シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
大学院インターンシップ(海外)
英文授業科目名
/Course title (English)
Advanced Internship (Overseas)
科目番号
/Code
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
全学年
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
博士前期課程、博士後期課程
授業の方法
/Teaching method
演習 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
大学院実践教育科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
機械知能システム学専攻
担当教員名
/Lecturer(s)
井上 洋平
居室
/Office
東4-832
公開E-Mail
/e-mail
yohei.inoue@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.uec.ac.jp/career/career/procedure.html
更新日
/Last updated
2020/03/23 17:15:32 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
インターンシップの基本的な考え方[共通]
 本学のインターンシップは、企業・団体の協力を得て行う就業体験(実習)で、主に夏季休暇を利用して下記の趣旨で実施する。
・実社会で必要な知識や技術、職場・通勤での安全性、勤労の実践、対話の重要性などを体験。
・自己の職業適性や将来設計について深く考える契機とし、近く始まる就職活動に向けた就労意識を高め、あるいは勉学の重要性を認識し、今後の勉学や進路決定のための重要な判断基準とする。
・研究・開発・製造・生産・流通・販売・サービスなどの各分野で、常に積極的、創造的な活動が要望されていることを理解すると共に、社会が必要とするニーズに柔軟に対応できる意思と能力を身につける。
・チームワークの重要性や職業人としての自立の在り方を考え、将来の職業人としての心構えと抱負を養う。

[海外]
 本科目は、本学と連携する海外の現地法人、もしくは海外の大学を通じて紹介を受けた研究機関、企業および大学等の協力を得て、次のような趣旨で実施する。
(1)海外の企業現場(含む日系企業)で、主として実務技術研修を通じて日本の企業や大学の研究・開発等の考え方との違いなどを学び、海外企業に関心を深める。
(2)海外企業の現地社員との交流を通じて、異文化・異言語コミニュケーション、文化や発想、視点の違いなどを体験する。
(3)海外企業などでの研修に参加し、国際社会が求めていることを体験し、大学で何を学ぶかべきか自覚する。
(4)海外での生活を通じて多様な価値観を体得し、将来、国際社会で活躍できる人材として必要な知識や経験を取得するとともに自己のキャリア設計の参考にする。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
大学院基礎専門科目やベンチャービジネス、特許関連の科目。

(大学推薦)各学科・専攻のインターンシップ担当教員、インターンシップ推進室教員が企業・団体の受入条件、学生の希望分野や通勤時間等を考慮して面談を重ね、マッチングの取れた希望学生を指定・推薦する。大学が推薦した学生を企業・団体と交渉、調整し受入れ先を決定する。推薦にあたっては履歴書が必要。なお企業・団体の面談が行われる場合もある。

(自由応募)
学生が研修を希望する企業のホームページ等へ直接エントリーし、企業が受入れの可否を判断する。
学内申請手続きは大学推薦インターンシップと同様である。学生はインターンシップ期間中、実習先の諸規定、監督者、指導者等に従う。

事前・事後の学習を含み実習時間は90時間以上(長期インターンシップは180時間以上)を原則とする。時間、期間の詳細については、学部「学修要覧」、大学院「学修要覧」のインターンシップを参照のこと。時期は主として夏季休暇中に実施する。
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
学部のインターンシップとは異なり、より高度な専門性を期待されるため、大学院の基礎専門科目だけでなく、研究活動に基づく創造的な開発能力が期待されている。

企業・団体名、実習日程、テーマ、募集人数などを各学科・専攻の掲示板などに表示し告知する。

学生はインターンシップの意義、自らの希望する業界、企業について研究、学習をすること。
ビジネスマナー等の指導は、インターンシップ推進室で随時行う。また講習会も実施する。
教科書等
/Course textbooks and materials
4月中旬または下旬にガイダンスが行われ、その際にインターンシップ実施に関する資料が配布される。

インターンシップにおける賠償責任と企業機密保持
学生は実習期間中の災害、事故の発生に備え実習に先立ち「学生教育研究災害障害保険(学研災)及び学研災付帯賠償責任保険」に必ず加入しなければならない。また学生は実習期間中、派遣先企業の就業規則を遵守し、知り得た企業秘密等を第三者に漏洩しないよう約束、記した「誓約書」を企業・団体に提出する。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a) 授業内容
 インターンシップは [A]事前教育・手続き、[B]就業研修、および [C]成果報告・評価で構成される。
(b) 授業の進め方
  (A1) インターンシップ説明会(4月中旬または下旬)
  (A2) インターンシップ希望票提出
  (A3) インターンシップ担当教員による面接
  (A4) インターンシップ実施先選択、内定通知
  (A5) 諸手続き後、実施先正式決定通知
  (B) インターンシップ実施(8月~9月の3週間~4週間、少なくとも90時間以上[短期]、180時間以上[長期])
  (C) 学生は報告書を受け入れ企業に提出する。受入れ企業から研修修了証が発行される。
    また学内での成果報告会および成果報告書の提出等も行なう。

