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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
電磁波工学
英文授業科目名
/Course title (English)
Electromagnetic Wave Engineering
科目番号
/Code
PHY601s
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
先端工学基礎課程
担当教員名
/Lecturer(s)
萓野 良樹
居室
/Office
西2-717
公開E-Mail
/e-mail
ykayano@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.kayanolab.cei.uec.ac.jp/course.html
更新日
/Last updated
2020/03/03 16:52:28 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
(a)主題:この科目は、無線通信方式の情報通信機器の最終段階に関する基本知識を学ぶ。電磁波をどのようにしてアンテナに送っているか、電磁波の物理的な基礎概念、アンテナの性質などについて、電磁波の伝送方式やアンテナの基本事項を学ぶ。
(b)達成目標:高周波信号伝送に必要な分布伝送線路理論、マクスウェル方程式の解析法、アンテナに関する基礎知識を身につける。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
電磁気学および演習、ベクトルと行列第一・第二
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
基礎物理学第一・第二・第三、電気回路学および演習、基礎解析学
教科書等
/Course textbooks and materials
村野公俊著,「基礎電磁波工学」、数理工学社
図書館などで他の電磁波工学の書籍を各自参考にして下さい。たとえば
長谷部望著、「電波工学」、コロナ社
安達三郎著、「電磁波工学」、 コロナ社
など。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
講義は,以下の順序で進める.
以下の内容について講義を行う。
第一回 電磁波工学について、ベクトル解析
第二回 マクスウェルの方程式
第三回 波動方程式、ヘルムホルツ方程式
第四回 波動インピーダンス
第五回 平面波、偏波
第六回 ポインティングの定理
第七回 電磁波の境界条件
第八回 異なる媒質境界での平面波の反射
第九回 伝送線路の基礎、集中定数回路と分布定数回路
第十回 電信方程式、電圧定在波
第十一回 反射係数、伝送線路の入力インピーダンス
第十二回 ポテンシャルを用いた波動方程式
第十三回 電磁界の求め方
第十四回 電磁波の放射とアンテナ
第十五回 アンテナのパラメタ
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
使用する「道具」としての数学・ベクトル解析については各自で勉強しておくこと。授業内で全ての式の導出は行えないので、省いた箇所は各自で復習して導出しておく必要がある。プリントを配布して理解度を高める方針であるが,配布されたプリントの内容について予習,復習をしておくように心がけてほしい.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
【成績評価方法】
レポート、小テストと期末試験で評価する。割合は下記の通り:
レポート、小テスト:30%
期末試験:70%
追試験やレポート提出による単位認定は行わない。
【評価基準】
上記の配点で、60点以上をとること。
・マクスウェルの方程式の一般的な性質を一通り理解していること
・各種媒質中の平面波の伝搬・反射について、性質を理解していること
・伝送線路、アンテナの基本的な式が理解できていること
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
特に設けませんが,事前にメールなどにより別途アポイントを取ること.
学生へのメッセージ
/Message for students
電磁波工学は情報化社会を担う無線通信機器に必要不可欠な知識です。ハード系を志す諸君には常識として知っておく必要がある大事な科目です。最近の電子機器は高速高周波化の傾向にあり、集中定数回路の知識だけでは製品の開発はできません。この授業においては、マイクロ波回路や電磁波関連事項の基礎的事項を習得することを目指すものです。
その他
/Others
特に無し.
キーワード
/Keyword(s)
伝送線路、マクスウエルの方程式、アンテナ