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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
情報科教育法I(集中)
英文授業科目名
/Course title (English)
Educational Methods for Information Studies Ⅰ
科目番号
/Code
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
2/3/4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
教職科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
情報理工学域
担当教員名
/Lecturer(s)
小原 格
居室
/Office
非常勤講師
公開E-Mail
/e-mail
tohara@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.machida-ohara.jp/
更新日
/Last updated
2020/03/03 00:04:31 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
平成21年および平成30年告示学習指導要領に示された情報科の目標や内容を理解するとともに,基礎的な学習理論を理解し,以下の内容を基に,具体的な場面を想定した授業設計を行う方法や,設計された授業を実践する技能を身に付ける。

1 高等学校に「情報教育」および教科「情報」が導入されるようになった理由や背景,社会の要請等について理解する。
2 情報科における年間指導計画,評価計画,具体的な指導内容を理解し,学習指導案や考査問題等を適切に作成できる。
3 情報科の背景となる学問領域との関係を理解し,毎時間の授業目標にあわせた指導の展開,教材や指導法を工夫できる。
4 他教科等との連携を意識した情報科や情報科教員のあり方を考えるとともに,情報科教員としてあるべき倫理観と態度を身に付ける。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
特になし
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
情報科に関連する「教科に関する科目」と「教職に関する科目」
教科書等
/Course textbooks and materials
・情報科教育法(改訂3版)久野 靖/辰己丈夫 監修 ISBN:978-4274219207(オーム社
・高等学校学習指導要領解説 情報編 平成22年5月,文部科学省(開隆堂)
・高等学校学習指導要領(平成三十年告示)解説 情報編 平成31年2月,文部科学省(開隆堂)
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
情報活用の実践力、情報の科学的な理解、情報社会に参画する態度の指導法をはじめ、情報科の教員として必要な知識を講義、演習、発表、模擬授業などを通して学習する。具体的には以下のとおり。
なお、履修人数によっては、模擬授業の回数や順番が前後することがある。

第1回:情報教育の歴史と情報科の成立
第2回:現行学習指導要領における初等中等教育と情報科の位置づけ
第3回:指導と評価の一体化、学習指導案
第4回:情報活用の実践力とその指導法
第5回:情報社会に参画する態度とその指導法
第6回:情報の科学的な理解とその指導法
第7回:高等学校「社会と情報」とその内容(1)
    ~情報の活用と表現、情報通信ネットワークとコミュニケーション
第8回:高等学校「社会と情報」とその内容(2)
    ~情報社会の課題と情報モラル、望ましい情報社会の構築
第9回:高等学校「情報の科学」とその内容(1)
    ~コンピュータと情報の処理、情報技術の進展と情報モラル
第10回:高等学校「情報の科学」とその内容(2)
    ~問題解決とコンピュータの活用、情報の管理と問題解決
第11回:模擬授業(1) ~学習指導案、板書
第12回:模擬授業(2) ~主体的・協同的な学習、研究協議
第13回:専門教科情報
第14回:総合的な探究の時間・他教科との関連
第15回:新学習指導要領、情報科の教員として
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
現在の高等学校情報科指導教諭としての実務経験や,中央教育審議会情報WG委員,文部科学省学習指導要領の改善協力者等の経験を基に,実際の高等学校での授業を体験的に受講したり、主体的・対話的で深い学びを体験したりしながら講義を進めていく。
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
講義で扱った関連知識を自分で良く確認しておくこと。
また、模擬授業実施までに,各自学習指導案を完成させておくこと。
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
以下の点が最低達成基準であり、その達成度について評価する。他に加点・減点要素があれば考慮する。

1 すべての課題において,期限内提出を必須とする。
2 毎時間の授業中における発表と態度、質問やそれに対する対応、課題の取り組み状況について、合計30点満点として評価する。
3 実技として模擬授業を、また、学習指導案・考査問題とその模範解答の作成を試験内容とし、70点満点として評価する。
4 授業態度,課題,学習活動等において,責任感や倫理観,報告・連絡・相談等を欠いているなど、将来の教育者としての素養に欠けると認められる場合は単位を認めない。
5 その他特に加点・減点要素があれば考慮し、総合的に判断する。
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
授業の前後,およびメールで相談を受け付ける.
学生へのメッセージ
/Message for students
情報科教育法Iでは、主に学習指導要領に関する部分や学習指導案の書き方、模擬授業、教科に関する柱や科目について包括的に扱う。
これによって、情報科教員としての最低限の教育に関する知識と指導法等をマスターすることを目標とする。
あくまでも「教育法」に重点を置いているため、教育する個々の内容に関する技能や知識理解については既得のものとして講義を進める。
その他
/Others
教職課程でもあり、遅刻・欠席は原則として認めない。真にやむを得ない場合は、「教員」としてふさわしい対応をとること。
キーワード
/Keyword(s)
情報科、社会と情報、情報の科学、情報I、情報II、学習指導案、指導と評価の一体化、情報活用能力、教育法