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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
生体システム工学(Ⅲ類)(S科)
英文授業科目名
/Course title (English)
Bio-Systems Engineering
科目番号
/Code
BIO603p MCE609j
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅲ類
担当教員名
/Lecturer(s)
小池 卓二
居室
/Office
東4-729
公開E-Mail
/e-mail
koike@mce.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
https://uecdisk.cc.uec.ac.jp/index.php/s/Lf9zl4wEALQjmGe
更新日
/Last updated
2020/03/02 18:48:17 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
システムとは,いくつかの要素が相互に密接に影響を及ぼしあい有機的につながっていて,まとまりや仕組みを形作って機能を発揮する集合体を言う.生体システム工学とは,生体をシステムとして捉え工学的に理解することをめざした学問分野であり,特に医工学の分野では重要な学問分野である.本講義では,診断・治療の技術を扱うシステム生体工学者として必要とされる,生体計測・信号処理手法とからだの仕組みの基礎的事項を取り扱う.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
工学解析,計測工学,熱力学,電磁気学
教科書等
/Course textbooks and materials
参考書:
1. 生体信号処理の基礎、伊藤正美監修、オーム社
2. 生体システム工学入門 橋本成広 東京電機大学出版局
3. 生体情報工学,バイオメカニズム学会編,東京電機大学出版局
4. Physics of the human body, Irving P. Herman, Springer
キーワード:生体工学,生体計測学,医用工学,生体情報
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
生体の計測手法と信号処理について概説した後,生体の力学と機械的性質,およびエネルギー代謝について解説する.さらに,感覚器の仕組みや体の制御メカニズムについても概説する.
1. イントロダクション
2. 時間軸/周波数軸
3. 量子化と標本化
4. ディジタルシステムの基礎
5. 生体計測の基礎要件
6. からだの力学
7. からだの機械的性質
8. からだのエネルギー
9. 体内の流体圧・流れ
10. 音・音声・聴覚
11. 光・目・映像
12. 体内の電磁気学的特性
13. フィードバックと制御
14. 総合討論1
15. 総合討論2
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
毎時間,授業内容に関して充分な復習をして下さい.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
(a)評価方法
期末テストにより評価します.講義への出席が2/3に満たない場は評価対象外になります.

(b)評価基準
生体システムについて,基礎的な知識を有しており,活用できることを評価基準とする.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
講義終了直後.また,適宜相談に応じるが,電話やe-mailなどで事前に予約を取ること.
学生へのメッセージ
/Message for students
生体システム工学は,高度医療社会にとって不可欠な先進医療機器を提供するのに必須の技術です.本講義では,工学の広い分野の知識を必要とする学際的な学問である医用生体システム分野についての基礎的事項の習得を目指します.将来,医療機器開発に携わる場合はもちろんのこと,他の分野でもかならず役に立つ知識を得ることができると思います.
その他
/Others
なし
キーワード
/Keyword(s)
生体,メカニズム,計測,医用応用