シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
機械力学および演習(Ⅱ類)
英文授業科目名
/Course title (English)
Dynamics of Machinery, Theory and Practice
科目番号
/Code
MCE401h MCE401i
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
2
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義/演習 単位数
/Credits
3
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
小池 卓二
居室
/Office
東4-729
公開E-Mail
/e-mail
koike@mce.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
特になし
更新日
/Last updated
2020/03/02 18:48:31 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
(a)主題:
機械本来の機能を発揮させるためには、様々な振動問題の解決が不可欠である。機械力学では、モデリングの方法や運動方程式の導出法などを学習することで、振動を理論的に考察し、その計測・解析および制御方法の基礎を習得する。

(b)達成目標:
(1)1自由度系の運動方程式の立て方と固有振動数、固有円振動数、周期の意味を理解する。
(2)減衰振動とその特性を表す減衰比などの意味を理解する。
(3)強制振動の応答の求め方と共振曲線の意味を理解する。また、振動計測と振動制御の原理を理解する。
(4)2自由度系の運動方程式の立て方と固有振動数と振動モードの求め方と意味を理解する。また、動吸振器の特徴を理解し、振動低減対策に生かすことができる。
(5)連続体の運動方程式の立て方と、固有振動数と振動モードの求め方と意味を理解する。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
微分積分学第一・第二、力学、力学演習







前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
解析学、数学演習第一・第二







教科書等
/Course textbooks and materials
教科書:JSMEテキストシリーズ 振動学(日本機械学会)
参考書:斉藤秀雄著『工業基礎振動学』(養賢堂)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a)授業内容
第1回:自由度と一般化座標,力学の基礎,調和振動の複素数表示,振動の合成
第2回:減衰がない1自由度系の自由振動
第3回:エネルギー法,力のモーメント,振り子の運動
第4回:減衰がない1自由度系の強制振動,共振曲線,強制力,強制変位
第5回:減衰がある1自由度系の振動,粘性減衰をもつ振動系
第6回:外力による強制振動,過渡振動,変位による強制振動
第7回:振動の計測,任意外力に対する応答
第8回:中間試験,試験の解説
第9回:2自由度系の自由振動,固有振動数と振動モード,
第10回:車体の振動
第11回:2自由度系の強制振動,ダイナミックダンパー
第12回:多自由度系への拡張,ラグランジュの方程式
第13回:連続体の振動,弦の横振動
第14回:棒の縦振動,棒のねじり振動
第15回:総合演習および解説

(b)授業の進め方
機械力学は,実際の問題を自分で解析してみることにより,より深い理解が得られる.そこで,講義90分,演習45分で行なう事を基本とし,毎回,演習結果を講義終了時に提出する事を求める.演習結果は採点をし,次回の講義で解説を行なう.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
毎回,講義中に行う演習問題の解答を配布するので,各自十分復習し,理解すること.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
(a)評価方法:
中間試験・期末試験および演習・宿題の結果により総合評価する。

(b)評価基準:
 以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。
(1)1自由度系の運動方程式の立て方と固有振動数、固有円振動数、周期の意味
    を理解している。
(2)減衰振動の解法と、その特性を表す減衰比などの意味を理解している。
(3)強制的に振動させた場合の応答の求め方と共振の意味と条件を理解している。
(4)2自由度系の運動方程式、固有振動数、振動モードの意味を理解している。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
月曜5限.授業相談は適宜応じるが、電話、E-mailなどで事前にアポイントを取ること。







学生へのメッセージ
/Message for students
振動の式を単に覚えるのではなく,その式が示す物理的意味を理解してほしい.そうすれば,日常生活から機械設計まで,多くの場面で応用が利くようになります.







その他
/Others
特になし
キーワード
/Keyword(s)
運動方程式,自由振動,固有振動数,減衰振動,強制振動,共振,振動抑制