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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
基礎物理学演習第二
英文授業科目名
/Course title (English)
Elementary Exercises in Physics Ⅱ
科目番号
/Code
FGN202a FGN202b FGN202c FGN202d FGN202e FGN202f FGN202g FGN202h FGN202i FGN202j FGN202k FGN202m FGN202n FGN202p
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
1/2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
演習 単位数
/Credits
1
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
Hans-Georg Matuttis
居室
/Office
E4-721
公開E-Mail
/e-mail
hg@mce.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://webclass.cdel.uec.ac.jp/
更新日
/Last updated
2020/03/23 13:02:36 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
物理学の演習問題の解答を作成することを通して,以下の事柄の日本語による習得を目的としています.
   - 専門用語,
   - 解答に関する戦略,
   - 論理,
   - 技能(特に数学),
 なお、後期は熱学と電磁気学について演習を行います.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
基礎物理学演習第一 
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
なし。
教科書等
/Course textbooks and materials
[3] 二宮、並木、杉山「物理のための数学入門」講談社基礎物理学シリーズ10(講談社)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
* 熱力学
** 第一回 状態量と関連する物理量
   - 状態量の定義
   - 微分によって得られる物理量と互いの関係
   - 状態方程式

** 第二回 熱力学第一法則
   - 内部エネルギー
   - 熱量と仕事
   - 熱の仕事当量
   - 気体がする仕事

** 第三回 熱容量と比熱
   - 熱容量、比熱
   - 定積熱容量
   - 定圧熱容量

** 第四回 熱的な過程
   - P - V 図
   - 準静的過程
   - 循環過程
   - 断熱過程
   - 定積過程
   - 定圧過程
   - 等温過程
   - 断熱自由膨張

** 第五回 熱機関,熱効率
   - カルノーサイクル(断熱・等温サイクル)
   - 等温・定積サイクルのする仕事
   - 熱機関と熱効率

** 第六回 熱力学第二法則
- トムソンの原理とクラウジウスの原理
    - 二つの原理の同等性
    - カルノーの定理

** 第七回 エントロピー
    - 熱機関のエントロピー
- 理想気体のエントロピー
- エントロピーを用いた第二法則の表現

* 電磁気学
** 第八回 クーロンの法則と電場
   - 電荷
   - 電場
   - 重ね合わせの原理
   - 電気力線
   - 電場に関する問題の解法戦略

** 第九回 ガウスの法則 (電気力線束およびガウスの法則の意味)
   - 電気力線束
   - ガウスの法則
   - ガウスの法則を用いる問題の解法戦略
   - 球対称な電荷分布がつくる電場

** 第十回 ガウスの法則II(ガウスの法則を利用して電場を求める)
     - 軸対称な電荷分布がつくる電場
     - 平面上に分布する電荷がつくる電場

** 第十一回 電位(静電ポテンシャル)
   - 試験電荷が移動する際のポテンシャルエネルギー変化
   - 静電場、電位、電位差
   - 等電位面
   - 電荷による電気的ポテンシャルエネルギー
   - 電位を用いた問題の問題解法戦略


** 第十二回 電流と磁場
    - 荷電粒子に作用する磁気力
    - 電流が流れる直線導線に作用する力
    - 電流要素に作用する力
    - ビオ・サバールの法則

** 第十三回 アンペールの法則 I
    - 磁力線
    - アンペールの法則
    - 同軸電流のつくる磁場

** 第十四回 アンペールの法則 II
    - トロイド(ドーナツ状)コイルの作る磁場
    - ソレノイド(螺旋状)コイルの作る磁場
    - 変位電流と一般化されたアンペールの法則(アンペール・マックスウェルの法則)

**  第十五回 到達度確認テスト、解説

[進め方] 下記のように授業を進める;
1) その回のテーマに関する解説,
2) 教員による例題の解答を板書,
3) 受講者による問題解答(板書),
4) 教員による解答の講評
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
学科における物理概論の復習を行なうこと.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
成績評価法
授業中に解いた問題60%+期末試験40%。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
金曜日1,2限.他の時間でも都合がつけば相談に応じます.
学生へのメッセージ
/Message for students
この演習をとおして、(1)物理と数学がとてもいい友達であること、(2)筋道をたててはなすことの大切さを知ってもらいたい。
その他
/Others
なし。
キーワード
/Keyword(s)
熱学、熱力学、電磁気学