シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
コンピュータネットワーク | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
Computer Network | ||
科目番号 /Code |
COM403a COM403b COM403c COM403d | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
2 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
大坐畠 智 | ||
居室 /Office |
西10-721 | ||
公開E-Mail |
ohzahata@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
https://webclass.cdel.uec.ac.jp/ | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/20 16:02:36 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
(a)主題: 今日、インターネットをはじめコンピュータネットワークは、我々の日常生活の営みにおける基盤となってきており、その技術は今後ますます重要なものとなってくる。本講義では、コンピュータネットワークを設計、構築、活用する上で基礎となる、プロトコルの階層化の概念、および、ネットワークを介して情報がどのように伝送、処理されて相手に伝えられるのか、さらに情報通信の機能を用いてどのようなサービスが我々の周りで実現されているかを学ぶ。 (b)達成目標: (1)プトロコルの階層化を理解できている。 (2)メディアアクセス制御(CSMA/CD等)、誤り制御、フロー制御などの原理を理解 できている。 (3)LAN、WAN、ワイアレスネットワーク、伝送技術の基本技術を理解できている。 |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
適宜、講義資料を配布するが、 マスタリングTCP/IPを用いて授業を進める。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a)授業内容: 第1回 ネットワーク基礎知識:コンピュータネットワーク登場の背景 第2回 ネットワーク基礎知識:プロトコルとは 第3回 ネットワーク基礎知識:アドレス、および、ネットワークの構成 第4回 TCP/IP基礎知識 第5回 データリンク層:イーサネット 第6回 データリンク層:様々なメディアアクセス制御技術 データリンク層の回では、信頼性のある通信を実現するための技術、無線、有線ネットワーク毎に解説する。 第7回 IPプロトコル: IP の基礎知識、IP アドレス 第8回 IPプロトコル:経路制御(ルーティング)、IPv6を解説する。 第9回 IPに関する技術:DNS(Domain Name System),ARP(Address Resolution Protocol)、ICMP(Internet Control Message Protocol), DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol) 第10回 IPに関する技術:NAT(Network Address Translator)、IPトンネリング 第11回 TCPとUDP:End-to-Endの輻輳制御技術のアルゴリズムの解説をする。 第12回 ルーティングプロトコル:経路制御アルゴリズム,RIP(Routing Information Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First),BGP(Border Gateway Protocol)を解説する。 第13回 アプリケーションプロトコル:遠隔ログイン(TELNET とSSH)、ファイル転送(FTP) 第14回 アプリケーションプロトコル:電子メール(E-Mail)、WWW(World Wide Web)、ネットワーク管理(SNMP) 第15回 セキュリティ:暗号化技術の基礎, セキュリティのためのプロトコルを解説する。 第16回 テスト (b)授業の進め方: 黒板やプロジェクタを用いて内容を説明し、補助的な情報は必要に応じて資料を配布する.講義以外に演習および宿題を課すことがある。講義の順序・内容は、学習の進行状況により変わることがある。 演習は、Webclassにて行う。 https://webclass.cdel.uec.ac.jp/ |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
|
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
本授業では、通信プロトコルやサービスが、インターネットや携帯電話をはじめ身近なところでどのように活用されているかを理解することが重要である。このため、日頃から新聞、テレビやネット等から関連する最新動向を把握することが望ましい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a)成績評価方法 宿題(レポート)および試験により総合評価する。 宿題(レポート): 20% 試験 : 80% (b)評価基準 (1)プロトコルの階層化を理解できている。 (2)メディアアクセス制御(CSMA/CD等)、誤り制御、フロー制御などの原理を理解 できている。 (3)LAN、WAN、ワイアレスネットワーク、伝送技術の基本技術を理解できている。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
月曜3限 事前にE-Mailで予約をとること。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
「コンピュータネットワーク」は、これからのユビキタスネット社会における重要な基盤となるものであり、その概念と基本的な仕組みを理解することは、高度な情報システムやネットワークを構築、活用するために不可欠である。授業内容をしっかりと理解し、これらに関する知識を身につけてもらいたい。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
ネットワークアーキテクチャ、プロトコル、通信システム、OSI、TCP/IP、LAN、WAN |