シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
離散数学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Discrete Mathematics | ||
科目番号 /Code |
MTH205a MTH205b MTH205c MTH205d | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
1 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
高橋 里司 | ||
居室 /Office |
西10-431 | ||
公開E-Mail |
stakahashi@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
https://optlab.org/?page_id=904 | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/28 14:37:48 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
情報系の基礎・専門科目の理解・コミュニケーションには数理を用いた論理的な思考,理解が必要になる.大げさな言い方をすれば,数理を用いるための語学のようなものである.論理や証明法,集合理論や写像は,情報系で学ぶ多くの科目を理解するための基礎となり,道具となる. 離散数学では,集合論・論理学を中心に数学の基本的な用語を理解することで,論理の誤りを指摘したり,アルゴリズムの欠陥を見破る力が養成される. この講義では,以下の具体的目標を持つ. 1:数学における基本的な用語 (集合,論理,写像,関係) を正しく使うことができる. 2:数学における基本的な証明を正しく行うことができる. 3:数学における写像,関係の概念を道具として使いこなすことができる. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書:なし.講義資料を毎回用意する 参考書: 伊藤大雄:イラストで学ぶ離散数学,講談社 石川剛郎:論理・集合・数学語,共立出版 J.マトウシェク/J.ネシェトリル:離散数学への招待,丸善出版 栗山 憲:論理・集合と位相空間,共立出版 守屋悦朗:コンピュータサイエンスのための離散数学,サイエンス社 松井知己:だれでも証明が書ける,日本評論社 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a) 授業内容 第1回:命題と証明 第2回:集合の基礎,演算,全称記号,存在記号 第3回:命題論理 第4回:述語論理 第5回:様々な証明法(含意を含む命題,対偶,必要十分条件,場合分け,背理法) 第6回:様々な証明法(含意を含む命題,対偶,必要十分条件,場合分け,背理法) 第7回:様々な証明法(整列集合と数学的帰納法) 第8回:総括1 第9回: 写像(関数) (1):像、逆像、恒等関数 第10回:写像 (関数) (2) :単射、全射、全単射 第11回:写像と関係:二項関係、完全、反射、対称、反対称、推移性 第12回:同値関係と類別(分割) 第13回:順序関係:半順序集合、ハッセ図、全順序集合、上界と下界 第14回:関係の閉包 第15回:総括2 (b) 授業の進め方 授業時間のうち,概ね75分を講義,15分を演習にあてる. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
演習問題に取り組み,復習を行う.また,情報領域演習第一のD演習と合わせて取り組む. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
評価方法:中間試験および期末試験で評価する.試験については,講義中に案内する. 評価基準: 次の授業目標が達成できていることを合格の条件とする. 1:数学における基本的な用語 (集合,論理,写像,関係) を正しく使うことができる. 2:数学における基本的な証明を正しく行うことができる. 3:数学における写像,関係の概念を道具として使いこなすことができる. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
初回の講義でアナウンスする. |
学生へのメッセージ /Message for students |
離散数学は,今後情報系で学ぶ全ての科目の基礎となるとともに,みなさんの論理的な思考そのものを伸ばすトレーニングのための授業にもなります.論理的なリテラシーを身につけ,情報系の基礎・専門科目の理解・コミュニケーションを円滑にできるようになりましょう. |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
命題,証明,背理法,集合,全称記号,存在記号,命題論理,述語論理式,部分集合,直積,冪集合,写像,関数,像,逆像,全射,単射,全単射,二項関係,同値関係,半順序,全順序,ハッセ図,関係の閉包,数学的帰納法 |