シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
社会学B
英文授業科目名
/Course title (English)
Sociology B
科目番号
/Code
HSS410z
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
渡辺 彰規
居室
/Office
非常勤講師
公開E-Mail
/e-mail
ak-watanabe@mtd.biglobe.ne.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last updated
2020/03/01 17:00:19 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
【主題】
 現代社会学の主要な問題を紹介し、その考え方を伝える。
【達成目標】
(1)現代の社会学が取り組んでいる主要な課題について、その概要と問題点とを述べることができる。
(2)社会学的なものの見方・考え方を見につけることで、自分なりの社会学的な問題意識を持つことができる。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
特になし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
 前期の社会学Aを履修しておくと理解が容易になるメリットがあるが、たとえ履修しなかったとしても、社会学B単体で内容は完結しているので問題は生じない。
教科書等
/Course textbooks and materials
 特に指定しない。必要なテキストについてはプリントにて配布する。
 授業が難しく感じることがあった場合には、長谷川公一, 浜日出夫, 藤村正之, 町村敬志著『社会学(New Liberal Arts Selection)』有斐閣を手に取るとよい。
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
【第1回】
・講義の目的と進め方
 授業の方針、評価の仕方など
【第2回】
・日常生活の研究とその方法(1)
 日常生活はいくつもの組織だった相互行為から成り立っている。そのしくみを明らかにする
【第3回】
・日常生活の研究とその方法(2)
 しくみを明らかにする方法を詳説する
【第4回】
・家族をめぐる研究とその方法(1)
 人は家族の中ではじめて社会的存在となるのだが、家族に対する社会学的問題関心を詳説する
【第5回】
・家族をめぐる研究とその方法(2)
 少子化、その背後にある晩婚・非婚化。家族をめぐる現代社会学の主要な論点を検討する
【第6回】
・労働をめぐる研究(1)
 近年、労働をめぐる環境は大きく変化してきており、そのうちの幾つかは目に見える形で深刻な社会問題となっている。これらの問題に対する社会学のアプローチをみる。
【第7回】
・労働をめぐる研究(2)
 非正規雇用、ワーク・ライフ・バランスの諸問題。労働をめぐる現代社会学の主要な論点を検討する
【第8回】
・都市をめぐる研究(1)
 都市は家族や労働、階層や福祉国家のあり方、そういったものを映し出す鏡であるともいえる。それらの問題が現実化する場所でもあるがゆえに、都市固有の問題もまた生まれてくるのである。この回では中流階層と<郊外>の関係とその盛衰について検討する
【第9回】
・都市をめぐる研究(2)
 上記の方針を踏まえて、今回は下流階層の人々についての都市政策の変遷を見ていく
【第10回】
・不平等をめぐる研究(1)
 「格差社会」という言葉をよく耳にする。格差に対する社会学のアプローチをみる
【第11回】
・不平等をめぐる研究(2)
 格差の有無から格差の再生産の有無へ――階級をめぐる現代社会学の主要な論点を検討する
【第12回】
・不平等をめぐる研究(3)
 何が再生産を生み出しているのか。有力な理論としてブルデューの文化的再生産論について紹介し、その本質と批判的とを検討する
【第13回】
・福祉をめぐる研究(1)
 私たちはいわゆる福祉国家のなかで生きているが、福祉国家とはいかなる性質を有する国家なのか。エスピン-アンデルセンの福祉国家論を紹介する
【第14回】
・福祉をめぐる研究(2)
 前回に続き、福祉政策全般について主要な論点を検討する
【第15回】
・講義のまとめ
 ここまでの講義の流れを概括し、現代の社会学がどのような問題に取り組んできたのか、その成果と限界についてまとめる
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
授業前に前回講義中に述べた次回講義予定内容の予習をしておく(1h)。
授業後に講義内容について復習をする(2h)。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
学期末に行うテストと平常点(小テストなど)とで成績評価を行う。基本的には、本テスト50点、小テスト25点を2回で評価を行うが、平常点に関しては授業態度に応じて加点・減点を行う可能性がある。詳細については講義初回で説明する。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
毎回のレスポンスカードもしくは、上記のメールアドレス宛に質問を送ること(ただし、成績についての質問にはメールでは答えません。授業後に私のところへ来てください)
学生へのメッセージ
/Message for students
成績評価は厳格に行います。授業ではノートをしっかりとり、質問は積極的に行うようにしてください
その他
/Others
特になし
キーワード
/Keyword(s)
社会学入門、ミクロ社会学、家族、労働、都市、不平等、福祉