シラバス参照 |
講義概要/Course Information |
科目基礎情報/General Information |
授業科目名 /Course title (Japanese) |
画像処理工学 | ||
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英文授業科目名 /Course title (English) |
Computer Image Processing | ||
科目番号 /Code |
ELE702f ELE703g | ||
開講年度 /Academic year |
2020年度 | 開講年次 /Year offered |
4 |
開講学期 /Semester(s) offered |
前学期 | 開講コース・課程 /Faculty offering the course |
情報理工学域 |
授業の方法 /Teaching method |
講義 | 単位数 /Credits |
2 |
科目区分 /Category |
専門科目 | ||
開講学科・専攻 /Cluster/Department |
Ⅱ類 | ||
担当教員名 /Lecturer(s) |
小田 弘 | ||
居室 /Office |
東3号館925室 | ||
公開E-Mail |
h.koda@uec.ac.jp | ||
授業関連Webページ /Course website |
- | ||
更新日 /Last updated |
2020/03/02 15:34:39 | 更新状況 /Update status |
公開中 /now open to public |
講義情報/Course Description |
主題および 達成目標 /Topic and goals |
(a) 主題 近年,画像を工学的立場から研究しようとする「画像工学」と呼ばれる分野が急速に発展している.本講義では,ディジタル画像処理の基本アルゴリズム(色の変換法,空間フィルタと直交変換,圧縮符号化,解析と認識など)について講述する.更に,マルチメディア表現に関する,図形処理やCG(コンピュータグラフィックス)によるディジタル画像の生成技法についても概要を述べる. (b) 達成目標 ディジタル画像処理や画像生成で用いられる基本的なアルゴリズムを基礎理論と共に体系的に学び理解することを目標とする. |
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前もって履修 しておくべき科目 /Prerequisites |
線形代数,幾何学,確率論等に関する入門的知識を必要とする. |
前もって履修しておくこ とが望ましい科目 /Recommended prerequisites and preparation |
信号処理論,情報理論,計測工学 |
教科書等 /Course textbooks and materials |
・画像処理の参考書: 安居院,中嶋共著 『画像情報処理』 (森北出版). 末松,山田共著 『画像処理工学』 (コロナ社). 大関著 『入門画像工学』 (コロナ社). ・CG関係の参考書:中嶋,山本共著 『グラフィックスとビジョン』 (森北出版). ・色彩工学の参考書:大田著 『色彩工学』 (東京電機大学出版局). |
授業内容と その進め方 /Course outline and weekly schedule |
(a) 授業内容 第1回:ディジタル画像処理の歴史 第2回:ディジタル画像について(量子化と標本化,解像度とデータ量,走査法) 第3回:画像の前処理 (1) 空間フィルタ,直交変換(WHT,DCT,DFTなど) 第4回:画像の前処理 (2) スペクトルフィルタ 第5回:画像の前処理 (3) エッジの検出(1次・2次微分フィルタ,L-Gフィルタ) 第6回:画像の圧縮符号化 (1) 予測・変換・帯域分割符号化 第7回:画像の圧縮符号化 (2) 次世代の画像符号化 第8回:画像の解析(2値化法と領域分割,直線・円の検出) 第9回:画像の認識(統計的方式,他) 第10回:CGによる画像の生成 (1) 3次元CG,モデリング(ワイヤフレームモデル,サーフェースモデル, ソリッドモデル) 第11回:CGによる画像の生成 (2) 隠面・隠線消去法(スキャンライン法,zバッファ法) 第12回:CGによる画像の生成 (3) レンダリング(シェーディングモデル,スムーズシェーディング,光線追跡法, テクスチャマッピング) 第13回:色彩情報の表現について (1) 光と視覚の基本特性(放射量と測光量,視細胞,混色と3原色) 第14回:色彩情報の表現について (2) 色の表現法(マンセル・XYZ・YCbCr表色系) 第15回:CG・画像処理に関するトピックス (b) 授業の進め方 授業中に演習を行うことがある.レポート用紙,電卓を持参すること. |
実務経験を活かした 授業内容 (実務経験内容も含む) /Course content utilizing practical experience |
松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)中央研究所において「24ビット固定小数点型ディジタル信号処理プロセッサ(製品番号MN1909)」の開発を支援した経験と松下電器教育訓練センターの技術研修「ディジタル信号処理(基礎)」の社内講師を務めた経験を基に,信号・画像のディジタル処理の基礎理論とその応用方法についての理解を進める. |
授業時間外の学習 (予習・復習等) /Preparation and review outside class |
講義内容に関連した演習課題(プログラミング課題も含む)を必要に応じて出題し,次回の講義の際にレポートを教員に提出するようにして,授業時間外の学習を行う. |
成績評価方法 および評価基準 (最低達成基準を含む) /Evaluation and grading |
(a) 評価方法 定期試験の成績およびレポートに基づく. (b) 評価基準 以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする. (1) 画像処理の基本アルゴリズムの特徴を理解しており,具体的な数値例に対して計算ができる. (2) CGの代表的なアルゴリズムの特徴を理解しており,簡単な数値例に対して計算ができる. (3) 画像処理・CGの基本的な用語に関して簡単な説明ができる. |
オフィスアワー: 授業相談 /Office hours |
・小田 弘教員:東3号館925室,木曜日の16:00-17:00. Eメールで予め連絡して下さい. |
学生へのメッセージ /Message for students |
画像処理,CG,色彩工学の分野に興味のある学生は,「画像処理工学」の講義を是非とも受講して下さい. |
その他 /Others |
なし |
キーワード /Keyword(s) |
画像処理,標本化・量子化,空間フィルタ,直交変換,画像符号化,ハフ変換,パターン認識,CG,モデリング,レンダリング,色彩,表色系 |