シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
固体電子論
英文授業科目名
/Course title (English)
Fundamentals of Solid State Electronics
科目番号
/Code
PHY501k PHY501m PHY506n
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
中村 淳
居室
/Office
西2−325
公開E-Mail
/e-mail
Jun.Nakamura@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.natori.ee.uec.ac.jp/junj/index-j.html
更新日
/Last updated
2020/04/25 14:30:19 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
半導体の性質や半導体内でのキャリアの振る舞い,エネルギー帯図を使った半導体界面の働きなどの基礎知識を身につけてダイオードの動作原理を理解し,トランジスタ動作やレーザ動作などへ発展できるようにする。
【光工学、物理工学プログラム向け。電子工学プログラムの学生は水柿義直先生が担当のクラスを履修すること。】
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
理数基礎科目と学科専門基礎科目
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
なし
教科書等
/Course textbooks and materials
教科書:電子デバイス工学(第2版) (古川静二郎他) 森北出版

参考書:柴田直「半導体デバイス入門」数理工学社
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
パソコン,テレビ,携帯電話などの電気製品は,トランジスタと呼ばれるいろいろな種類の半導体デバイスを使用している。この科目では電子デバイスの基礎となる知識の習得をしてもらうために,電子の性質,結晶,エネルギー準位,エネルギー帯図,半導体中のキャリア,pn接合ダイオードなどの理解を目指す。

第1回:電子と結晶(1) 水素原子模型と電子軌道
第2回:電子と結晶(2) 結晶と結合形式、結晶の単位胞と方位
第3回:エネルギー帯と自由電子(1) エネルギー準位とエネルギー帯
第4回:エネルギー帯と自由電子(2) 半導体・金属・絶縁体のエネルギー帯構造
第5回:半導体のキャリア
第6回:キャリア密度とフェルミ準位(1) 真性キャリア密度と真性フェルミ準位
第7回:キャリア密度とフェルミ準位(2) 外因性半導体のキャリア密度とフェルミ準位
第8回:中間試験 および 試験問題の解説
第9回:半導体の電気伝導(1) ドリフト電流、半導体におけるオームの法則
第10回:半導体の電気伝導(2) 拡散電流、キャリア連続の式
第11回:pn接合とダイオード(1) pn接合ダイオードのエネルギー帯構造
第12回:pn接合とダイオード(2) pn接合ダイオードを流れる電流
第13回:ダイオードの接合容量(1) 空乏層容量
第14回:ダイオードの接合容量(2) 拡散容量
第15回:トランジスタへの発展
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
予習:教科書の内容や語句(専門用語)について調べておく。
復習:ノートや演習の内容を再確認し、教科書を再読することで体系的に知識を整理する。また、教科書の練習問題を解き、知識を定着させる。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
a) 評価方法:
  中間試験・期末試験および演習・レポートの結果を,次のように総合評価する。
  成績評価=(演習・レポートの評価点×20%)+(中間試験の評価点×30%)+
       (期末試験の評価点×50%)
(b) 評価基準:
  以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。
  (1) エネルギー帯図を理解する。
  (2) 半導体中のキャリアの生成機構を理解する。
  (3) 半導体中の電気伝導機構を理解する。
  (4) pn接合の電気伝導特性を理解する。 
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
火曜5限
学生へのメッセージ
/Message for students
半導体工学の基礎の勉強です。半導体内におけるキャリアの振る舞いについて、少なくとも定性的には理解して欲しい。将来、電子デバイスに関連する分野に進まない学生でも必要な事項ばかりです。
その他
/Others
今年度に限り、オンデマンド授業形式で開講します。
授業(ノート、音声)はG Suiteで配信しますので、Google Classroomに「大学から与えられたG Suiteのアカウント」でログインして、以下のクラスコードを入力して授業に参加してください。
"(第一回目分を5月14日までに呈示します)"
毎回、課題をGoogle Classroom経由で呈示しますので、期限までに提出してください。

This class will be offered in on-demand class only for this fiscal year.
Classes (notes and audio) will be distributed by G Suite, so please log in to Google Classroom with "your G Suite account given by UEC" and enter the class code below to join the class.
"(The first class will be presented by May 14)"
Each time, the assignment will be presented via Google Classroom, so please submit it by the deadline.
キーワード
/Keyword(s)
半導体,シリコン,化合物半導体,ドーパント,キャリア,Fermi-Dirac分布関数,エネルギー帯図,pn接合,ダイオード,電子デバイス