[A]事前教育・手続き
 インターンシップの意義を理解するとともに、これを実施する公的なルールに基づく手続きの方法を学ぶ。同時に自らの希望する業界、企業についてその内容を調査する。これをもとに担当教員、指導教員およびインターンシップ推進室等(事務部)intern@crc.uec.ac.jp (インターンシップ推進室)が連携して研修先企業を選定する。(公募についてはこの限りではない)。また事前の研修および研修希望先との事務手続き等もこの一環とする。
・ビジネスマナー等の指導はインターンシップ推進室(intern@crc.uec.ac.jp)で随時行う。

[B]就業研修
期間は原則として夏季休暇期間中とし、研修中は研修先の諸規定、監督者、指導者等に従う。
研修終了時、企業・団体の研修指導者が記入し、所属部署が発行する「修了書」を以って研修修了が認定される。

[C]成果報告・評価
就業研修後、実習内容、感想、反省などの「報告書」を作成し、所定期限内に提出するとともに、担当教員と面談し、報告および成果報告会を実施する。

各学科・専攻のインターンシップ担当教員が報告書、修了書等で成績を評価し、合格者に単位を付与する。単位数、規定については、学部「学修要覧」、大学院「学修要覧」のインターンシップを参照のこと。
インターンシップは1科目しか履修できない。
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
予定している企業の技術的な背景や基盤技術の内容について予習するとともに現場で使用されている最新の実践技術について復習すること。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
各学科・専攻のインターンシップ担当教員が報告書、修了書等で成績を評価し、合格者に単位を付与する。
単位数、規定については、学部「学修要覧」、大学院「学修要覧」のインターンシップを参照のこと。
インターンシップは1科目しか履修できない。
就業研修期間は原則夏季休暇期間中とし、単位認定の基準は事前・事後の学習時間を
含む研修時間総計90 時間以上[短期]または180時間以上[長期]とする。
成績は修了書、報告書および面談のうえ総合的に判断する。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
随時受け付けるが、事前に電子メールなどで日時を担当教員などと調整すること。
学生へのメッセージ
/Message for students
インターンシップは,企業等の現場において、短期的に模擬研修を行うことによって,大学内では得られない実践的な就労経験から、社会で働くことの意義を考えることができるように設定されている。
社会と直接の接点をもつ最初の貴重な機会となるので,学生であると同時に社会人としての責任や礼儀作法をわきまえた行動および法律や規則に沿った手続きが求められる。このようなインターンシップの目的と意義を十分認識して積極的な姿勢で自己研鑽するように取り組むこと。

さらに海外インターンシップの場合は、海外企業などの現場で短期的な実習を行うことによって、国内の大学の講義では得られない実践的な就労経験から、国際社会で働くことの意義を考えることができるように設定されている。昨今、企業活動がグローバル化しているため、将来国際社会で働くことの意義を考えることができる貴重な機会である。特に,異文化を体験することにより国際化の重要性を体験することができ、国際社会と接点をもつ最初の貴重な機会となるので、国際的な社会人としての責任や礼儀作法をわきまえた行動が要求される。このような海外インターンシップの目的と意義を十分認識して積極的な姿勢で取組むこと。
その他
/Others
学部インターンシップは、3年次の夏季休暇中に国内外の企業・団体で行う就業体験が主であり、実習期間は原則90時間以上(できれば3週間以上)とするが、海外インターンシップについては4週間程度以上が望ましい。
大学院インターンシップは、研究・技術開発寄りの実習が好ましく、主に1年次の夏季休暇中に学部と同様に原則90時間以上の国内、海外のインターンシップ科目(できれば国内3週間以上、海外4週間以上)がある。
これらに加え、原則実習期間が180時間以上の就業体験が必要となる「インターンシップ(長期)[4単位]」と「海外インターンシップ(長期)[4単位]」がある。このように、一定期間、企業・団体等の現場で、実習を行い、その経験から勤労観、職業観を育成し、自らのキャリア形成(卒業後の進路設計)に役立ててもらうことにしている。
実習中はビジネスマナーを心がけ電気通信大学学生として大学の品位を落とさぬよう努めなければならない。
キーワード
/Keyword(s)
インターンシップ、就業経験、手続き、保険、機密保持、グローバル化社会、報告書、成果発表会