![]() ![]() |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
生徒指導・進路指導論 | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
Methods of Student’s Guidance and Career Guidance | ||
科目番号 /Code |
|||
開講年度 /Academic year |
2021年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
教職科目 | ||
開講類・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
小黒 恵 | ||
居室 /Office |
|||
公開E-mail |
oa003683@edu.cc.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last update |
2021/04/17 01:27:45 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標(2,000文字以内) /Themes and goals(up to 2,000 letters) |
生徒指導・進路指導は、学校で多くの時間を過ごし、また学校を通じていずれ社会に出ていく児童生徒、ならびに教員にとって、重要な意味を持つテーマである。これらの指導の内容やあり方、制度といったさまざまな側面は、学校を取り巻く社会の状況に大きく影響される。このため、グローバル化・多様化・情報化といった社会の変化や、いじめ・不登校・発達障害など児童生徒の周りにある問題の多様化といった状況をふまえ、生徒指導・進路指導のあり方を常に検討していくことが求められる。例えば、「道徳」の教科化やキャリア教育の拡充は、学校や社会の状況の変化とそれによるニーズを受けての施策であるが、その指導のあり方は現在も議論され続けている。 この授業では、生徒指導・進路指導に関する基本的な知識や概念に加え、こうした指導の背景にある上述のような状況についても学びを深めていく。よって、基礎知識を身につけたうえで、関連する知識とあわせて多面的・客観的に考察し、いま現在、そしてこれからの生徒指導・進路指導について論じる応用力を身につけることが、最終的な達成目標となる。 |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目(1,000文字以内) /Prerequisites(up to 1,000 letters) |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目(1,000文字以内) /Recommended prerequisites and preparation(up to 1,000 letters) |
なし |
教科書等(1,000文字以内) /Course textbooks and materials(up to 1,000 letters) |
なし(授業内で必要に応じて資料を配布する) |
授業内容と その進め方(2,000文字以内) /Course outline and weekly schedule(up to 2,000 letters) |
(a) 授業内容 第1回 イントロダクション、現代の学校・社会と生徒指導 第2回 「チームとしての学校」と家庭・地域・機関との連携 第3回 生徒指導の意義と原理 第4回 教育課程と生徒指導 第5回 児童・生徒の発達段階と生徒指導 第6回 配慮を必要とする生徒指導と諸制度① いじめ・非行 第7回 配慮を必要とする生徒指導と諸制度② 不登校・ひきこもり 第8回 配慮を必要とする生徒指導と諸制度③ 発達障害とその周辺の子ども 第9回 配慮を必要とする生徒指導と諸制度④ 外国人児童生徒 第10回 進路指導の変遷とキャリア教育 第11回 進路指導・キャリア教育の現状と指導体制 第12回 キャリア教育のカリキュラム構築 第13回 進路指導・キャリア教育とガイダンス機能、キャリア・カウンセリング 第14回 これからの社会とキャリア教育 第15回 全体のまとめ、最終試験と解説 (b) 授業の進め方 生徒指導・進路指導は、社会や学校の状況と密接に関連し、変化するものである。よって、基礎的な概念や知識の理解のみでは不十分であり、現代社会とこれからの社会における生徒指導・進路指導のあり方について、主体的かつ多面的・客観的に考察する力を身につけることが必要となる。この点に鑑み、授業では、基本的な解説を行ったのち、テーマに関連して実際のケースや論文といった資料・文献講読を行い、ディスカッションを通じて異なる視点・意見を共有し、考えを深めるプロセスも重視する。ディスカッションの方法や形式については、履修者数を勘案して決定するが、積極的な議論への参加を期待する。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
独立行政法人 労働政策研究・研修機構において、「日本的高卒就職システムの現在」研究プロジェクトに携わり、様々な地域の高校における進路指導の状況について調査を行い、調査報告書の執筆に参加した。当該経験を活かし、第10回~第14回の授業において、日本の高卒就職システムの特徴・メカニズムと、それを背景とした進路指導やキャリア教育の変遷について、具体例を交えながら詳細に解説する。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等)(1,000文字以内) /Preparation and review outside class(up to 1,000 letters) |
授業内で扱った内容は次回以降の授業の前提知識となるほか、講読した資料や議論の内容も、その後の学習内容や議論の土台となるため、授業後に文献等も含めて復習を行うこと。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) (1,000文字以内) /Evaluation and grading (up to 1,000 letters) |
(a)評価方法:以下の結果を総合的に評価する。 ・小レポート(毎回授業の最後にコメントペーパー形式で実施)25% ・授業への貢献度 10% ・最終試験 65% (b)評価基準:合格の最低基準は以下のとおりである。 ・生徒指導・進路指導およびその背景にある基本的な制度や概念を理解し、説明できる。 ・獲得した知識を応用し、多面的・客観的な議論ができる。 ・知識に基づいて資料を適切に解釈し、議論を補強することができる。 |
オフィスアワー: 授業相談(1,000文字以内) /Office hours(up to 1,000 letters) |
授業時間の前後に質問・相談等を受けつける。 |
学生へのメッセージ(1,000文字以内) /Message for students(up to 1,000 letters) |
この授業では、各トピックに関する基本的な知識を獲得するだけでなく、実際のケースや論文などを講読し、インタラクティブな議論を通じて理解や考えを深めることを目的とします。よって、生徒指導・進路指導に対する関心や問題意識を持つこと、積極的に議論に参加すること、異なる意見を尊重する態度を期待します。また、教員志望者だけでなく、生徒指導・進路指導をめぐる現代の教育制度・問題に関心のある方を広く歓迎します。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keywords |
チームとしての学校、いじめ、不登校、非行、発達障害、外国人児童生徒、キャリア教育、学校から職業への移行、ガイダンス、キャリア・カウンセリング |