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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
自動車工学(Ⅱ類)
英文授業科目名
/Course title (English)
Automotive Engineering
科目番号
/Code
MCE701h MCE701i
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
於保 茂
居室
/Office
非常勤
公開E-Mail
/e-mail
oho@nit.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last updated
2020/03/22 18:26:34 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
a) 主題
 自動車は機械、電気電子、情報通信、計測制御、ソフトウエア等の諸工学を融合した複雑なシステムである。本講義では電子技術の視点から自動車技術の発展と現状、将来展望を学ぶ。併せて社会的背景である環境、エネルギー、交通等の諸問題についても理解を深める。また自動車産業とそれに密接に関わる機械・電機・半導体・ITソフト等の各種産業についても概要を把握する。
b) 以上を身に付けた上で、現在の自動車産業・技術が今後どのように発展するか、自ら
の言葉で議論できるようになることを目標とする。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
機械工学、メカトロニクス、電磁気学、電気・電子回路、情報通信、計測制御、ソフトウエア等の諸工学基礎科目
教科書等
/Course textbooks and materials
資料を配布する。
参考図書: 加藤光治, "図解 カーエレクトロニクス 上・下巻," 日経BP社
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
I. 序論 
①自動車とその課題
II. 自動車の駆動系
②自動車エンジンと制御
③燃料噴射と点火
④吸気流量の計測
⑤空燃比制御と排気の浄化
⑥代替燃料と電気駆動系
III. 自動運転=ロボットカーに向けて
⑦自動車の通信システム
⑧ナビゲーションシステム
⑨予防安全システム
IV. 電子制御システムの開発技術
⑩自動車用半導体
⑪自動車用コントローラ
⑫自動車のソフトウエア
⑬モデルベース開発手法
V.まとめ
⑭知能機械への期待: 地雷処理
⑮レポート課題解説
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
車の電子技術は1980年初頭のエンジンのマイコン制御から本格化し、走行・安全制御、情報システム等、大きく発展し、2020年の今日では自動運転の実用化が期待されている。担当者はこの間、多年企業において自動車電子システムの研究開発に従事してきた。国内の自動車メーカとの連携だけでなく、米国自動車産業の中心地であるデトロイトに多年駐在し、米国メーカと新技術の共同研究や新製品の実用化を進めてきた。またISO等の国際標準規格の策定にも関わった。講義ではこうした企業実務の経験を踏まえて、技術の歴史的発展、今後の動向について述べるとともに、グローバルビジネスとしての自動車の重要性を学生に伝えたい。
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
本科目はこれまでに勉強した工学基礎科目の応用である。必要に応じて基礎科目を復習すること。
また講義資料の内容、キーワードをインターネットや文献等で更に調べること。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
演習レポート成績70%、講義アンケート(興味、理解、質問、意見等)による授業参加30%。
自動車の電子技術に関わる基礎的概念、用語を実際の応用と結びつけて理解すること。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
口頭相談は講義終了後に受け付ける。e-mailも可。
学生へのメッセージ
/Message for students
自動車は国内最大の産業であり、グローバルビジネスです。機械だけでなく電機やIT・ソフト分野も含めて数多くの企業が自動車と直接・間接に関わっています。講師の産業界での研究開発や海外駐在の経験をベースにして講義を進め、皆さんの進路選択の参考にして頂きたいと思っております。
その他
/Others
なし
キーワード
/Keyword(s)
カーエレクトロニクス、電子制御、センサ、アクチュエータ、モデルベース開発、ソフトウエア工学