シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
身体運動のバイオメカニクス
英文授業科目名
/Course title (English)
Biomechanics of Human Movement
科目番号
/Code
HSP501z
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3/4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
総合文化科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
岡田 英孝
居室
/Office
東1-407
公開E-Mail
/e-mail
hidetaka@e-one.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.hb.mce.uec.ac.jp
更新日
/Last updated
2020/03/23 20:54:21 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
(a):主題
 バイオメカニクス(biomechanics)とは,bio(生命,生物,生体)とmechanics(力学,仕組み)からなる複合語で,「生体への力の作用」つまり生体の構造や機能を力学的観点から解明する学問領域のことである.生体は細胞,組織,器官,器官系,個体と様々な階層の構造を持つが,各々の階層における生命活動は結果的に身体のパフォーマンス(身体運動)として表出される.本授業では人間の身体運動を力学的アプローチにより捉える方法(動作分析法)の基礎を学び,動作分析によって得られた人間の基礎的動作に関する知見について解説する.また,実際に動作分析を行い,データの処理方法,解釈の仕方,プレゼンテーション等の演習を通じて一連の研究方法を学習する.

(b):達成目標
1.動作分析法の基礎を理解する.
2.人間の基礎的動作の力学的側面を理解する.
3.データ処理およびプレゼンテーションの方法を実践により身につける.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
なし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
健康・体力つくり実習
健康論
生涯スポーツ演習
教科書等
/Course textbooks and materials
参考書
スポーツバイオメカニクス(化学同人)
スポーツバイオメカニクス入門(杏林書院)
スポーツバイオメカニクス(朝倉書店)
スポーツバイオメカニクス20講(朝倉書店)
バイオメカニクス(杏林書院)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
1.オリエンテーション(スポーツ科学とバイオメカニクス)
2.バイオメカニクスにおける力学の基礎1
3.バイオメカニクスにおける力学の基礎2
4.バイオメカニクスにおける力学の基礎3
5.バイオメカニクスにおける計測とデータ処理1(キネマティクス)
6.◎演習1 投球動作実験
7.生体の力学的側面1
8.生体の力学的側面2
9.バイオメカニクスにおける計測とデータ処理2(キネティクス1)
10.◎演習2 垂直跳動作実験
11.バイオメカニクスにおける計測とデータ処理3(キネティクス2)
12.生体の力学的側面3
13.◎演習3 班別討論1
14.◎演習4 班別討論2
15.◎演習5 発表会

 本授業は講義と演習によって構成される.講義では,動作分析の基礎と動作研究に関する幾つかのトピックスについて概説する.演習では,実験→データ処理→ディスカッション→発表という一連の研究過程を実践する.分析用機器に限りがあるため,履修人数を20人程度とする.また,授業時間外の演習も一部含む.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
演習で得たデータを分析し,考察する.また,授業時間外にも班で集まり,ディスカッションの時間を設ける.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
(a):評価方法
 授業での発言回数および発言内容,発表会での発表および質問内容,試験(あるいはレポート)に基づき総合的に評価する.授業への取り組みおよび毎回の小レポート(50%),発表会(25%),試験(レポート)(25%)とする.

(b):最低評価基準
1.動作分析法の基礎を理解していること.
2.人間の基礎的動作の力学的側面を理解していること.
3.データ処理およびプレゼンテーションの方法が身についていること.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
 適宜相談に応じるが,電話などで事前にアポイントメントを取ること.
学生へのメッセージ
/Message for students
 本授業は演習形式の内容を含みます(実際にデータを取得し,処理し,発表します).単に出席するだけでなく,積極的な参加を期待します.
その他
/Others
 演習内容を含むため,履修定員を20名とします(希望者多数の場合,抽選を行います.その場合,下記のキーワードを抽選に使用するので,覚えてきて下さい).
 原則として(教育実習等の特別な場合を除き),全出席することを履修の条件とします.
キーワード
/Keyword(s)
スポーツバイオメカニクス,キネマティクス,キネティクス,並進運動,回転運動,運動量と力積,力学的エネルギーと仕事,剛体リンクモデル,関節トルク,運動連鎖の法則