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講義概要/Course Information
2020/04/28 現在

科目基礎情報/General Information
授業科目名
/Course title (Japanese)
暗号と符号化の数理
英文授業科目名
/Course title (English)
Mathematics of Cryptography and Coding
科目番号
/Code
MTH701f
開講年度
/Academic year
2020年度 開講年次
/Year offered
4
開講学期
/Semester(s) offered
前学期 開講コース・課程
/Faculty offering the course
情報理工学域
授業の方法
/Teaching method
講義 単位数
/Credits
2
科目区分
/Category
専門科目
開講学科・専攻
/Cluster/Department
Ⅱ類
担当教員名
/Lecturer(s)
大濱 靖匡
居室
/Office
西1号館405号室
公開E-Mail
/e-mail
oohama@uec.ac.jp
授業関連Webページ
/Course website
なし
更新日
/Last updated
2020/03/18 15:22:43 更新状況
/Update status
公開中
/now open to public
講義情報/Course Description
主題および
達成目標
/Topic and goals
暗号化に関する理論を概説する。まず,概論として暗号の基本的な概念を解説する。
続いて,公開鍵暗号または共通鍵暗号の安全性について講義する。また,情報理論的な
枠組みにおける暗号通信,符号理論と暗号との関係についても講義する。
前もって履修
しておくべき科目
/Prerequisites
離散数学、情報代数系の内容を含んだ科目
前もって履修しておくこ
とが望ましい科目
/Recommended prerequisites and preparation
アルゴリズム基礎論,情報理論
教科書等
/Course textbooks and materials
参考書
1.「現代暗号への招待」黒澤馨,
サイエンス社, ISBN978-4-7819-1262-2
2.「現代暗号」岡本,山本, 産業図書,ISBN4-7828-5353-X
 
授業内容と
その進め方
/Course outline and weekly schedule
 1.暗号の歴史と現代
 2.確率とメッセージ認証
 3.シャノンのモデルI
 4.シャノンのモデルII
 5.ブロック暗号
 6.ブロック暗号とメッセージ認証
 7.代数系
 8.RSA暗号I
 9.RSA暗号II
10.RSA暗号III
11.秘密分散法I
12.秘密分散法II
13.秘密分散法II
14.盗聴通信路のモデル
15.盗聴通信路の符号化

実務経験を活かした
授業内容
(実務経験内容も含む)
/Course content utilizing practical experience
授業時間外の学習
(予習・復習等)
/Preparation and review outside class
講義内容の理解のために,特に復習をしっかりと行ってください.
成績評価方法
および評価基準
(最低達成基準を含む)
/Evaluation and grading
評価方法:
原則として期末試験の成績に基づいて評価を行う.レポート課題を課してこの評点を成績評価の付加的な判断材料とすることもある.
オフィスアワー:
授業相談
/Office hours
月曜日5限。これ以外でも受け付けるが、メイルによる事前コンタクトをとること。
学生へのメッセージ
/Message for students
暗号は,現在,計算可能性の理論に基づく方式が主流ですが,鍵の情報量や秘密メッセージと暗号文との相関を安全性の基準におく情報理論的な安全性は,計算可能性,計算複雑性の理論に基づく暗号技術を補完する技術として注目されています.本講義では,このような現代の暗号技術の流れについて概説します.
その他
/Others
特になし.
キーワード
/Keyword(s)
情報セキュリティ,メッセージ認証,情報理論的モデル,共通鍵暗号,公開鍵暗号,秘密鍵暗号,秘密分散法,盗聴通信路