シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
音響工学
英文授業科目名
/Course title (English)
Acoustic Engineering
科目番号
/Code
ELE702g
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
野村 英之
居室
/Office
西2-527
公開E-Mail
/e-mail
h.nomura@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://webclass.cdel.uec.ac.jp/
更新日
/Last updated
2020/02/20 10:46:12 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
(a) 主題
現在,音響学は広い分野で利用されている.例えば,日本音響学会には応用音響,音楽音響,音声,聴覚,建築音響,騒音・振動,超音波などの多くの分野があり,基礎から応用まで研究されている.さらに音の利用は芸術,医学,心理学などとの学際領域にまでに広がっている.このように音響学は学際的な学問であり,全てを学ぶの不可能に近い.本講義では,このうちの物理学や工学(特にエレクトロニクス)的な側面からの音響について学ぶ.

(b) 達成目標
授業では,音波・振動伝搬の基礎理論,機械・音響・電気系のアナロジー,音響信号処理の基礎的な事柄を理解し,情報伝達手段としての音(音響信号)を理解することを目標とする.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
音響工学は学際的な学問です.前もっての履修は必須ではありませんが,次の科目の知識が学修に役立ちます.

基礎電気回路,回路システム学,電子回路学,力学,波動と光,電子機器システム学,応用数学
教科書等
/Course textbooks and materials
教科書はないが,以下のものが参考になると思います.
- 大賀寿郎, 鎌倉友男, 斎藤繁実, 武田一哉, 音響エレクトロニクス(培風館)
- 三井田惇郎, 音響工学(昭晃堂)
- 安藤彰男 編, 基礎音響学(コロナ社)

また,授業では必要に応じて資料を配付します.
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a) 授業内容
1. 音響工学を学ぶにあたって
2. 振動の基礎
3. 音波の伝搬
4. 音波の放射
5. 聴覚・音声の科学
6. 音声・音響情報処理
7. 機械・電気系のアナロジー
8. 音響・電気系のアナロジー
9. 機械・音響・電気系のアナロジー
10. 電気音響変換器
11. マルチメディアとオーディオ装置
12. 音環境・騒音と音情報の伝達
13. 超音波の基礎
14. 超音波の応用
15. 期末試験と解説

(b) 授業の進め方
スライドや黒板を用いて講義を進めます(ただし順番を入れ替えたり,省略することもあります).また,適時,演習を行います.また,電卓(関数機能付き)を必ず持参することが望ましい.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
講義終了後にその時間内で説明された専門用語の意味や内容を整理,理解しておくこと.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
期末試験60%,演習40%の割合で合計点として評価します.

音響工学の基本事項,特に音波伝搬の基礎,機械・音響・電気系のアナロジー,音響信号処理の基礎を最低限理解し,上記成績評価の6割をもって合格の最低基準とします.

なお,再試験は行いません.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
水曜日4限@西2-527.ただし事前に連絡をすることが望ましい.
学生へのメッセージ
/Message for students
音は人の生活に密着にしています.その音を扱うのが音響学であり,その工学的応用が音響工学です.この授業を通して,身近な音や音響に関する理解が少しで進めばと考えます.
その他
/Others
なし
キーワード
/Keyword(s)
音響機器,マイクロホン,スピーカ,音波,振動,聴覚,音声,超音波