シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
信頼性工学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Reliability Engineering | ||
科目番号 /Code |
MSS605b | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
3 |
開講学期 /Semester(s) offered |
後学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅰ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
田中(健)・横川 | ||
居室 /Office |
東2-513(⽥中),西3-202(横川) | ||
公開E-Mail |
tanaka@is.uec.ac.jp, yokogawa@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
http://www-tanaka.is.uec.ac.jp/ | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/11 12:41:50 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
ものづくりの基盤となる“ 信頼性” の作り込み方法と評価方法を理解し、数学に基づく科学的アプローチにより、高い信頼性を有する製品,安全性の高いシステムを開発する方法を修得する |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
確率論・統計学 |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
品質管理1の受講が望まれる |
教科書等 /Course textbooks and materials |
教科書:田中健次『入門 信頼性』(日科技連出版社) 参考書:真壁 肇編著『新版 信頼性工学入門』(日本規格協会) 田中健次『システムの信頼性と安全性』(朝倉書店) |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
自動車やパソコンなどの生活用製品から、航空機、原子力プラントなどの社会インフラに至るまで、あらゆるモノで信頼性と安全性が要求されている。どんなに素晴らしい機能を有していても、信頼性と安全性が備わっていなければ存在価値が失われる時代である。本講義では、システムの信頼性・安全性の考え方から始め、それらの作り込み方法とその評価法を数理的なアプローチと情報技術をもとに教授する。特に、対象システムのみならず、それを使用する人間も含めた全体システムでの信頼性と安全性を考える。 授業計画 第1章 信頼性工学とは(第1回):田中 1-1 品質と信頼性との違い 1-2 再発防止から未然防止へ 第2章 信頼性の三大要素:田中 2-1 耐久性(第2回) 2-2 保全性(第3回) 2-3 人間信頼性(第4回) 第3章 信頼性解析手法:横川 3-1 信頼性試験と故障解析 基本的な信頼性加速モデル(第5回) 故障とリスクの解析・要因分析手法(第6回) 3-2 信頼性データの解析 信頼性データの特徴と解析(第7回) 指数分布解析とその応用(第8回) ワイブル解析とその応用(第9回) 3-3 FMEA(故障モードと影響解析)(第10回) 3-4 FTA(故障の木解析)(第11回) 第4章 システムの信頼性:田中 4-1 信頼性モデル(直列系と並列系)(第12回) 4-2 自動化システムの信頼性(第13回) 4-3 安全性設計(第14回) 最終テストと解説(第15回) 教科書と必要に応じて資料を配布し講義を進めます。 |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
日本電気株式会社(NEC)および米国IBM社アライアンスとの共同開発におけるロジックLSIプロセス技術の開発に関わった経験を基に、信頼性理論の実用化についての理解を求める(横川)。 また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)民生コンポーネント活用検討会に参画した経験を基に、信頼性保証理論の応用方法について解説する(横川)。 |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
教科書の関連章を事前に⼀読しておくこと。講義で学んだことについて、その日のうち に実際の機器にあてはめて考えてみること。 |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
単位は2/3以上の出席(必須)と期末テストに基づく。 |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
水曜日12:20〜12:50 |
学生へのメッセージ /Message for students |
実例・演習を多く用いて、信頼性・安全性の重要性と、リスクに対する評価や対策の基本事項を体得してもらいます。どの分野に進む人、ぜひ受講して下さい。 |
その他 /Others |
特になし。 |
キーワード /Keyword(s) |
品質保証、信頼性設計、信頼性データ解析、システムの信頼性、安全性設計 |