シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
物理化学第一
英文授業科目名
/Course title (English)
Physical Chemistry Ⅰ
科目番号
/Code
CHM501p
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
山北 佳宏
居室
/Office
東1-113号室
公開E-Mail
/e-mail
yamakita 123 uec ac jp [123を@にして下さい]
授業関連Webページ
/Course website
Classroom: dufdj6d, レポート提出:https://drive.google.com/drive/folders/1uUPNyneYtyzvZjM0nRBHibvNe3s9riz-?usp=sharing
更新日
/Last updated
2020/04/27 16:56:30 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
■主題
 分子の構造・振動・回転などを扱う構造化学と、物質の光への応答と,物質の状態(電子・振動・回転状態)を決定する分子分光学を学ぶ。
■達成目標
1.原子・分子の構造を理解し、分光学における選択律と種々の手法の特徴が理解できる。
2.光と物質との関係が分かり、電子機器・材料・生物などへの応用を基礎から考えられるようになる。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
化学概論第一、基礎科目の物理と化学。S専攻の量子化学。
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
特になし。微分積分、線形代数、量子力学が役立つ。
教科書等
/Course textbooks and materials
■教科書
1.川崎 昌博 他、「分子の物理化学」、朝倉書店
2.マッカーリ・サイモン、 「物理化学(上)」分子論的アプローチ、東京化学同人
どちらでもよいが、1は簡明で必要最小限。2は一般的な大学の講義内容を広くカバーしており、網羅的な記述で省略が少ない(物理化学第二の教科書)。
■参考書
1.大野公一、「量子化学」、裳華房
2.中田宗隆、「量子化学Ⅱ」、東京化学同人
これらは、数式を減らした記述がされており、文章で理解したい時にも役立つ。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
1. 序論(光とは、分光学とは)
2. 分子の電子状態、振動、回転のエネルギー
3. Born-Oppenheimer近似
4. 2原子分子の回転
5. 2原子分子の振動
6. 多原子分子の回転・振動
7. 電子状態
8. マイクロ波分光
9. 赤外分光
10.ラマン散乱分光法
11. 電子構造と紫外可視吸収(発光)
12. 群論と選択律
14. 基準振動
15. レーザー分光
若干変更があります。

テキスト,板書を中心として、補助的な資料と問題演習を用いて進める。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
予習:前回の疑問点を調べておく。
復習:式や導出過程を丁寧に追う。
分からない点や説明が足りないと感じる部分は、参考書等を図書館を利用するなどして調べたり、知人や教員に相談して解決する。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
期末試験で評価する。ただし、授業への出席やレポートの提出状況を考慮する場合がある。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
火曜3限。この時間に都合が付かない場合でも,質問等にはできる限り相談に応じますので、気軽に訪ねてください。
学生へのメッセージ
/Message for students
分子分光学は、ニュートンの時代から量子力学の構築に至るまでの長い期間、物質開発や理論の開拓で重要な役割を果たしてきました。分子分光学の知識が役立つ応用分野を列挙すると、光ディスク(DVD, BRD)、LED、有機EL、CCD、レーザー、染料、ガラス、太陽電池、光合成、バイオイメージング、天文学などがあります。
その他
/Others
なし
キーワード
/Keyword(s)
吸収・発光、マイクロ波分光、赤外(IR)吸収、ラマン散乱、紫外可視(UV-VIS)吸収、群論、点群、選択律、蛍光・りん光、遷移モーメント、レーザー