シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
歴史学A | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
History A | ||
科目番号 /Code |
HSS304z | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
総合文化科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
倉橋 良伸 | ||
居室 /Office |
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公開E-Mail |
jinbunkyoumu@bunka.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/21 16:24:50 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
(a)主題 「ローマの成立と地中海世界の展開」王政から共和政という政体の変遷をその内実と共に理解していく。 (b)達成目標 西洋文明の根幹をなす古代ローマの政治制度や文化の成り立ちを学ぶことで、現代の西洋社会、そして、明治以降に西洋文明を受容した日本社会を理解するためのパースペクティヴとする。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書:本村凌二『地中海世界とローマ帝国』(講談社学術文庫) |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a)授業内容 第1回:古代ローマとは何か 第2回:ローマの建国 第3回:海外進出以前のローマ 第4回:西地中海世界への進出 第5回:第一次ポエニ戦争 第6回:第二次・第三次ポエニ戦争 第7回:共和政の変容 第8回:東地中海世界への進出 第9回:ローマの支配に対する抵抗 第10回:地中海帝国の成立へ 第11回:内乱の一世紀の始まり 第12回:「ローマ帝国」の成立へ 第13回:カエサルの台頭 第14回:カエサルの最期 第15回:共和政の終焉 (b)授業の進め方 毎回、授業内容をまとめたプリントを配布する。基本スタイルとしては、それに補足説明を加え、適宜板書を用いながら講義形式で授業を進める。必要に応じてノートをとることが肝心である。授業を欠席した場合も、このプリントを必ず入手しておくこと。ただし、このプリントを読みさえすれば全て内容が理解できるということではない。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
授業中に教科書を一緒に読むことはしないので(ただし、教科書に掲載された地図などの図版は利用する)、予習として必ず該当範囲を読んで予備知識を確認してくること。復習としては、教科書、プリント、そしてノートを確認しながら、もう一度内容を自分で整理すること。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
論述形式の学期試験を実施する予定である(変更の可能性あり)。試験では講義内容の理解度が試される。したがって、相互の関連や時系列などを無視して、講義や教科書の内容をただ羅列した答案による単位取得は不可能である。講義に全く出席することなく単位を取得することは難しい。 評価方法:期末試験 100% |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
特に設けない。質問などは授業時に。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
歴史学では、再検証不能な事象を扱うことになるので、その科学性に関しては理系の学問を専攻する者からは疑問が呈されるかもしれない。しかし、歴史学は単なる文献資料の解釈学ではなく、歴史的教訓を抽出することを目的とする学問というわけでもない。当時の歴史的背景や文脈の中でその出来事などを理解しようとするものである。つまり、個人的な感想に終始するものではない。 とはいえ、難しいことを言おうとしているのではない。歴史学を専攻するわけではないので、歴史が現実にどのように形成されていくかというダイナミズムを少しでも知ってもらいたい。 自分とは無関係の単なる遠い昔の異国の出来事ではないことも知って欲しい。歴史を学ぶことにより得られるセンスは、今を生きることの意味を知るセンスでもある。今この瞬間にも次々に歴史的事件は起きている。人はすべて時代という大きな流れの中にいつも置かれている。歴史的存在としての自分を捉え返す契機としたい。 |
その他 /Others |
特になし。 |
キーワード /Keyword(s) |
王政・共和政・地中海世界・元老院・市民・軍隊・戦争 |