第13回:生物の形態:表面積対体積比、相対成長関係、大型化・複雑化、骨格
第14回:運動の生理学:骨格筋、心筋、筋収縮、サルコメア、鞭毛・繊毛、運動神経、軸索、活動電位、シナプス
第15回:感覚の生理学:感覚刺激、受容、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、体性感覚
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
予習・復習は特に必須ではないが、講義資料をWebに掲載するので自己学習に活用すること。興味を持った生物学関連のトピックスについては、日頃から自分で積極的に調べるように。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
中間および期末の2回の試験により評価する。以下を最低合格基準とする。
・生物システムの複雑さ、精密さ、巧妙さ、多様さを理解していること。
・様々な生物システムと人間社会の関わりを理解していること。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
東6号館728号室 金曜 昼休み
この時間に都合がつかない場合は、メール等で事前にアポイントを取ること。
学生へのメッセージ
/Message for students
電通大のほとんどの学生は高校で生物を学んでいないので、講義もそのつもりで進めます。
その他
/Others
II類の理科教職の必修科目です。
上記のメールアドレスのUECはuec.ac.jpに置き換えて使って下さい。
キーワード
/Keyword(s)
生物の構造と機能、多様性、生体分子、細胞、代謝、遺伝子、バイオテクノロジー