シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
言語認知工学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Language and Cognitive Engineering | ||
科目番号 /Code |
INS601a INS601b | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
内海 彰 | ||
居室 /Office |
西5-703 | ||
公開E-Mail |
utsumi@inf.uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www.utm.inf.uec.ac.jp/~utsumi/lecture/cog/ | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/11 13:02:19 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
認知科学(特に言語理解に関する認知)における数理モデル・計算モデルの役割について理解するとともに,情報検索などの言語情報処理への工学的応用について講義する. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
特になし. |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
特になし. |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書は特に指定しない.適宜,プリント・資料を配布する. 参考書については,授業中にトピックごとにいくつか紹介する. |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a) 授業内容 第1回:序論(自然言語に関する基礎知識,認知科学における計算・数理モデルの役割) 第2回:単語の意味(連想,意味的関係の種類,意味の表現方法) 第3回:単語の意味(意味の表現方法,グラウンディング) 第4回:単語認知(プライミング法,単語認知に関わる諸要因) 第5回:単語認知(語彙的曖昧さの解消の認知モデル) 第6回:コネクショニストモデル(ニューラルネットワークの数理) 第7回:コネクショニストモデル(言語認知への応用) 第8回:意味空間モデル(原理と構成方法,LSA) 第9回:意味空間モデル(言語認知への応用,コネクショニストモデルとの比較) 第10回:情報検索(情報検索の原理,検索モデルとしての意味空間モデル) 第11回:情報検索(自然言語処理への応用,検索システムの評価方法) 第12回:ネットワーク分析とリンク分析(スケールフリーネットワーク) 第13回:ネットワーク分析とリンク分析(リンク解析,PageRank) 第14回:言語発達(チョムスキーの言語理論,言語獲得の計算モデル) 第15回:言語認知に関する他の諸問題(非字義的な表現,語用論,テキスト理解) (b) 授業の進め方: 基本的にスライドやプリントを用いて講義を行うが,授業時間中に適宜,簡単な演習を課す. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
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授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
復習によって授業内容を理解するとともに,Web上の公開される次週以降の資料を予習する.これらの授業時間外の学習をどのくらい行ったかを,計4回の小テストまたはレポート(成績評価方法及び評価基準の項目を参照)で確認する. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a) 評価方法: 4回の小テストおよび学期末試験の結果から,以下のように総合評価する. 成績評価=(小テストまたはレポートの評価点×10%)×4回+(学期末試験の評価点×60%) (b) 評価基準: 以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする. (1)認知モデルの各種の手法を正しく理解すること. (2)認知科学の工学的応用を正しく理解すること. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
適宜相談に応じるが,できる限り電子メールで事前に連絡すること. |
学生へのメッセージ /Message for students |
コンピュータシステムに関わるすべての人が知っておくべき内容なので,将来システムエンジニアやコンピュータ関係の技術者や研究者を目指す人はぜひ受講してください. |
その他 /Others |
特になし. |
キーワード /Keyword(s) |
認知モデル,言語理解,意味表現,コネクショニストモデル,ベクトル空間モデル,記号処理モデル,ネットワーク科学,情報検索 |