シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
教育課程編成論B(集中) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Curriculum Development B | ||
科目番号 /Code |
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開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
教職科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
澤田 稔 | ||
居室 /Office |
非常勤講師控室 | ||
公開E-Mail |
sa002674@edu.cc.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/04/20 04:46:15 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
この授業は、教職課程科目として、日本における教員免許の取得を目指す学生が、 ・将来教育課程編成やその実践に携わっていくための基礎となる知識を習得するとともに、 ・一人ひとりの多様な背景を持つ生徒の学びを少しでも豊かにし(全ての子どもの学習権を保障し)、民主主義社会の維持・再生に資する学校教育を実現するために必要な教育課程論上の知見を深める ことを目指す。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
特になし。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
特になし。 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
・文部科学省『中学校学習指導要領解説 総則編』東山書房 (2018/3/30)¥271(文部科学省webサイト http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/05/07/1387018_1_3.pdf のpdfファイルを用いても良い。) ・マイケル・アップル、ジム・ビーン編『デモクラティック・スクールズ:力のある学校教育とは何か 』上智大学出版会/ぎょうせい 定価:¥2160 https://shop.gyosei.jp/products/detail/8336 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
本講義では、およそ以下のような内容を扱う。 ①カリキュラム論・教育課程論の理論的枠組や主要論点の整理 ②日本における学校教育課程の現状と課題:現代及び過去の日本における教育課程の実情、及び、新学習指導要領の諸相など現代的課題に関する理解 ③日本及び海外での実践事例—公教育におけるインクルージョン・コンポピテンシー、デモクラシーの共存可能性 授業細目(細目は、受講学生数、学生の理解度や諸事情に配慮して、その都度適宜変更を加える場合があるが、その際には授業時に伝達する。) 1 オリエンテーション(講義全体の概要)/カリキュラム論の諸相 2 近代化とカリキュラム:一斉授業の普及 3 ポスト近代(後期近代)社会・知識基盤社会とカリキュラム:現代カリキュラム改革の社会的背景 4 学力問題とPISA・全国学力調査B問題、及び大学入試新テスト試行問題について 5 学習評価とカリキュラム評価 6 教育課程政策に関する基礎知識:学習指導要領の制度的位置付けとその改訂動向 7 学習指導要領の変遷史 8『学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』について 9 学習指導要領(平成29年改訂版)の主要指針 10 カリキュラム論の諸相ーカリキュラム概念の拡大 11 学習指導要領解説総則編(平成29年改訂版)における教育課程編成論の骨子 12 カリキュラム改革の事例(比較教育学的観点から):日米公立デモクラティック・スクールにおける実践1ー新自由主義・新保守主義とカリキュラム 13 カリキュラム改革の事例(比較教育学的観点から):日米公立デモクラティック・スクールにおける実践2ー格差社会とカリキュラム 14 カリキュラム改革の事例(比較教育学的観点から):日米公立デモクラティック・スクールにおける実践3ー民主主義社会とカリキュラム 15 まとめ:公教育カリキュラムにおけるインクルージョン・コンポピテンシー、デモクラシー 本授業は、主として講義形式で進めるが、資料講読など比較的課題も多いので予め了承のこと。集中講義期間中は予復習の時間が相当程度必要で、それを行わないと最終試験に合格しない可能性が高いので注意すること。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
担当講師は、かつて公立高等学校の教員で、かつ、現在、いくつかの小学校、中学校、高等学校で助言者として授業づくりやカリキュラムづくりに関わっているので、学校現場での現代的課題について情報を提供することになる。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
・集中講義期間中、毎日相当量の課題が課されることになる。 ・集中講義開始までに、マイケル・アップル、ジム・ビーン編『デモクラティック・スクールズ:力のある学校教育とは何か 』(上智大学出版会/ぎょうせい 定価:¥2160)を購入し、2・3・4・5・6章を(必ず書き込みを施しながら)通読した上で、Webclassに課題を提出しておくこと。=これができていない場合には、受講を認めない場合があるので注意すること。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
平常点・小レポート:40% 最終筆記試験:60% なお、最終試験受験資格はその前の全ての授業の皆勤を原則とする。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
メール( sawada@sophia.ac.jp )で受け付ける。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
かなり厳しい授業ですが、学校教育に関心を持つ学生や、教職を真剣に目指す学生には必ず有意義で中身の充実した授業を準備しますので、ぜひ頑張って受講してください。 |
その他 /Others |
・メールを送信する際には、必ずメール件名(タイトル)に「電通大 学年 氏名」を明記のこと。 ・Webclassを開設するので、集中講義初日開始前までに必ず全員登録しておくこと。 ・上記課題(テキストの購入と購読)を必ず済ませておくこと。 |
キーワード /Keyword(s) |
カリキュラム 教育課程 教育方法 知識基盤社会 後期近代学力 インクルージョン 資質・能力(コンピテンシー) 民主主義(デモクラシー) 学習指導要領 社会に開かれた教育課程 コンピテンシー・ベース アクティブ・ラーニング カリキュラム・マネジメント 教育評価 指導要録 |