シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
暗号情報セキュリティ
英文授業科目名
/Course title (English)
Cryptography and Information Security
科目番号
/Code
COM801s
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
先端工学基礎課程
担当教員名
/Lecturer(s)
吉浦 裕
居室
/Office
西6-611
公開E-Mail
/e-mail
yoshiura {at} hc.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.yoshiura.hc.uec.ac.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage, http://ohta-lab.jp/lecture/
更新日
/Last updated
2020/03/13 11:14:20 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
コンピュータネットワークは,水道や電気と同様に,社会にとって不可欠なインフラです.情報セキュリティは,コンピュータネットワークを安全面から支える技術です.また,情報セキュリティの基礎となっている暗号理論は,実用的な役割だけでなく,情報とは何かという科学の追求にとっても重要な役割を果たしています.暗号情報セキュリティの主題は,情報セキュリティと暗号について学び,社会において応用できるようになることです.
具体的な達成目標は,情報セキュリティの代表的な三つの領域であるコンテンツセキュリティ,暗号理論,ネットワークセキュリティについて,その基礎を体得することです.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
通信・ネットワーク,離散数学
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
アルゴリズムとデータ構造,情報通信と符号化
教科書等
/Course textbooks and materials
授業開始時に指示します.
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
コンテンツセキュリティ,暗号理論,ネットワークセキュリティの3部構成とし,各分野の専門の教員によるオムニバス形式とします。以下のスケジュールで進めます.

<コンテンツセキュリティ>1回目―5回目
4/09  情報セキュリティ概論
4/16  電子透かし・電子指紋・誤り訂正符号・結託耐性符号
4/23  認証
5/07  P2Pネットワークと情報流出
5/14  ハードウェアのセキュリティ

<暗号理論>6回目―10回目
5/21 イントロダクション (暗号の歴史など), mod計算, 使い捨て暗号
6/28 ユークリッドの互除法とその拡張
6/04 フェルマーの小定理,Pohlig-Hellman暗号
6/11 RSA暗号
6/18 理解度確認のための試験,まとめ

<ネットワークセキュリティ>11回目―15回目
6/25  セキュアプロトコル
7/02  不正アクセスおよび防御の技術
7/09  IoT時代のセキュリティ問題
7/23 無線マルチホップネットワークにおけるセキュリティ
7/30  侵入検知・防止システムの技術
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
<コンテンツセキュリティ>、<暗号理論>、<ネットワーク>の3つについて、
各々1つずつレポートを提出する。各レポートの課題および提出方法については、授業中に説明する。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
授業参加度(50%),レポート(50%)

以下を最低基準とします
・授業回数の半数以上出席すること
・授業参加度とレポートの合計点が60点以上であること
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
授業開始時に連絡します.
学生へのメッセージ
/Message for students
暗号情報セキュリティは実社会のニーズが非常に高い分野ですので,この授業を通じて,高度技術者として社会で活躍できるようになってください.また,暗号理論の学習を通じて,これまでとは異なる理論的な視点から物事を分析できるようになってください.
その他
/Others
なし.
キーワード
/Keyword(s)
コンテンツセキュリティ,公開鍵暗号理論,ネットワークセキュリティ