シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
心理学A | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Psychology A | ||
科目番号 /Code |
HSS303z | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
久野 雅樹 | ||
居室 /Office |
東1-509 | ||
公開E-Mail |
hisano@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/11 12:46:58 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
(夜間主コースの「心理学」は,昼間コースの「心理学A」と同様の内容で構成する予定です。次は2020年度に開講予定です。) (a) 主題 この授業は心理学の入門コースです。心理学ビギナーとはいえ,人間の「心」について様々な知識をもっているはずの「素朴心理学者」である皆さんに,科学としての心理学がどのような成果をあげてきたかについて入門的・概論的な講義をします。そして,自ら考えることを通して,「心」という複雑にして謎の尽きない対象についての見方を豊かなものにしてゆきます。 「心理学A」では,人間の認識の基礎と,個性を形作るパーソナリティ(性格)とについて主に取り上げて,人間の心の特徴を脳や身体・環境と関連づけながら考えてゆきます。この授業を通して,心理学が,文理を問わず多くの学問と関連をもち,人間の関わるあらゆる場面とつながる,総合的な科学であることが理解できるでしょう。 (b) 達成目標 パーソナリティと認識の問題を中心に,心理学の基本について理解します。心理学の基礎知識を身につけるとともに,心理学的なものの見方になじみ,様々な現象・経験に適用できるようにします。さらに,自ら文献や資料を調べ,考察を文章化する作業を行い,情報収集能力,批判的思考力を含む論理的・多面的思考力,文章表現力を養います。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし。予備知識は前提としません。柔軟な「心」で履修してください。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし。 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
特定の教科書は使用しない予定です。参考書については随時紹介します。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a) 授業内容 授業は,網羅的,体系的というよりは,オムニバス形式のもので,領域をしぼった話題提示をし,日常的な心のはたらきと結び付けて検討します。 流れとしては,まず導入として,時間,空間,メディアという人間を包む基本要因の中での心のあり方について検討します。その後,パーソナリティについて,実習をまじえつつ学習を進めます(いわゆる「心理テスト」「パーソナリティテスト」を経験してみます)。「心理テスト」や「性格」というテーマは,心理学と聞いて,皆さんがしばしば思い浮かべる(それだけに誤解も多い)トピックですが,それを取り上げて心理学的なものの見方になじんでもらいます。そして,こうした心の特徴・機能を実現している,脳,身体,遺伝,進化などの生物的基礎についての理解を深めます。 第 1回 授業案内,心理学の位置づけ 第 2回 時間の中の心と行動 第 3回 空間の中の心と行動 第 4回 メディアと認識の形成 第 5回 パーソナリティの測定 第 6回 質問紙法からみた心 第 7回 心理学的理論の形成と測定 第 8回 心理測定における信頼性と妥当性 第 9回 心理的な問題 第10回 神経伝達物質と精神機能 第11回 心の発達と遺伝・環境 第12回 心の進化 第13回 価値意識とその認知 第14回 現代社会と心理学 第15回 まとめ:自己の成立をめぐって (主題・目標・内容等については,「心理学B」も参照してください。) (b) 授業の進め方 毎回,配布資料に基づき講義を行い,ミニレポート等の形で,各自の学習成果をまとめてもらいます。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
ミニレポートの作成作業を中心に,学習内容を復習し,他のソースと関連させつつ理解を深めてください。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a) 評価方法 平常点と学期末課題,それぞれほぼ60%,40%のウェイトで総合評価を行います。 (b) 評価基準 平常点は単に出席しているということではありません。どの程度しっかりと授業に取り組み自らの認識を深めたかを問題とします。原則として毎回提出物(多くはミニレポート)があります。また必要に応じて,小テストを行います。 学期末課題はレポート(通常,自己について考察する課題)で,内容と形式を総合して評価を行います。 レポート,試験等において,他の文章の丸写し,コピペ,剽窃(他者の文章を自分のものとして無断で引用・発表すること)は不正行為です。このような行為があった場合,単位を認定しないことがあります。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
水曜日17:00-18:00のオフィスアワーには,原則として研究室にいます。来室する場合,なるべくメールでアポイントをとるようにしてください(必要があればこの時間以外にも対応します)。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
心理学は,テレビや雑誌で見かけるような,いわゆる「心理ゲーム」ではありません。ひとりひとりの心を簡単に見抜けるようになる秘術でもないし,実人生の即効薬でもありません。この授業も,何か一方的に「うまい話」が聞けるというものではなく,どれほどのものを得るかは,どれほど自らの「心」をはたらかせたかによります(どの授業でもそうです)。 この授業には,一般教育科目として,「自分自身を知る」手がかりや,「社会を知り,社会につながる」手がかりが得られる内容が多く含まれています。知識を単純にインプットするというよりも,自分なりに考えるためのレパートリー,ヒントを豊富にもってもらいたいと思っています。 私語,内職(レポート,携帯,マンガ等),居眠り等,授業のレベル低下につながるようなことをする学生は履修しないように。 |
その他 /Others |
この授業では実習的内容として,パーソナリティテストや簡単な心理実験を行うことがあります。またこれらの結果について,個人を特定できない形で統計的な分析を行って,授業改善や学術的報告のために用いることがあります。このデータ利用への協力は任意のものなので(協力しないことによる不利益はありません),協力したくない場合は担当者まで連絡してください(成績評価終了後でも結構です)。 |
キーワード /Keyword(s) |
心理学,心,心理テスト,パーソナリティ,性格,脳,身体,遺伝,進化,認識,認知,自己 |