シラバス参照

講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
言語認知工学
英文授業科目名
/Course title (English)
Language and Cognitive Engineering
科目番号
/Code
INS601a INS601b
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
3
開講学期
/Semester(s) offered
後学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅰ類
担当教員名
/Lecturer(s)
内海 彰
居室
/Office
西5-703
公開E-Mail
/e-mail
utsumi@inf.uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
http://www.utm.inf.uec.ac.jp/~utsumi/lecture/cog/
更新日
/Last updated
2020/03/11 13:02:19 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
認知科学(特に言語理解に関する認知)における数理モデル・計算モデルの役割について理解するとともに,情報検索などの言語情報処理への工学的応用について講義する.
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
特になし.
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
特になし.
教科書等
/Course textbooks and materials
教科書は特に指定しない.適宜,プリント・資料を配布する.
参考書については,授業中にトピックごとにいくつか紹介する.
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
(a) 授業内容
第1回:序論(自然言語に関する基礎知識,認知科学における計算・数理モデルの役割)
第2回:単語の意味(連想,意味的関係の種類,意味の表現方法)
第3回:単語の意味(意味の表現方法,グラウンディング)
第4回:単語認知(プライミング法,単語認知に関わる諸要因)
第5回:単語認知(語彙的曖昧さの解消の認知モデル)
第6回:コネクショニストモデル(ニューラルネットワークの数理)
第7回:コネクショニストモデル(言語認知への応用)
第8回:意味空間モデル(原理と構成方法,LSA)
第9回:意味空間モデル(言語認知への応用,コネクショニストモデルとの比較)
第10回:情報検索(情報検索の原理,検索モデルとしての意味空間モデル)
第11回:情報検索(自然言語処理への応用,検索システムの評価方法)
第12回:ネットワーク分析とリンク分析(スケールフリーネットワーク)
第13回:ネットワーク分析とリンク分析(リンク解析,PageRank)
第14回:言語発達(チョムスキーの言語理論,言語獲得の計算モデル)
第15回:言語認知に関する他の諸問題(非字義的な表現,語用論,テキスト理解)

(b) 授業の進め方:
基本的にスライドやプリントを用いて講義を行うが,授業時間中に適宜,簡単な演習を課す.
実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
復習によって授業内容を理解するとともに,Web上の公開される次週以降の資料を予習する.これらの授業時間外の学習をどのくらい行ったかを,計4回の小テストまたはレポート(成績評価方法及び評価基準の項目を参照)で確認する.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
(a) 評価方法:
4回の小テストおよび学期末試験の結果から,以下のように総合評価する.
成績評価=(小テストまたはレポートの評価点×10%)×4回+(学期末試験の評価点×60%)

(b) 評価基準:
以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする.
 (1)認知モデルの各種の手法を正しく理解すること.
 (2)認知科学の工学的応用を正しく理解すること.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
適宜相談に応じるが,できる限り電子メールで事前に連絡すること.
学生へのメッセージ
/Message for students
コンピュータシステムに関わるすべての人が知っておくべき内容なので,将来システムエンジニアやコンピュータ関係の技術者や研究者を目指す人はぜひ受講してください.
その他
/Others
特になし.
キーワード
/Keyword(s)
認知モデル,言語理解,意味表現,コネクショニストモデル,ベクトル空間モデル,記号処理モデル,ネットワーク科学,情報検索