シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
教育制度論B(集中) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Study of Educational Systems B | ||
科目番号 /Code |
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開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
1/2/3/4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
教職科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
情報理工学域 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
堤 孝晃 | ||
居室 /Office |
非常勤講師控室 | ||
公開E-Mail |
lecture.223(at)gmail.com ※(at)を@に置き換えてください | ||
授業関連Webページ /Course website |
特になし。 | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/16 17:38:36 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
本授業では、日本の教育制度の成立と変容を大きく歴史的に整理するとともに、現代教育制度の抱える諸課題を議論する。その上で、教育制度のありようと今後の役割を、教育の目標とする理念およびさまざまな社会状況に照らしながら、多角的に考察できるようになることを目指す。 そのために、まず日本の教育制度の歴史的変化と現代的課題を、教育のみならず労働社会や近代家族の成立・変容などを含めた、戦後日本の幅広い社会変動に位置付けつつ把握する。そこでは就学前教育から高等教育までのすべての教育段階を対象とするが、それらはいずれも「教育は誰のためのものか」という問い、つまり教育制度の「公的/私的性格の相克」のもとで理解することができる。各学校段階に関する知識をもとに、教育制度を方向づける理念についても各自が思案し議論できるよう、ディスカッションの機会を繰り返し設ける予定である。 |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
特になし。 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
特になし。 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書として、以下を利用する。履修者は必ず購入することを求める。 ・本田由紀,2014,『社会を結びなおす――教育・仕事・家族の連携へ』岩波書店(520円+税) この他、参考書等は以下の通り。 ・高妻紳二郎,2014,『新・教育制度論』ミネルヴァ書房. ・香川めい・児玉英靖・相澤真一,2014,『〈高卒当然社会〉の戦後史』新曜社. ・佐貫浩・世取山洋介編,2008,『新自由主義教育改革』大月書店. ・市川昭午編,2006,『リーディングス日本教育と社会④ 教育基本法』日本図書センター. |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
第Ⅰ部 教育の制度的基礎と理念 第1回 イントロダクション――近代と学校教育の成立 第2回 学校体系の諸類型と日本の特徴 第3回 公教育の理念 第Ⅱ部 教育の浸透――戦後高校制度を中心に 第4回 高校教育の大衆化――経済や家族との関係 第5回 高校教育の多様化――普通科/職業科の役割と論理 第6回 高校教育の変容――人口増減期と格差 第Ⅲ部 教育の平等――就学前・高等教育制度を中心に 第7回 高等教育の拡大――日本的特徴と奨学金制度 第8回 学歴の価値――入試制度改革と大学院の拡大 第9回 就学前教育の来歴――近代家族と幼保二元体制 第Ⅳ部 教育の自由――義務教育制度を中心に 第10回 新自由主義教育改革なるものの諸相 第11回 学校選択と学校評価 第12回 教科書検定制度 第Ⅴ部 教育制度再考 第13回 教育基本法改正の経緯と変更内容 第14回 新しい教育基本法の可能性――ディスカッションによる検討 第15回 総括――教育は誰のためのものか |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
予習として、教科書および指定文献の講読を求める。 復習として、毎回の授業内容を振り返りまとめるとともに、授業で紹介する文献を各自が読み進めておくことを勧める。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
授業(ディスカッションなど)での参加度・貢献度(30%)、中間レポート(30%)、最終レポート(40%)によって評価を行う。レポートは形式と内容によって評価するが、詳細は授業内で示す。広い視野と批判的な思索を必要とする。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
授業についての相談などは、上記のメールアドレスまで連絡すること。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
履修にあたって事前の専門的知識を求めるものではない。そのぶん、予復習の課題文献の内容をもとに、その都度の授業内容を積み重ねるかたちで次回の授業を展開する。そのため、授業時間内での理解をじゅうぶんに深められるよう、継続的・積極的な参加を求める。 |
その他 /Others |
「教育制度論B(集中):17025033」と同内容である。 |
キーワード /Keyword(s) |
近代社会と学校制度/公的・私的性格/大衆化/労働・家族・教育/教育の平等と自由 |