シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
地学実験(Ⅱ類・M) | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Practice in Geoscience | ||
科目番号 /Code |
GEO501h GEO501i | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
実験 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
教職科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
白井 正明 | ||
居室 /Office |
非常勤講師 | ||
公開E-Mail |
mshirai@tmu.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www.comp.tmu.ac.jp/g-g-shirai/ | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/24 12:30:18 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
教職課程の科目「理科」に関する専門教育科目としての「地学実験」である.地質学や気象学を題材に,いくつかの地学に関する野外実習,屋内での実習・解析に取り組み,高等学校までの「理科」で扱われる地学の内容をより深く理解できるようにする. 達成目標として以下を挙げる. ・地学に関連した基礎的な観測・観察・解析の特有の方法を知り,関連する機器・道具を適切に使用することができる. ・過去の環境変動や大災害の痕跡が,地層や地形等に記録されていることと,その復元方法を一通り理解する. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
特になし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
「地学」講義を受講しておけば,実習の理解が深まるので,なるべく履修をしておくこと. |
教科書等 /Course textbooks and materials |
特になし.授業中に資料を配布する. |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a) 授業内容 各回は2限連続(180分)の授業に相当する.野外実習を中心とした授業であり,野外実習2回以上の出席を必須とするので,以下の日程をよく確認しておくこと. 第1回 ガイダンス/地形図に親しむ 4月13日:地形図,等高線,地形断面図 第2〜4回 相模川の段丘地形見学(神奈川県相模原市) 4月18日(土:雨天決行) 第2回:河川と河原の礫, 第3回:河成段丘の地形, 第4回:関東ローム層と火山灰 第5回 地形分類図の作成(相模川実習のまとめ) 4月27日:地形断面図,地形分類図,河成段丘 第6〜8回 多摩川沿いの地層見学(東京都立川市・昭島市)5月9日(土:雨天の場合,翌日に順延) 第6回:干潟の地層と海水準変動, 第7回:過去の巨大噴火とラハール, 第8回:ルートマップの作成 第9回 ルートマップを利用したデータ整理(多摩川実習のまとめ)5月18日:方位磁針,ルートマップ 第10〜12回 三浦半島城ヶ島の地層・地形の見学(神奈川県三浦市)5月30日(土:雨天の場合,翌日に順延) 第10回:海成段丘と地殻の変形, 第11回:付加体とタービダイト, 第12回:地層の走向・傾斜の測定 第13回 地層の傾斜と地質断面図の作成(城ヶ島実習のまとめ)6月8日:地層の走向・傾斜,地質断面図 第14回 岩石・火山灰の観察 6月22日:偏光顕微鏡,岩石薄片,鉱物,実体顕微鏡,微化石 第15回 天気図に親しむ 7月6日:天気図,気圧配置,等圧線 (b) 授業の進め方 毎回の作業・観察の結果を,次の回にレポートとして提出する.場合によってはレポートの内容・結果を発表してもらう. 野外実習を2回休む者については,他に実習課題を課す. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
各回のキーワードを参考に,「地学」授業の対応部分を読み返しておくこと.また毎回のレポート作成を課す.レポート作成をきっかけに,自分が興味を持った問題,納得がいかない問題を,自主的に調べることを薦める.その上での質問は歓迎します. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
6割以上の出席をした者を対象に,レポートによる評価を行う.3回実施する野外実習の各回は,概ね授業3回分に相当し,さらにその次の回の授業内容に大きく影響するため,野外実習2回以上の出席を必須とする.やむを得ず野外実習を2回欠席した者には授業内容とは別の実習課題を課す. 従って6割相当のレポートを提出していることが合格の最低基準であり,その中でも正確な観察結果等を基に,科学的・論理的な解釈を行ったものを高く評価する. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
授業直後.また質問等は電子メールでも受け付ける. |
学生へのメッセージ /Message for students |
3回の野外実習を中心に,地質学や気象学に関連した実習を行います. 野外実習の際には,汚れても良い服装と歩き易く滑りにくい靴を着用してきて下さい. |
その他 /Others |
第1回の前半にガイダンスを行うので,遅刻することなく必ず出席すること. また地形図へ書き込みをするので,6色程度の色鉛筆を持参すること.数色の蛍光ペン,赤・青のフリクションボールペンもあると便利です. |
キーワード /Keyword(s) |
地質調査,地形図,地層,岩石,火山灰,天気 |