シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
技術者倫理 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Ethics for Engineers | ||
科目番号 /Code |
CAR603z | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
実践教育科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
高野倉 雅人 | ||
居室 /Office |
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公開E-Mail |
takanokura@kanagawa-u.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/09 12:45:56 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
科学技術の発展は,人間の生活レベルを向上させると同時に,社会の仕組みを変え,地球環境にも影響を及ぼしている.科学技術を扱う技術者は,自らが設計・開発した人工物が人間・社会・環境へ与える影響を正しく認識して,人工物の設計・開発を通じて社会の人びと(公衆)の健康と安全と福利とに貢献する責務がある.講義およびグループワークを通じて,技術者の責務を理解すると同時に,技術者が対面する倫理的な問題に対処できる知識の修得とスキルの向上を目指す. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書:なし 参考書:中島健一編著,高野倉雅人他著「経営工学のエッセンス」(朝倉書店)第1章「技術と倫理」 藤本温編著「技術者倫理の世界(第2版)」(森北出版) 日本技術士会訳編「科学技術者の倫理(第2版)」(丸善) |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
第1~9回は,技術者倫理に関する知識の修得を目的に講義①~⑨およびビデオを利用した仮想事例に関する演習を行う.実際に起こった事件・事故を調査し,その倫理的問題点を考察するレポート課題を与える.第10~14回は,レポートをもとに技術者倫理や企業倫理の観点から事件・事故の問題点をグループで討議し,さらにディベートまたはプレゼンテーションを通じて倫理的問題の解決策について検討するグループワークを行う.第15回は本授業のまとめと,達成度評価のための最終回演習を行う.また,第2~11回の授業の冒頭に,前回に学んだ知識について問うペーパーテストを行う. ※履修者数によって,進め方を若干変更することがある. 1. 講義①科学・技術,科学者・技術者・技能者,科学技術の進歩と社会の変容 2. 講義②プロフェッショナルとしての技術者,技術のパブリック・ミッション 3. 講義③法規範・社会規範,倫理綱領,ステイクホルダー 4. 講義④安全とリスク 5. 講義⑤ヒューマンエラー,技術者の製造物責任 6. 講義⑥企業倫理-コンプライアンスと社会的責任,レポート出題 7. 講義⑦倫理的な問題の解決方法-エシックステスト,演習:仮想事例ソーラーブラインド 8. 講義⑧チームマネジメント 9. 講義⑨公益通報(内部告発),事例研究(過去に起きた事件・事故を題材に) 10. グループ討議①立論・質疑応答・反駁の検討,レポート提出 11.グループ討議②討議のまとめとディベート直前準備 12.ディベートまたはプレゼンテーション①事例A,Bについて 13.ディベートまたはプレゼンテーション②事例C,Dについて 14.ディベートまたはプレゼンテーション③事例Eについて,グループワークのまとめ 15.授業のまとめ |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
講義については,授業後に復習をして内容を理解するよう努めてください.次の授業で理解度をペーパーテストにより確認します.レポート課題とグループ討議については,講義で学んだ知識を生かして,与えられた課題を調査・考察してください.ディベートについては,ディベータのときにはグループのメンバーで協力してディベートの準備をし,審査・聴講のときには対象とする事件・事故の概要を予習してからディベートに臨んでください. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
成績評価方法: (1) ペーパーテストと仮想事例に関する演習(45%) (2) レポート(15%) (3) グループワーク(倫理的問題解決策の提案を含む)(40%) で評価する. 評価基準:以下の到達レベルを合格の最低基準とする。ただし,5回以上欠席した学生は,原則として評価の対象としない。 (1) 技術者と社会との関わり,および,技術者が負う責任を説明できること(ペーパーテストと演習で評価) (2) 倫理的問題の解決方法を使えること(演習とレポートとグループワークで評価) (3) グループのメンバーと討論をして,いくつかの有効な解決策を提案できること(グループワークと提案する解決策で評価) |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
質問などについては,授業後,または次の電子メールで受け付ける. アドレス:takanokura@kanagawa-u.ac.jp |
学生へのメッセージ /Message for students |
急速に進歩している科学技術は,人類に恩恵をもたらしています.しかし原発事故や環境問題に代表されるように,科学技術の使い方を誤ると,人類や社会に危害を与える可能性があります.技術者の卵である皆さんは,社会に貢献できる技術力を修得すると同時に,科学技術と人間・社会・環境との関係を理解し,人類に幸福と利益をもたらす技術者となるための素養を身に付けて下さい. |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
科学技術,プロフェッショナル,技術のパブリック・ミッション,ステイクホルダー,価値共有 |