シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
バイオメカニクス基礎 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Fundamentals of Biomechanics | ||
科目番号 /Code |
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開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
全学年 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
博士前期課程 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
大学院専門教育科目 - 専門科目Ⅰ | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
機械知能システム学専攻 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
岡田 英孝 | ||
居室 /Office |
東1-407 | ||
公開E-Mail |
hidetaka@e-one.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www.hb.mce.uec.ac.jp | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/23 20:52:14 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
生体の機能と構造を力学的に解析したり,その結果を応用したりする分野をバイオメカニクスと呼んでいる.DNAから独立した個体まで,対象とする生体がどのレベルかによって取り扱う領域が異なるが,本講義では生体の細胞や組織などのミクロな構造には深く立ち入らないで,マクロな視点から構造体としての運動器あるいは身体全体の振る舞い(身体運動)を対象とする.生体の運動機能の力学的仕組みや解析方法を解説し,バイオメカニクスの基礎的事項の習得を目標とする. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
特になし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
特になし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
参考書 ・スポーツバイオメカニクス(ISBN:978-4-7598-1706-5) ・Research Methods in Biomechanics (ISBN:0-7360-3966-X) ・スポーツバイオメカニクス20講 (ISBN:978-4254690408) ・スポーツバイオメカニクス(ISBN:978-4254690385) ・バイオメカニクス―身体運動の科学的基礎(ISBN:978-4764410695) ・身体運動のバイオメカニクス研究法(ISBN:978-4-469-26653-5) |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
以下に示すような主要課題に沿って授業を展開する.はじめに主に人体の生力学的特性と機能について述べ,次に身体運動の解析方法と評価方法について概説する.最後にヒトの基礎的動作のキネマティクスとキネティクスについてデータを紹介しながら解説する.なお,履修者は授業で配布する資料に基づき,復習・予習を行うことが求められる. 1. 導入(身体運動とバイオメカニクスの関わり,身体運動の仕組み) 2. 人体の生力学的特性1(筋の構造,筋収縮の仕組み,筋の形状と機能) 3. 人体の生力学的特性2(筋収縮の特性,筋線維の分類,エネルギー供給系) 4. 人体の生力学的特性3(骨格系と関節運動,筋と関節の機能) 5. 人体の生力学的特性4(身体部分の慣性特性) 6. 身体運動の計測と処理1(動作分析法,身体座標データの処理) 7.身体運動の計測と処理2(雑音除去法,低域通過フィルターの特性) 8.身体運動の計測と処理3(フリーボディーダイアグラム,身体モデル,生体内力の推定) 9.身体運動の計測と処理4(関節トルク解法演習) 10. 身体運動の評価法1(時間分析・距離分析,キネマティクス) 11.身体運動の評価法2(キネティクス,関節トルクの解釈) 12. 身体運動の評価法3(エナジェティクス,身体運動における経済性,効率,有効性) 13. 身体運動の評価法4(筋電図法) 14. 基礎的動作のバイオメカニクス(歩・走・跳・投) 15. 発育・発達と加齢のバイオメカニクス |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
(1)webclassのある授業資料に予め目を通し,学習内容を把握しておく. (2)資料の穴埋め箇所(重要キーワードなど)について復習し,理解を深める. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
授業への取り組み(積極的参加・発言など)(50%),テスト(40%),レポート(10%)によって総合評価する. 最低評価基準:運動器としての骨格筋の機能と構造,動作分析法の基礎について理解できていること. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
東1-407 月曜日1時限 この時間に都合がつかない場合には,電話などで事前にアポイントメントを取ること. |
学生へのメッセージ /Message for students |
近年,バイオメカニクス研究が大変盛んになってきているが,これらの研究は,多くの学問領域を複合したものであることを知って欲しい.単に単位の修得という目的だけでなく,質問や意見を述べる等,積極的な姿勢で参加して欲しい.原則として全出席が求められます. |
その他 /Others |
特になし |
キーワード /Keyword(s) |
バイオメカニクス,運動器,骨格筋,身体運動,動作分析,キネマティクス,キネティクス,エナジェティクス |