シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
コンピュータネットワーク | ||
---|---|---|---|
英文授業科目名 /Course title (English) |
Computer Network | ||
科目番号 /Code |
COM403a COM403b COM403c COM403d | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
2 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
湯 素華 | ||
居室 /Office |
西9-437 | ||
公開E-Mail |
shtang@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
なし | ||
更新日 /Last updated |
2020/02/20 11:45:15 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
(a)主題: 今日、インターネットをはじめコンピュータネットワークは、我々の日常生活の営みにおける基盤となっており、その技術は今後ますます重要なものとなってくる。本講義では、コンピュータネットワークを設計、構築、活用する上で基礎となる、プロトコルの階層化の概念、および、ネットワークを介して情報がどのように安全(セキュア)に伝送、処理されて相手に伝えられるのか、さらに情報通信の機能を用いてどのようなサービスが我々の周りで実現されているかを学ぶ。また、講義内容の理解度を高めるため、適宜、講義中に演習を行なうとともに、宿題(レポート)を課す。 (b)達成目標: (1)ネットワークプトロコルの階層化を理解している。 (2)メディアアクセス制御(CSMA/CD等)、誤り制御、フロー制御などの原理を理解している。 (3)LAN、WAN、ワイアレスネットワーク、伝送技術の基本技術を理解している。 |
---|---|
前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
なし |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
なし |
教科書等 /Course textbooks and materials |
なし。適宜、講義資料を配布する。 |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a)授業内容: 第 1回 コンピュータネットワークの概要(発展と現状) 第 2回 分散システムとリアルタイムシステム 第 3回 コンピュータネットワークの応用 第 4回 コンピュータネットワークとOSI参照モデル 第 5回 TCP/IP参照モデルとネットワークアーキテクチャ 第 6回 データリンク制御(1): 誤り制御 第 7回 データリンク制御(2): フロー制御とデータリンクプロトコル 第 8回 LAN技術(1): LANのネットワーク構成とメディアアクセス制御 第 9回 LAN技術(2): 論理リンク制御とインターネットワーキング 第10回 WAN技術(1): データ交換方式とパケット交換 第11回 WAN技術(2): インターネットの構築と接続 第12回 ワイアレス通信技術(1): ワイヤレス通信の発展 第13回 ワイアレス通信技術(2): モバイルコンピューティング 第14回 伝送技術とセキュリティ 第15回 演習(期末試験)とその解説 (b)授業の進め方: 黒板やプロジェクタを用いて内容を説明し、補助的な情報は必要に応じて資料を配布する.講義以外に演習および宿題を課すことがある。講義の順序・内容は、学習の進行状況により変わることがある。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)における、ユビキタスITSの研究開発、高レスポンスマルチホップ自律無線通信システムの研究開発、異種無線システム動的利用による信頼性向上技術の研究開発、無駄な消費電力量を削減するRadio On Demand Networksの研究開発、移動体間端末協調衛星測位技術の研究開発、Radio On Demand Networks技術を用いたオンデマンド型無線センサーアクチュエーターネットワーク(ROD-SAN)の研究開発、に携わった経験を基に、端末同士間のネットワーク通信プロトコルの実装・実用化についての理解を進める。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
本授業では、通信プロトコルやサービスが、インターネットや携帯電話をはじめ身近なところでどのように活用されているかを理解することが重要である。このため、日頃から新聞、テレビやネット等から関連する最新動向を把握することが望ましい。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a)成績評価方法 宿題(レポート)および試験により総合評価する。 宿題(レポート): 20% 試験 : 80% (b)評価基準 (1)プトロコルの階層化を理解できている。 (2)メディアアクセス制御(CSMA/CD等)、誤り制御、フロー制御などの原理を理解 できている。 (3)LAN、WAN、ワイアレスネットワーク、伝送技術の基本技術を理解できている。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
事前にE-Mailで予約をとること。 |
学生へのメッセージ /Message for students |
「コンピュータネットワーク」は、高度情報化社会における重要な基盤となるものであり、その概念と基本的な仕組みを理解することは、高度な情報システムやネットワークを構築、活用するために不可欠である。授業内容をしっかりと理解し、これらに関する知識を身につけてもらいたい。 |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
ネットワークアーキテクチャ、プロトコル、通信システム、OSI、TCP/IP、LAN、WAN |