シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
Advanced Communication Engineering and Informatics Ⅱ(Optical Communication Engineering)(学域) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Advanced Communication Engineering and Informatics Ⅱ(Optical Communication Engineering) | ||
科目番号 /Code |
INT002c INT002d INT002f INT002g | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類/Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
來住 直人 | ||
居室 /Office |
東3-1027 | ||
公開E-Mail |
kishinaoto@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www.opt.cei.uec.ac.jp/optc/ | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/20 11:04:53 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
今年度の本講義の主題は光通信とする。 光通信は、通信分野の中で最も新しい技術である。実用になってから30年 余りと歴史は浅く、今日も急速に発展しているが、通信能力は極めて秀で ており、社会のあらゆるところで今後使われてゆく通信技術である。光通 信の技術要素と通信方式について基礎的な原理を学ぶと共に、最新の技術 についても理解することを目標とする。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
物理学概論 波動と光、電磁気学関連の科目、回路・システム学(電気回路学) などの1,2年次の必修科目 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
フーリエ解析・フーリエ変換を扱い、時間とスペクトルの概念の理解を得る ための科目を履修しておくと良い。 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書は使用しない。講義に用いる資料は上記「授業関連Webページ」にて 公開する。このページは学外からはパスワードによる閲覧のみ可能である。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
この科目は短期留学プログラム及び国際科目の授業としても併せて開講されて おり、資料の多くは英語を主体として用意されている(日本語併記有り)。 今後、英語の文献や専門用語に触れる機会が多くなるので慣れておくと良い。 内容は以下のとおり。 1 光ファイバ通信の概要を学ぶ。 2 光通信の伝送媒体である光の特質と、低周波電磁波との違いを理解する。 3 光ファイバ伝送路の構造と光の導波の原理を学ぶ。 4 光ファイバの重要な特性である、線形特性及び非線形特性を学び、信号の 伝送特性との関係を提示する。 5 光信号源の基礎となる、光の発生の原理を学ぶ。 6 代表的な光信号源である半導体レーザと発光ダイオード構造と特性・用途を理解する。 7 光通信に特化した、単一周波数もしくは多波長光源、パルス光源について学ぶ。 8 長距離光通信システムにおいて必須の光増幅器の動作原理を学ぶ。 9 各種の光増幅器の特性と特徴を学ぶ。 10 光通信システムを構成する上で必須の光素子について学ぶ。 11 デジタル光信号の符号化の概要、受信の際の信号の品質評価法について学ぶ。 12 光通信システムの形態について学ぶ。 13 光通信システムの高性能化に伴う問題と、それを解決するためのいくつかの手法について学ぶ。 14 光ファイバで伝送可能な情報量の限界、光ネットワーク、末端の加入者のための光ファイバ通信システムについて学ぶ。 15 光や光ファイバを利用した計測方法・光ファイバセンサについて学ぶ。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
授業関連Webページの資料や、適切な書籍などで復習すること。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
学期末に授業内容に関するレポートを課し、レポートの成績評価の6割を持って合格最低基準とします。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
水曜日の午後12:30から14:30頃までの時間帯、もしくは授業終了直後。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
光通信は、現在およびこれからの情報通信ネットワークの基盤技術となるものです。 その原理と技術の理解は、情報通信分野のあらゆる場面で役立つ。 |
その他 /Others |
II類とIII類、情報・通信工学科及び先進理工学科の学生は、三年次開講の「光通信工学」を履修すること。 また、「光通信工学」との重複履修は認めない。 |
キーワード /Keyword(s) |
情報通信、光ファイバ、分散特性、非線形、強度変調、直接検波、光中継器、 波長分割多重、レーザダイオード、フォトダイオード、光増幅器、 光ネットワーク、光ファイバセンサ |